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気功と言葉|盛鶴延先生に教えてもらった「きれいな心」についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日
19-21時に
東京の自由が丘で開催されています。

その日は
少し早く着いたため、
盛鶴延先生はまだ来ておらず、
40-50代の男性と2人でした。

ぼーっと待っているのも
手持ち無沙汰なので、
どちらからともなしに
両手を前後にふらふらと振る
甩手1をしながら
雑談を始めました。

そして
折角なら、彼に
盛鶴延先生のお話、言葉で
特に心に残っているものを
聞いてみようと思ったのです。

最近、
このブログを
書くようになってから
私は私なりに
盛鶴延先生の言葉を
以前より真剣に
受け止めるようになった気がします。

そうして
気にかけるようになると
今まで自分が
どれだけ多くの言葉やお話を
聞き流していたのかにも
気づきます。

逆に、
同じ場所で同じように
盛鶴延先生のお話を聞いていても
人それぞれ全く
受け止める内容は違います。

なので、
彼がどんな盛鶴延先生の言葉を
心に留めているのか
聞いてみたくなったのです。


「盛鶴延先生の
 お話や言葉で
 特に
 心に残っているものって
 何ですか?」

彼は
あぁ、という感じで
すぐにこう教えてくれました。

「たくさんあるのですけど、
 今、
 一生懸命
 勉強しているというか
 考えている言葉は

 『きれいな心』

 ですかね」

きれいな心??

えっ?


質問しておいて何ですが
私はとても気楽な感じで聞いたのです。

それこそ
甩手1をしながら
両手をフラフラふらふら振りながら
何かありますかね?
という感じで
ものすごくラフに。

だから

きれいな心。

という
直球ド真ん中の言葉が返ってきた時、
やばい。
これは
甩手なんかをふらふらしながら
聞いている場合じゃないぞ!

と思ったのですが、

結局、お互い、
ずっとふらふら甩手しながら
話を聞いていました。

彼は元々、
武術をされている方です。

気功を習い始めたのも
武術のためだそうです。

かなりのレベルの方だと
思うのですが、
ある時、
壁にぶつかったそうです。

その時、
この壁を破り
もっと上のレベルに行くためには
武術の稽古だけではだめだ。

気功か宗教か。
何かそういう世界を
学ばなくてはだめだ。

そう思ったそうです。
そして色々な気功老師を探して
最後、
盛鶴延先生に辿り着いたそうです。

そう考えると、
そんな彼が

「きれいな心について
 考えている」

と言うのも
なるほどなと思います。

彼になぜこの言葉に
惹かれるのか尋ねました。

すると
こう教えてくれたのです。

「盛鶴延先生は
 おっしゃったのですよ。

 きれいな心だと
 神様は助けてくれるって。

 それからずっと
 きれいな心って
 なんだろうって
 考えています」

今回は
盛鶴延先生に教えてもらった
「きれいな心」について
お伝えします。

***

彼は
こう話を続けました。

「そもそも
 きれいな心って
 どんな心なのか
 難しいのですよね。

 だから、
 いろいろな
 宗教の本とかも読んで
 宗教では
 きれいな心を
 どういう風に
 説明しているか
 勉強したりしています」


ええっ!

そこまで調べるんだと
びっくりしました。

私も
盛鶴延先生から
中国語で故事などを
教えていただいた時は
調べます。

老子の言葉と聞けば
老子の本を
読んでみたりもします。

しかし、
彼ほど
網羅的にというか
本格的に
調べていません。

うわぁーー。
覚悟が違うな。

盛鶴延先生は
「きれいな心」
という言葉を
ある日の教室が始めの方で
何気なく
さらっとおっしゃったそうです。
そしてすぐに
次の話題に移ったそうです。

だから、
その言葉を聞き留めた人は
もしかしたら
そう多くなかったかもしれません。


「盛鶴延先生って
 大切な言葉を
 結構さらっと何気なく
 言われるのですよね」

そう言いながら
笑っていました。

そして
こう話を続けました。

「きれいな心って 
 きっと
 気功をしている時
 だけのことじゃないと
 思うのですよ。

 これって
 24時間。
 生きている間、ずっと
 きれいな心でいる
 修行をすること
 だと思うのですよ。

 よく盛鶴延先生は
 陰徳が大切と
 言われるじゃないですか。

 それと
 同じだと思うのです。

 でも
 きれいな心で
 24時間過ごすことは
 難しいですよね」

「でも気功って
 結局、
 そういうことなんだなって
 思っているのです。

 気功をしている時
 だけが
 気功の練習じゃない。

 気功をしている時も
 していない時も
 気功の練習なんだなって」


私たちは
そんな話を
誰もまだ来ていない
気功教室で
甩手1をふらふらしながら
していたのですが、

ちょうどその時、
盛鶴延先生が
いらっしゃいました。

盛鶴延先生は
教室にいらっしゃると

こんにちわ。

といって
教室が始まるまで
その場にいる人たちと雑談

ーーー
本当に雑談です。
大谷翔平選手がすごいね
とか、
楽しい俗っぽい雑談です。
ーーー

をするのですが、

その日は
私たち2人の様子を
一瞬見た時、
ぱっと「気功の先生」の
盛鶴延先生の顔になって

どうぞ。どうぞ。
話続けて。

とおっしゃったのです。

もちろん
盛鶴延先生は
私たちの話を
聞いていた訳ではありませんし、

内容をご存知のはずはないのですが

教室にいる私たちを
見た瞬間に
私たちが話していた内容は
全てわかられたのだろうなと

と、
その盛鶴延先生の
顔を見て思いました。

そして
話を続けなさい、
と言われたということは、

私たちが話していたことは
間違えていない。
ある意味
よい雑談だったのだよ
とおっしゃってくださった気がしました。

もちろん
盛鶴延先生が
いらしたので
私たちはすぐに話をやめ、

盛鶴延先生と一緒に
いつもの
他愛もない
俗っぽい雑談を
始めたのですが、

この一連の出来事も含めて
私にとって

「きれいな心」

は忘れられない言葉に
なりました。

では、また!

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