見出し画像

気功と陰の時間|仕事で疲れている時に言われた陰の時間と陽の時間についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の気功教室でのことです。
盛鶴延先生が
こんなお話をされました。

「時間には

 陽の時間と
 陰の時間がありますね。

 陽の時間は、

 例えば
 毎日の仕事。

 これやって。
 あれやって。
 早くやって。

 と言われながら
 1、2、3、
 1、2、3、……。

 毎日、毎日、
 同じ様な仕事を
 繰り返しているね。

と1、2、3と
数字を唱えながら
片手で指揮をするように
片手で何か片付けているような
動作をしながら
こう続けられました。

人間だものね。
仕方ないね。

でも、
そういうことを
一旦、横に置いて

コトンと座って
瞑想します。


瞑想している時間は
陰の時間ですね。

そうして
瞑想していると、

あっという間に
3時間、
経ってしまいますね。

毎日、
そうして
陰の時間を貯金すれば

1年間で
すごい貯金ができますね。

毎日3時間でなくても
1時間でも
すごく貯金できますね」

今回は
仕事で疲れている時に言われた
陰の時間と陽の時間について
お伝えします。

***

この
陰の時間と陽の時間の
お話を聞きながら
私も以前、
よく盛鶴延先生に言われた
言葉を思い出しました。

あれは、
私が気功教室に通い始めて
まだ1年にも満たない頃の
ことだったと思います。

何回か通ったら
見てもらえるという
オーラ診断をしてもらいました。

盛鶴延先生と対峙するような形で
座布団に座ります。

他の生徒さん達は
盛鶴延先生の横に並んでいます。
つまり
診断してもらう私は
先生と生徒の皆さんと
向かい合う感じで座ります。

そして
オーラ診断が始まったのですが、

普段のオーラ診断の場合、
盛鶴延先生は
最初の数秒間、
じっとその方を
ご覧になられます。

そしてその後
色々、お話されるのですが、

私の場合は、
私を見た瞬間

疲れているねぇーー。

と。

そして、
その後も

「疲れているねーー」

と何回か言われただけだったのです。

えーーっ!!


私としては
他の方のように

「ここがこうだね」
 とか
「こういうところを
 気をつけたらいいかもね」

 とか

色々アドバイスを
しとぃただきたかったわけですが、

疲れているねーー。

の一言だけだとは!

しかも、私自身
その盛先生の言葉が
ピンときていませんでした。

なぜなら
当時、私は自分のことを
疲れているとは
全く思っていなかったからです。

確かに
ハードワークだったとは
思いますが、
仕事は好きでしたし、
毎日
楽しく過ごしていました。

もちろん、
ストレスは
ありましたけど
程よく発散していたつもりですし、

人からも
「いつも元気だね」
と言われていました。

なので、盛鶴延先生に

疲れているねーー。

と言われるとは
思っていなかったのです。

おかしい。
なんで
疲れているって言われるんだ?

なので、
ふーん。
と無視することにしました(笑)。

というのも、
今から思えば、
どう受け止めてよいのか
わからなかったのです。

考えることも、
受け止めることもできず、
かといって
忘れ去ることもできません。

なので、
取り敢えず、そのまま
放って置いておこうと。

でも、
当たり前ですが、
ずっと
心に引っかかっていました。

そして、
それから
十何年後、
会社を辞め、
出版社を立ち上げたのですが、

今の時間の流れは
勤めていた頃の時間の流れとは
全く違います。

盛鶴延先生の
言葉で言うと、

陰の時間が増え、
陽と陰の時間の
バランスがよくなった

気がします。

そして
今、改めて振り返ってみると
あの頃は
疲れていたんだな、
と思えるようになりました。

当時、
毎日忙しく
刺激もあり、
確かに楽しく
陽のエネルギーに満ちていました。

ただ陰の時間が少なく、
陰のエネルギーが
欠乏していたのだと思います。

そして
陰のエネルギーが
ほぼ空っぽになりつつあることすら
気づいていなかったのです。

***

時々、

「よく思い切って
 仕事を辞められましたね」

と聞かれることがあります。

もちろん、
一番の理由は
盛鶴延先生の本を
出版するためですが、

しかし、
どこかに、
この時の盛鶴延先生の

疲れているね。

の一言があった気がします。

なぜ疲れているのか、
その意味がわからず
受け取りきれず
無視すら
していましたが、
心のどこかで、

とても重要な言葉だ

ということだけは
わかっていたのです。

だから

何が疲れているのか
ちゃんと
向き合いたい。

という思いが
あった気がするのです。

***

盛鶴延先生は
冒頭のお話に続けて
続けてこうおっしゃいました。

毎日、
瞑想して
陰の時間を溜めていくと

溜まった時間だけ、
命が延びます。

命が強くなります。

私は気功を通じて、
皆さんに

命のこと、
生命力のことを
お伝えしてあげたいのです。

私が
疲れている
疲れている
と言われていたのは、

自分の命のことを
大切にしていなかったからだと思います。

ただ、
正直、今でも
命とは何か。
生命力とは何か。
という問いは
難しいです。

それでも、

陰の時間、
陽の時間があることを知り、

陰の時間を意識して作り、

陰の時間を溜めていくことで

私なりの
答えが見つかると思っています。

では、また!

====
もしよろしかったら、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。励みになります!
====

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?