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気功と生命|その日使った気を取り戻す瞑想法についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日の19-21時に
東京、自由が丘で開催されています。

19時からと
仕事帰りに寄りやすい時間のためか、
会社帰りの方も多くいます。

教室に来る理由は
もちろん
人それぞれなのですが、
会社勤めの方は

ストレスで
心身ともに疲れている。
疲れが抜けない。
色々試しているが
今ひとつなので
気功でなんとかできたら。

という方が多い気がします。


そんなある日の
気功教室でのことです。

盛鶴延先生は
疲れが抜けないという
40代の男性の方の話を聞きながら
こうおっしゃいました。

1日の終わりに
今日1日、
どんな日だったか
ゆっくり振り返ることは
大切ですね。

朝、目が覚めて、
何をしたのか。

朝ごはんは何を食べて、
どんな洋服を着て、
どんな靴を履いて、
そして
どんな風に歩いて
会社に行ったのか。

歩幅も
元気な時は
65cmぐらい。

でもちょっと元気がないと
63cmぐらい。

とっても元気な時は
67cmぐらい。

体調によって違いますね。
今日は
どんな感じで歩いていったのか。

瞑想しながら
ひとつひとつ
今日1日の行動を
思い出していくのです。

そうして
今日1日、
自分から出ていった気を
ゆっくり自分に取り戻すのです。

そして最後、
取り戻した気を
自分のお腹(下丹田)に
入れるのです。

そして続けて
こうおっしゃいました。

みなさんは
1日、
エネルギー、気を出しっぱなしです。

朝から夜まで
ずっと出しっぱなしで、
出した気を自分に戻していません。

そうして
毎日、毎日、
ずーっと気を出しっぱなし、
使いっぱなしで
自分に戻さなかったら、

1日ごとに
どんどん
気が無くなっていってしまいます。

そうではなく、
1日終わったら
瞑想して、
その日、1日使った気を
自分に取り戻すのです。

今回は
今日1日をゆっくり振り返り、
その日使った気を取り戻す瞑想法について
お伝えいたします。

***

その1週間、

よいことも、しんどいことも
いろいろあって、
私は疲れていました。

だから、
少しリラックスしようと思い

ぐてーっと
ゴロゴロしながら
休んでいたのですが、

なんとなく、
気が抜けないというか、
疲れが取れないのです。

そんな時、
ふと盛鶴延先生の
1日を振り返り、
気を取り戻す話を思い出し、

ロングバージョンの
1週間を振り返る瞑想を
やってみようと思いました。

ゆっくり
その週の始めから
順々に思い出していったのですが、

まず、
週初めに起きた
私にとって
とても嬉しいこと。

長年温めていた企画が
実現に向けて大きく動きだしたことを
思いだしました。

自分では
ただただ嬉しく、やった!
と思っていた出来事だったのですが、

ゆっくり思い出している時、
頭がきゅっと締め付けられる感覚を
覚えるのです。

あれ?
とても嬉しかったのに、なぜ?

そう思いながらも
順々に感覚を辿っていくと

それまでは、
ただ実現したいと思っていたことが
急に現実のものとなった戸惑い、

ずしっと感じた責任の重さ

が感じられました。

この瞑想をするまで
気づきもしなかった感情です。

へぇー。
意外と嬉しいことの方が
疲れていたんだな。

そんなことを
ひとつひとつ、
振り返っていった時、

途中からなんだか
じわっとくるものがありました。

その感情も含めて
最後、ゆっくり
1週間分の気を
しっかり下丹田に収めたのです。

***

盛鶴延先生は
気は生命とおっしゃいます。

気とは生命のことです。

気、生命を
仕事に使おうが
遊びに使おうが
不安や雑念に使おうが
人それぞれの自由です。

ただ、
気のことをよく知ると
全ての行動が
気、生命のエネルギーを
使っていることがわかってきます。

今回、
1日を振り返り
気を取り戻す瞑想法の
ロングバージョンをやってみて

身体を休めても
気持ちを休めても
使った気は
戻っていなかったんだなと
思いました。

そう言えば、
盛鶴延先生は
気功教室が終わられた後の
ちょっとした時間でも
瞑想されています。

きっと
教室で使った気を
戻していらっしゃるのだろうなと
思っています。

自分が使った気、命を
しっかりと
自分に戻す。

もちろん
全てを戻すことは
できないとしても

そういう
1日、1日を送った10年と、
使いっぱなし、
出しっぱなしで過ごした10年は
違うのだろうなと思います。

では、また!

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