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気功と方便|人それぞれ悟る方法が違う気功の方便法についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

盛鶴延先生は
以前、
フランス人の
生徒さんの招待で
フランスに気功を
教えに行かれたことがあります。

その時の様子を
楽しそうに
お話してくださいました。

フランス人は
面白いね。

站桩してください
って言ったら

そんな
両足を横に揃えて
立つなんてこと
できないって
言うのですよ。

(站桩功は、
 両足を肩幅に開いて
 立って行う気功法です)

えーっ。
普通に立つ時も
両足を揃えて立つでしょう。

普段は
どうやって立っているの?
って聞いたら、

そう言いながら
盛鶴延先生は
おもむろに
立ち上がって

まるで
バレーリーナーのように
足を前後にクロスして
すました風に立ちながら

こうして
足をクロスして立つって
言うのですよ。

とおっしゃったのです。

教室中
大爆笑です!

盛鶴延先生は
ご自身でも
フランス人好きね。
とおっしゃっています。

実際、何度も
フランスに招待され
教えに行かれてたそうです。

フランスの新聞の一面に
盛鶴延先生と気功のことが
紹介されている記事を
見たことがあります。

TV局まで
取材にきたそうです。

大勢の現地の方々の前で
気功書道を
披露している写真も
見せてもらいました。

フランス人は
気功とか
書道気功とか
そういう世界が好きだね。

そういう話を聞く度に、
現地で
盛鶴延先生が
気功を教えていらっしゃる場に
こそっと
参加したいなぁと思います。

なぜなら
日本人に教える気功と
フランス人に教える気功は
全く違うのだろうと
思うからです。


よく
盛鶴延先生は
気功は方便法
とおっしゃいます。

気功は
人と宇宙エネルギーの関係を
強くする方法です。

宇宙の中には
決まっている原則があります。

それを
用いて
人と宇宙エネルギーの関係を
強くする方法、
それが気功です。


宇宙エネルギーとの関係は
誰でもできます。

ただ、
宇宙と人間の関係を
学ぶ方法は
人それぞれ違います。

その時々、
その人、その人に
合った方法があります。

個人個人
悟る方法が違うのです。

気功は方便法ですね。

盛鶴延先生は
その時集まった
フランス人の方々にとって
一番よい方法を
教えられたのだと思います。

事実、
フランスでは
書道気功を
教えられたと聞きますが、

普段の日本の気功教室では
書道気功は披露されません。

私も
盛鶴延先生の書道気功を
実際に見せていただいたのは

『気功革命 秘伝奥義 集大成』の
出版記念パーティの時だけです。

ーーー
 書道気功。
 ものすごかったです。

 安易に言葉で表現するのも
 はばかれるような
 ものすごいエネルギーを
 感じました。

 いつか機会があったら
 その時の様子を
 お伝えしたいと思います。
ーーー

きっと
盛鶴延先生は
その時集まった
フランス人には
書道気功、
芸術気功から
教えるのがよいと
思われたのだろうなと
想像しています。

今回は
人それぞれ悟る方法が違う
気功の方便法について
お伝えします。


***


気功の本を
編集しているというと
一番聞かれる質問は

「気功ってなんですか?」

です。

実は
この質問、苦手です。

「気功って何ですか?」
と聞かれて
相手にわかりやすく
お答えするのは
なかなか難しいからです。

特に初対面の方だと
相手のバックボーンが
わからないので
どのように
どの程度
お話すればよいものなのか
わかりません。

それでも
日本人の場合は

「気」
という言葉を
日常的に使っているので
そこから
お話していくことが
多いのですが、

ある時
イタリア人の方に
「気功って何?」
と聞かれた時は
本当に困りました。

「気」
ってわかるのだろうか。

この見えない世界を信じる
という感覚を
どこまで
理解してもらえるのだろうか。

そんなことを
うわぁーっと
思っているうちに
結局
何も伝えられませんでした(涙)。

一方、
中国、黒竜江省ハルピン出身だという
中国人の方に同じように聞かれて

「気功の本を編集している」

と言った時、
彼女は
さも当たり前のように
へぇー。そうなんだ。
とすっと受け止めてくれた上、
こんな話をしてくれました。

「私が小学校の頃
(彼女は現在50代後半の方です)

 体育授業で
 体育の先生が
 気功を教えてくれていました。

 両手を近づけたり
 遠ざけたりする
 気功法があるでしょう」

と言いながら
香り気功の
初級の最初の動作

粘土を練るように
気を伸ばしたり
小さくしたり
気を練りながら
気をつくる動作を
してみせてくれながら

「この気功法を
 生徒みんなに
 教えてくれて。

 本当に
 気が集まるじゃないですか。

 その集まった気を
 他の友達に投げたりして
 遊んでいたんです」

す、すごすぎる!!
さすが中国!

これらは
私の拙い経験ですが、
それでも
私が出会った
何人かだけでも
そのバックボーンが
全く違います。

その全く違う相手
一人一人に
合った方法で
教えていくというのは
すごいことだなと
思うのです。

だからこそ、
尚一層、
盛鶴延先生が
フランスで
どんな風に教えられるのか
見てみたいなと
思うのです。

もしいつか
その場に参加できたら
私もフランス人と一緒に
足をクロスして立ちながら(笑)
話を聞いて。

きっと
ものすごく
楽しいだろうなと思います!

では、また!

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