見出し画像

気功と三焦|誰でも簡単にできて気持ちよい「ぶらぶら気功」をお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日のことです。

気功仲間と
「毎日、どんな感じで
 気功をしている?」
という話になりました。

彼は50代の男性で
パソコンに向かっての
デスクワークが多いそうです。

そのため、
仕事の合間に
目や肩、腰の疲れを流すため
ちょこちょこと
気功をしているそうです。

「僕は
 水泳もしているので
 基本的に肩こりとかは
 ないのですが、

 それでも
 パソコンにずっと
 向かっていると
 目も肩も腰も
 固まる感じがします。

 そんな時、
 休憩がてら
 ぶらぶら気功を
 ちょこちょこ
 していますね」

という彼の話を聞いた時、

へぇー。
そうなんだぁ。

と、平静な顔をして(多分!)
聞いている風を装っていましたが、
実は内心、
驚いていました。

というのも
彼がちょこちょこと
しているという
ぶらぶら気功は
私にとって
少々因縁?のある気功だったからです。

その因縁のお話をする前に
少しこのぶらぶら気功について
お話しますと、

ぶらぶら気功とは
身体を脱力して
ぶらぶらと揺さぶる気功法です。

具体的には

身体の前で
両手で円を
作るようにします。
(両手はくっつけません)

そのまま
両手をお腹の前に下ろします。
(両掌は上向きです)

そのまま
全身の力を抜いて
上下にぶらぶらさせます。

両手も
全身のぶらぶらに任せて
ぶらぶら上下に揺らします。

ただこれだけです。

とにかく
全身の力を抜いて
ぶらぶらするだけの
とても簡単な気功なのですが

これが
全身の力が抜けて
気持ちがよいのです。

身体の邪気が溶けて
足裏から出ていく
イメージを持ちながらやると
尚、気持ちよいです。

今回は
誰でも簡単にできて気持ちいい
ぶらぶら気功にまつわるお話を
お伝えします。

***

私が初めて
ぶらぶら気功という
気功法を聞いたのは
意外な場所でした。

出版社の集まりの会で
ある編集者の方に

「どんな本を
 作っているのですか?」

と尋ねられた時のことです。

前にもちらっと
このブログで書いたことが
ありますが、

こういう時、
「気功の本です」
とお答えしても、

だいたい
「キコウ? 紀行? 奇行?」
という感じの
微妙な反応になるので
今回もきっと
そういう感じだろうなぁと
思いながら、一応

「気功の本です」

とお答えしました。

すると彼女は

「えっ!
 気功の本ですか!」

と、食いついてきたのです。
しかも好意的に!

気功の本と伝えて
好意的に食いつかれたことが
この時初めてだったので、
私の方がびっくりしてしまって

「は、はい。
 あの中国の気功です・・・」

と一応、
間違えていないよね。
紀行じゃないよ。
気候でもないよ。
と念を押すと

「そうですか。
 どんな内容なのですか?」

と更に興味を持って
聞いてくださるのです。

な、なぜに
これほど興味を…?

私の方が
きょときょとしてしまって、
つい質問しまいました。

「気功をご存知なのですか?」

すると
彼女はこう話してくれたのです。

知り合いのデザイナーが
唯一、毎日欠かさずやっているのが
両手をこうして
(とぶらぶら気功の形をして)
身体をぶらぶらさせる気功なのだと。

しかも彼は
他に運動らしきものは
一切しないのだけど、
この気功だけは
毎晩、寝る前に
どんなことがあってもしている。
それで体調を保っていると。

彼女の口ぶりからして
そのデザイナーの方は
きっと才能豊かな方なのだろうなと
思いました。

だからこそ彼女も
そんな彼が
毎日欠かさず
やっているというから
気功に興味を
持ったのだと思います。

ただ、
私は彼女に
その話を聞いた時、
ぶらぶら気功というものを
知らなかったのです。

私の記憶では、
盛鶴延先生から聞いたことが
なかったからです。

でも
彼女の話を聞いて
俄然興味が湧きました。

しかし
盛鶴延先生が
教えていないということは
きっと流派が
違うのだろうなと思い
敢えて
盛鶴延先生に
ぶらぶら気功について
お伺いすることはありませんでした。

それが!

彼女から
ぶらぶら気功について
聞いてしばらく経った
ある日の気功教室でのことです。

何かの話の流れで
盛鶴延先生が突然


私は毎晩
寝る前に必ず
ぶらぶら気功を
200回しますね。

ぶらぶら気功を
するのを忘れて
ベットに入ったとしても

あっ、忘れてた!

ともう一度起きて
ベットの脇でやります。

これをすると
上焦、
中焦、
下焦
の三焦がつながります。

だいたい
200回ぐらいすると
ゲップがでるので
それが目安ですね。

ほとんどの病気は
この三焦が
詰まっていることから
きています。

だから寝る前に
このぶらぶら気功をして
三焦の詰まりを流すことは
大切ですね。


えーーーー!!!


それまで
自慢ですが(!)
10何年以上
盛鶴延先生の
気功教室に通っていて
一度も教えてもらったことが
なかったのに、

今、このタイミングで
教えてくださいますか!?


因みに
三焦とは
五臓六腑の六腑の1つです。

三焦は、
気と水の通り道で
五臓六腑に
送りだす働きがあります。

対称となる臓器はありませんが、
上焦は心・肺、
中焦は脾(胃)、
下焦は肝・腎
に分布していると
中医学では考えています。

しかし、
しかし、ですよ。

もし、知っていたら
彼女から
ぶらぶら気功の話を聞いた時、
もっと
盛り上がれたのに〜!!!

と思った反面、

気功仲間は

「昔から毎日
 隙間時間にやっている」

と言うわけですから、
驚いたわけです。

ぶらぶら気功。
確か
盛鶴延先生は
だるま気功とも
おっしゃっていた気がしますが、
記憶が定かではありません…。

でも
その日から
寝る前に
するようにしています。

ケポッと
ゲップが出る感じが
ちょっと気持ちいいです(笑)。

では、また!

====
もしよろしかったら、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。励みになります!
====














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?