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気功とペース|周りは全て無視し、自分のペースを守ることの大切さについてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

地方に住んでいる友人が
東京に遊びに来た時、
東京の人達の
歩くスピードの速さに
驚いていました。

ある調査によると
歩く速さは
大阪がダントツ世界1で、
続いて
東京が第2位なのだそうです。

すごすぎるぞ、日本人!

ずっと
東京で生活していると
このペースで歩くことが
当たり前に
なってしまっているのですが、

友人に言われて
歩行速度を
気にしてみると、

なぜそんなに
速く歩かねばならないのだ!

と思うぐらい速いです(笑)。

でも長年、
その中で生活していると
知らず知らずのうちに
世界2位の
スピードに合わせて
歩くようになっているのですね。

歩くスピードに関わらず
知らぬうちに
周りのペースに乗っていた、
ということは
よくあります。

また
無意識に、
身体のペースを聞かずに
行動していることも
よくあります。

ある日の
気功教室の帰りのことです。

いつもは
すっすっすっと
歩かれる盛鶴延先生が、

その日は
一歩一歩
ゆっくり歩かれるのです。

「急にどうされたのだろう?」

少し心配になったのですが、
そんな私の様子を見て、
盛鶴延先生は

人に合わせることはやめて、
自分のペースで
歩くことにしました。

今の私のペースは
ぱっ、ぱっ、ぱっではなく
ぱーっ、ぱーっ、ぱーっだね。

その、
今の自分のペースで
歩くことにしたのです。

食べるのも同じ。
人と合わせるのではなく、
自分のペースで食べる。

周りは
全て無視して、
自分のペースを
守ることにしました。

そうすると
健康にいいね。

そうおっしゃいました。

今回は、
周りは全て無視して、
自分のペースを守ることの
大切さについてお伝えします。

***


気功の特長は、

動作、呼吸、意識
の3つを同時に行うこと

です。

自分の
呼吸に合わせて
ゆっくり動作を行います。

例えば、
甩手(セイシュ)という
両手を前後に振る気功法
があるのですが、

この時、
両手を前後に振るスピードは
人それぞれです。

目安としては
1分間に50-60回程度ですが、

若い方はもう少し速く、
年配の方は
もう少しゆっくりなど
年齢や体調に合わせて
振るよう
本でも書かれています。

ただそうは言っても、
自分のペースは
なかなか
わからないものです。


盛鶴延先生の本を読んで
気功教室に来ました!

という方で
意外と多いのは、

例えば、
甩手1の
両手を振るスピードが
自分一人で
練習していたスピードと
全く違った!

という方です。

特に甩手1は
本でも

「両手を前に振った時
 指先から身体の中の邪気が
 出ていくイメージを持ちながら
 振りましょう」

と書かれているので、

邪気がたくさん出ていくように
一生懸命
ブンブン
結構速いスピードで
両手を振っていたました。

でも、
盛鶴延先生の
動作を見ていたら、
ものすごくゆっくりと、
しかも
ものすごく優しく
両手を動かしているので
びっくりしました。

そういう声を
よく聞きます。

気功は
自分のペースで
すればよいので、
何がよい、悪いは
基本的にはないと思いますが、

教室に来て
盛鶴延先生と
一緒に気功をすると、

自然と
自分のペースが
わかるようになる。

自分の呼吸と合わせて
動作をする意味が
わかるようになる。

のかもしれないなぁと
思いました。

***


盛鶴延先生は
あの日を境に
すぱっと
歩くスピードを
ゆっくりにされました。

一方で、
気功教室で
お話しされている最中に
ぱっと見せてくださる
カンフーは
相変わらず
キレッ、キレッです。

でも、
歩くスピードが
今の自分のペースは

ぱっ、ぱっ、ぱっではなく
ぱーっ、ぱーっ、ぱーっ

だと思ったら、
ぱっと切り替えられる。

周りは無視だね。

人に合わせたらダメだね。
自分のペースを
守ることが大切だね。

そう言われて
ぱっと自分のペースに
切り替えられる。

そんな
盛鶴延先生の姿を
見せていただいていたせいか、

いつしか
私も普段の
自分の歩くペースを
意識するようになりました。

小さなことですが、
毎日、毎日、

自分のペースで歩く。
自分に正直に歩く。
自分の呼吸で歩く。

ということは
大切な気がするからです。

そんなある日、

その日は
考えることが色々あって、

無意識に
電車から降りて、
無意識に、
周りのスピードに乗って
ものすごい速さで
歩き始めていました。

そして
だっだっだっだっと
エスカレーターに
乗ろうとした時、
ふっと気づいたのです。

あれっ?
なんで、こんなに
急いで歩いているんだっけ?


常に
自分のペースを守るって
難しい!

では、また!

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