見出し画像

気功と民間気功|何千年もの間伝えられてきた命の智慧、民間気功についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

気功に
民間気功というものがあります。

理屈はよくわからないけど
やるとすごく気持ちがいい。
だからお互い教え合う。
そしてお互いに健康になる。

そうしながら
何千年もの歴史の中で、
人々の間を伝わってきた
気功法だそうです。

例えば、その中の1つに
「水やお湯を飲む時の民間気功」
というものがあります。


朝、起きた時、
水や白湯を飲まれる方も
多いと思います。

いろいろ健康に良いことが
あると言われていますね。

ただ、多くの方は
そのままごくごくと飲んで
はいおしまい、
という感じですね。

でも
それでは少し
もったいないですね。

飲む時の意識が大切です。

一口、一口、
喉から
気管支を通っていくことを
意識しながら
ゆっくり飲むことが大切です。

そうして意識して飲むと
任脈(にんみゃく)が
温まり良い循環になります。

そう盛鶴延先生は
おっしゃいます。

この民間気功。

盛鶴延先生の
『気功奥義 解説書』でも
紹介しているのですが、


ちょっと気功っぽくなく

ーーー
何が気功っぽくて
何が気功っぽくないのか
自分で言っていながら
よくわからないのですが!
ーーー

少し
「おばあちゃんの知恵」的で、

誰にでもすぐに出来、
また
気楽に人に教えてあげられるところが
いいなと思っています。

そして、
一度、へぇーっと思うと
するするっと
日常生活の中に入り込んで
いつの間にか
習慣化してしまう気がします。

例えば私の場合、

朝、起きがけに
白湯を飲む時は
意識して
ゆっくり飲むように
なっているし、

いつの間にか
毎晩寝る前に
両手でお腹のおへそ辺りを
99回
左回し(男性は右回し)で
マッサージする
「お腹をマッサージする民間気功」
も習慣になっているし。

なんだか
いつの間にかするするっと
習慣化されています。

このするするっと
生活の中に入り込んでくる、
という感覚は
私以外の方もそうみたいです。

ある日の気功教室で
『気功奥義 解説書』を
読みましたと
話しかけてくださった
女性の方がいました。

彼女が
開口一番言ったのが、

「あの、太陽のエネルギーを
 背中から身体に入れる民間気功。

 すごいですね」

だったのです。

その理由を
こう教えてくれました。

「最近、
 人事異動で
 仕事が変わって
 部署を移動したのです。

 新しい仕事は
 前からやりたかった
 仕事なので
 それ自体は良かったのですが、

 新しい部署の席が窓際で、
 午後になると
 直射日光が
 燦々と入ってきて
 眩しいのです。

 だから
 午後になると
 シャーっと
 ブラインドを下ろして
 暗くしていたのですが、

 盛鶴延先生の本を読んで、
 そうか。
 午後の
 太陽のエネルギーを
 背中に浴びると
 身体に良いのかっと思って。

 それ以来、
 午後の太陽、ウエルカム!
 になってしまって(笑)。

 お昼休みとか
 太陽のエネルギーを
 背中にたっぷりと
 浴びているんです」


今回は
何千年もの人類の歴史の中で
伝えられてきた命の智慧、
民間気功についてお伝えします。

***

盛鶴延先生は
民間気功を

人類の生き方の智慧、
日常生活の
命の智慧だと思う。

とおっしゃいます。


その1つ1つは
とても簡単で
知ると
誰でもすぐにできます。

やると気持ちいいし
調子がよくなるから
つい人に教えてしまう。

そしてどれも
日常生活の中に
当たり前に
すーっと溶け込んでしまう。

気功をしているという
意識すらない
そんなものが多い気がします。

盛鶴延先生は
本では13種類を
教えてくださいましたが
本当はたくさんあるそうです。

この13種類ぐらいをすれば、

といっても
全てをする必要はありませんし、
自分に合っているもの、
気持ちがいいなと思うものだけを
すればよいのですが、

やると
皆さんの健康を
助けてくれると思います。

私も全てはやっていませんが
先程の
朝の白湯の飲み方など
いくつかは
すっかり意識に
入り込んでいます。


ところで、
この白湯の飲み方に
関連するのかしないのか
よくわからないのですが、
ひとつ思い出があります。

ある日の
気功教室のことです。

コロナ以降は
なくなってしまったのですが、
以前は
気功教室の帰りに
みんなで近くのお店に
夕食を食べに行っていました。

誰でも行きたい人が参加できる
とても自由で気楽な食事会です。

その日もいつものように
気功教室の帰りに
みんなで近くのお店に行って

大いにしゃべって
大いに食べて飲んで
楽しく盛り上がりました。

そして、
そろそろお開きにしましょうかと
皆が席を立ち始めた時のことです。

ふと何気なく
盛鶴延先生を見ると、
ゆっくり
静かに
先生のコップに
僅かに残っていたお湯を
綺麗に飲み干されていたのです。

あれっと
一瞬思いましたが、
それ以上
気には止めませんでした。

ただ、
私が盛鶴延先生の
その様子を
見ていたことに
気づかれたのでしょう。

お店を出た後、
盛鶴延先生は
ぼそっと小さな声で
こうおっしゃったのです。

私は
コップに飲み物を
残さないように、
全て飲むように
しているんだよ。

将来、
年を取った時、
水が飲めない。
喉が乾いて困る。
そういうことが
ないようにね。

そして
ふっと優しく笑われたのです。

ただそれだけの話なのですが、
その時、
これが気功なんだな
と思ったのです。

何となくですが、

白湯を飲む時
ゆっくり
意識しながら
飲んだり。

自分がカップに
注いだ飲み物は
最後まで
きちんと飲み干したり。

そういう
日常生活の
ひとつひとつの
意識、行動に、
気功の
とても大切なものが
ある気がしたのです。

とはいえ、
よく少し白湯やお茶を
残してしまうのですけどね。

うーーっ。

では、また!

====
もしよろしかったら、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。励みになります!
====



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?