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気功と時間帯|子の刻(23時〜1時)に練習すると、会陰から気を昇らせやすくなります。

中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室のお話し、参加者の体験談、『気功奥義』シリーズを編集しながら教えてもらったことなど、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

気功を練習していると、
本当はいつ気功をした方がよいのだろうと
気功を練習する時間帯が
気になったりしませんか。

お寺の修行僧の方などの様子を
ドキュメンタリードラマなどで見ていると、
だいたい、朝の暗いうちから、
午前3時ぐらいなどから
修行を始めていらっしゃいます。

確かに、
修行僧の方で、
真昼間に修行をされている方は
あまり見たことがない気もしますね。

では、
気功はいつ練習するのがよいのでしょうか。


気功的にいうと、
朝は「生」、生きている時間なので
午前3時から正午ぐらいまでが
気功をするには良い時間なのだそうです。

ただこれは
毎日1時間とか2時間とか
気功の練習を行うのであれば、
という話なので、

「そんなに毎日練習するわけでもないよ」

というのであれば、
練習するのに
良い時間を探す必要は感じないですね。

と盛鶴延先生もおっしゃっています。


なので、
最初は、いつ練習したらよいのだろうとか
厳しく考えず、
まずは練習していって、
どんどん身体の感じが出てきたら、
その段階で
時間のことを考え始めればよいみたいです。


***


ということが大前提ですが、
気功と時間帯について
もう少しお話しますと、

地球のエネルギーが
変わる時間は
深夜の23時〜1時だそうです。

いわゆる
子の刻ですね。

この子の刻は、
地球が夜から昼へと入れ替わる時間、
日付が変わる時間です。

子、午、寅・・・の12支も
から始まりますよね。

因みに、
盛鶴延先生は
指の関節を使って
子、午、寅・・・と数えられるのですが、
「子」 の位置は薬指の付け根の関節で、
そこから、子、午、寅・・・と
数えていかれます。

また因みにですが、
中国では年越しに
水餃子を食べる風習があるそうですが、

「更歳()交子」(子の刻に年が変わる)

「子」は子の刻で、
「交」は中国語で「餃」と
 読み方が似ているので、

年越し、子の刻
一家団欒で水餃子を食べながら
「旧を送り新を迎える」
のだそうです。

昔の人は
よく知っていたのですね。

ということで、
話は少し脱線しましたが
子の刻です。

この地球のエネルギーが変わる
子の刻

この子の刻
身体の会陰(えいん)が開くそうです。

会陰は
全ての陰の気が合うところです。
丹田の口で
とても大切な部分です。

瞑想法では、

小周天呼吸法でも、
大周天呼吸法でも、

この陰の気が集まる会陰を熱くし、
会陰から気を昇らせるところから始まります。

会陰が熱くなり
陰の気が背中を昇ることで
天の陽の気を降ろすことが
できるのです。

この大切な会陰が
子の刻に開くのだそうです。

この子の刻、
深夜23時から1時は
とても重要な時間帯です。

深夜23時は
オリンピックでいう点火の時間です。

点火される部分は会陰です。

この子の刻は
会陰が点火されるため
熱くなりやすく、
温かい感覚がわかりやすいのです。

そう盛鶴延先生はおっしゃいます。

となると、
折角、練習するならば
会陰が点火される時間、
温かい感覚がわかりやすい時間である
子の刻に練習すると
よいかもしれない。

ね。


しかし!

23時から気功の練習をしたいと思っても、
例えば、仕事で朝が早い方だと
23時から気功を練習するのは
難しいかもしれませんし、

逆に夜、残業などで帰りが遅い方は
子の刻に家で気功の練習をするのは
難しいかもしれません。

因みに知人は
「夜はお酒を呑むので
 気功の練習は無理」
と言っていました(笑)。

かく言う私も、
以前の仕事は
朝の5時か6時には起きないと
間に合わなかったで、
23時から気功をし始めると、
睡眠時間が短くなってしまうため
無理でした。

でも、
こんなおいしい時間帯を
みすみす逃すとはもったいない!


そう思っていた時、
ある時の気功教室で
盛鶴延先生が、
ふと、こんなお話をされました。

鍼灸などの
治療をされている方は
よくご存知かと思いますが、

身体の中の
気、穴、経絡の流れと
時間帯は関係がありますね。

時間帯によって
開くツボ、活発になる経絡があります。

その活発になる時間に
治療するのが最も効果的と言われていますね。

でも、
これは儒教的な考え方ですね。

道教は違います。

と言いながら
左手の薬指の付け根を押されました。


道教では、
自分でそのタイミングを作ります。

‼️

そうなのです。

最初の方でも言いましたが
指で12支を数える時、
薬指の根本の子の刻から始まります。

つまり
その子の刻である
薬指の関節をぐっと押して

ーーー
ちなみに
男性は左手の薬指、
女性は右手の薬指です。
ーーー

今は子の刻だと
自分の意識で
子の刻をつくれる

のです。

道教。
恐るべし。


では、また!

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