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気功を始める時、合掌をし、陰と陽の気を合わせます。これが簡単なようで難しい。でも本当の合掌ができれば、第3のパワーが出ます。

中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室のお話し、参加者の体験談、『気功奥義』シリーズを編集しながら教えてもらったことなど、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

気功を始める時、
まず、両手を合わせて合掌をします。

女性は左手が陰、右手が陽。
男性は左右逆です。

合掌して、
陰の気と陽の気を合わせて
ひとつにしてから気功を始めます。

合掌は、
誰でも日常的に行なっている動作です。

日本人なら
子供の時から
食事の時、
いただきます
と合掌をします。

この誰もが当たり前に行なっている合掌ですが、
本当に合掌をするのは
実はとても難しいのです。

でも本当に合掌することができれば
第3のパワーが出ます。

今日は
そんな合掌についてのお話しです。


***

先日の気功教室で、
合掌についてのお話しがありました。

気功を始める時、
合掌をしますよね。

でもこの合掌はとても難しいですね。

何が難しいかというと、
陰の気と陽の気を合わせて
ひとつにすることです。

だいたい人間は
陰の気か陽の気か
どちらかが
多かったり少なかったりしますので、
なかなか陰の気と陽の気を
50対50で
合わせることができません。

でももし本当に
陰の気と陽の気を
50対50で合わせて
合掌することができたら

陰でもない、
陽でもない、
ゼロパワー、
第3のパワーがでます。


人間は、
なかなか陰と陽が
50対50になりません。

だいたい
55対45
とか、
60対40
とか、
どちらかが強くてどちらかが弱い。
常に陰と陽の間で揺れています。

でも、
気功の修行をしていくと

だんだん
55対45が
52対48
51対49

50対50に
近づいていき、

陰の気と陽の気がひとつとなり
ゼロをつくれるようになるそうです。

そうなると

陰でもない、
陽でもない、

ゼロパワー、
パツンと真ん中の道、
第3のパワー

が出るそうです。


***

この
陰と陽の間を揺れる
という感覚は
日常生活でもよくあることだと思います。

右か左か。
常に悩みながら
決断を迫られ
右と左の間で揺れています。

でもそれが人間で、
最初から
パツンと真ん中のまっすぐの道を行けるのは
神様だけだそうです。

悩みながら
揺れながら
右に左に。

でも、
そうして揺れながら
52対48
51対49
としていると

ある時、突然、
パツンと真ん中の道が出てくる。

***

実は、
私は一度、
この感覚を体験したことがあるのです。

今から5年程前、
27年間勤めていた会社を
辞めるか、続けるか
悩んでいた時です。

朝起きると
うーん、やっぱり辞めよう。

でも夜寝る前には、
うーん、やっぱり続けよう。

27年間も務めていた会社だけに
そう簡単に結論が出ません。

何か月か、
ずっと
辞めるか、続けるか
揺れながら
悩んでいました。

でもある日の朝、
突然、
本当に突然、
パツンと真っすぐな真ん中の道が
見えた気がしたのです。

その道は
辞めるでもない、続けるでもない
第3の道のように思えました。

確かに結果からいうと
辞めるという選択をしたのですが、

あの時見えた気がする
パツンとした真ん中の道は
そのどちらでもない
別の次元の辞めるという道
だった気がするのです。

もちろん、これが
盛先生のおっしゃる
パツンとした真ん中の道、
と同じようなことなのかは
私にはわかりませんが、

でも盛先生の
お話をお伺いした時、

あの日の朝の自分の体験を
思い出しました。


陰の気と陽の気を
合わせてひとつにする。

陰陽合一し、ゼロをつくると
自分の身体の気と
周りの宇宙のエネルギーが合わさり
良い波動がきます。

気功は
1+1=2
ではなく
1+1=ゼロ(ゼロパワー)
なのです。

この合掌の真髄を知ると
毎日、気功を始める時、
合掌をすることが、
とても大切に思えます。

ではまた!

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