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気功と真言|中国道家に伝わる「臨兵闘者 皆陣列前衛」についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

少し前の
NHK大河ドラマ、
「鎌倉殿の13人」で、

源頼朝の弟
阿野 全成(あの ぜんじょう)が
唱えた言葉、

「臨兵闘者 皆陣列前行」

これを
テレビで見た時、
おおっと興奮しました。

なぜなら、
盛鶴延先生に
教えていただき
知っていた言葉だったからです。

「臨兵闘者 皆陣列前行」

りん・ぴょう(びょう)・
とう・しゃ(じゃ)・
かい・じん・
れつ・ぜん・ぎょう。

と読み、
中国道家に伝わる真言です。

それが
日本にも伝えられ、
修験道、陰陽道などで
主に護身のための
呪文として
広がったようです。

日本の
映画・ドラマ・漫画などでも
この真言は
広く取り上げられていて、

陰陽師・銀魂・NARUTOなど
でも使われているようです。

意味は、

「臨む兵よ、
 闘う者よ、
 皆 陣列べて
 前を行け」

いうものなのですが、
問題は、

誰が
私の前に陣列を組んで
私を守ってくれるのか?

です。

「臨む兵よ。
 闘う兵よ」

というと、
アラジンの
魔法のランプのジーニー
ではないですが、

困った時に
助けを呼ぶと
さっと駆けつけてくれる
亡霊の兵士がいて、
守ってくれるような
イメージを
思い浮かべたりしますが、

(少なくとも
 私はそんなイメージを抱きました)

盛鶴延先生は
ある日の気功教室で
「臨兵闘者 皆陣列前衛」
について、
こうお話してくださいました。


ーーー
あまり自信がないのですが
気功教室で盛鶴延先生は、

臨兵闘者 皆陣列前「行」
ではなく、
臨兵闘者 皆陣列前「衛」
とおっしゃった気がするので、

ここでは敢えて
「臨兵闘者 皆陣列前衛」
とさせていただきます。

実際、
いろいろな
バージョン(種類)があるようです。
―――

「臨兵闘者 皆陣列前衛」は、
 
自分が大変な時に、
ご先祖様のパワーを
お借りする、
助けていただくための
言葉ですね。

本当に困った時、
大変な自体に陥った時、

この言葉を唱えると
あなたのご先祖様が
あなたを助けてくれます。

この列も
一列じゃないですよ。

ご先祖様が
何列も
何列も
陣列を組んで
出て来て

あなたの前を
守ってくれます。

今回は
中国道家に伝わる真言
「臨兵闘者 皆陣列前衛」
についてお伝えします。

***

以前、
気功とご先祖様でも
書かせていただきましたが、


私達の命は
今、突然、
ぽつねんと
存在しているわけではなく、

何世代にも渡り、
ご先祖様達が
つないできてくださった命です。

しかも、
世代を30代も遡れば
10億人以上もの
ご先祖様がいます。

その中には
とんでもなく
屈強なご先祖様も
いらっしゃることでしょう。

とんでもなく
策士のご先祖様も
いらっしゃることでしょう。

そんな素晴らしい
先祖様達と
「臨兵闘者 皆陣列前衛」
という真言を唱えることで
つながることが出来、

そのご先祖様達が

ざっ、
ざっ、
ざっ、
ざっ、

と陣列を組んで
登場してきたら、

それは
もう圧巻だな。

盛鶴延先生の
お話をお伺いしながら
勝手に
そんな光景を想像して、
興奮していました(笑)。

***

いつの頃からか

自分の足で
しっかりと立たないといけない。

私はそう思うように
なっていました。

別に
誰にそう言われたわけでも
ないのですが、

なぜか
それが正しい気がしていて、
そのために
頑張ってきた気もします。

でも
気功を習い始めて

自分一人で
立っている。

と思うことの
傲慢さと
儚さを
感じるようになりました。

そして、

自分の
頭の上には
ご先祖様の霊が
ずっとつながっている。

自分の足元も
足の裏で
切れているのではなく
大地につながっている。

まさに
天と地の間に自分がいて
天にも
地にも
つながっている。

そういう
安心感、安堵感を
抱きながら
生きるのと

この大地に
ぽつねんと
一人で
立っている。

そういう
寂しさ、頼りなさの中で
生きるのでは、

全く違うことも
理解するようになりました。

そしてまた、

これは
誰でもあると思いますが
ここ大一番という場面で、

例えば、

絶対に
譲れない主張、

絶対に
通さなければいけない企画、

などなど……。

そんな大切な場面で、
しかも
臨む相手が
自分より遥かに大きい場面で、

相手と
一対一だと
絶対に
負けてしまうけど、

でも、

「臨兵闘者 皆陣列前衛」。

ご先祖様とつながり、

累々と続く
ご先祖様の陣列に
守られながら
相手に臨んでいく姿を
イメージすると、

負ける気がしない。

絶対に
負ける気がしない(笑)。


そう思えるように
なりました。


***

気功を始めて
私は
色々変わったと
思うのですが、

その大きな1つに

最後の最後は、
大丈夫ではないか。

そう
信じ切れる
図太さというか
安心感というか
自信を
与えていただいた
気がします。

だって。

本当の本当に
困った時は、

「臨兵闘者 皆陣列前衛」。

ご先祖様が
陣列を組んで
守りに来てくださるって
いうのですから!

では、また!

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