見出し画像

気功と角度|気功をする時、角度を少し変えるだけで、気の流れが変わってきます。


中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室のお話し、参加者の体験談、『気功奥義』シリーズを編集しながら教えてもらったことなど、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***


気功は
中国5千年の歴史からなる
健康文化のひとつで、
自分の健康を自分で守るための方法です。

歴史的には鍼や指圧などよりも
ずっと古いものです。

世の中にはいろいろな
健康法がありますが、
気功の大きな魅力のひとつは、
何千年も受け継がれてきた
ということでしょう。

何千年も
受け継がれてきたということは
何千人も、
何億人もの人達が
その効果を認め、
受け継いできた
ということだと思います。

そんな気功は
動作は易しく簡単なので、
形を真似するだけでしたら
誰でもすぐに出来ます。

でも形だけを真似しても
そのやっていることの意味、
そしてルールを理解しないと
効果がありません。

その意味、ルールが
いわゆる奥義と言われるものですが、
なかなかその奥義を
自分で極めるのは難しい。


盛鶴延先生ご自身も、
ご自身の知識は
自分だけの知識ではない。

盛先生の先生、
その先生、
またその先生から
受け継がれてきたもの

だとおっしゃっています。

そんな
何世代にも渡って
受け継がれてきた
多くの気功法と気功奥義。

そこには
多くの貴重な教えがあるのですが、

そのひとつに
角度に関する奥義
があります。

今回は
そんな角度に関する奥義のお話です。

***

まず
角度の奥義のお話をする前に
次のブログの扉のイラストを見てください。


当初のブログ扉案

こちらの扉は
このブログの連載を始めるにあたって
作ったものです。


実は
このブログを始めるにあたって、
扉のイラストをどうしようかと
考えていました。

当初は全く違うイラストや写真を
使おうと思っていて、
実際、最初の頃はそうしていたのですが、

途中から
盛鶴延先生の著書
『気功革命』の表紙のイラストなどを
使わせていただくことにしました。


ーーー
因みに
『気功革命』の表紙のイラストは
盛鶴延先生のお兄様で
中国当代美術家の
盛鶴年先生のものです。
ーーー


そして
左側にタイトルを入れて
右側に站桩功(たんとうこう)の
イラストを入れる感じで
先程のような扉を作って見たのです。

出来上がった時は
うんうん、
と満足していました。

でも、盛先生に出来上がった扉を
お見せしたところ、
下記のように修正いただいたのです。

ブログ扉案(修正いただいた後)



びっくりしました!


この違い。
お分かりになりますでしょうか。



並べて見ると一目瞭然です。



同じイラストなのに、
少し角度を変えるだけで
全く気の流れが
違って感じます。



こうして比較してみると、

一方は
天と地と人がつながっていなくて
ぽやーんと浮いているように感じます。

しかしもう一方は
天と地と人がつながっていて
力強さを感じます。

そして
一方は
気が流れておらず、
一方は
気が流れている。

そんな気がします。

全く同じイラストでも
少し角度を変えただけで
これだけ違う印象を与える。

驚きました。
そして

これが気功の奥義なんだ!


と感じました。


***


よく盛先生は

気功の奥義を理解した上で
練習するのとそうでないのは、
結果が違ってくる。

とおっしゃっているのですが、

確かに

左の形で站
をし続けるのと
右の形で站
をし続けるのでは

全く結果が違ってくる気がします。


***

さて。
この2つの站桩功の違いを知ると、
実際自分で家で練習をしている時、
自分が正しい角度で
站桩功をしているかどうか
不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

でも安心してください。

実は
自分で站桩功を練習する時のアドバイスも
盛鶴延先生は著書の中で
教えてくださっています。

横から見た時、

爪先と
曲げた膝の先と
目の位置が

ちょうど一直線になるように
立ちます。

盛鶴延著『気功革命 秘伝奥義 集大成』P103


ぜひ、自分の站桩功の姿を
鏡で見てチェックしてください。



では、また!


====
もしよろしかったら、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。励みになります!
====




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?