気功と順番｜イメージで実際の効果を引き出す方法をお伝えします。
気功 ブログ｜
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室（毎週木曜日、東京自由が丘で開催）のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
＊＊＊
ボヨヨンちゃん！
ある日の気功教室で
盛鶴延先生は
教室に入ってこられた女性に
とても
懐かしそうに、嬉しそうに
そう声をかけられました。
ボヨヨンちゃん!
その女性は
今から30年ぐらい前、
20代の頃に
盛鶴延先生の気功教室に
通っていた方だそうで、
何十年ぶりかに
ふと思いついて
気功教室を
訪ねてきたそうです。
教室のみんなの
ボヨヨン？ ちゃん？
という視線を感じたのか
盛鶴延先生は、
彼女はね。
最初に気功教室で
三円式站桩功をした時、
両手の間にすぐに
ボールのような気を感じてね。
その気の感じを
「ボヨヨーン」
と言ったんだよね。
その日本語が
あまりにも
可愛らしいので、
それ以来、
ボヨヨンちゃんと
呼んでいるの。
と解説してくださいました。
ボヨヨン……。
大人の女性に
「ボヨヨン」
と呼んでも大丈夫だろうかと
一瞬気にしてしまいましたが、
（余計なことを。
ごめんなさい！）
ボヨヨンちゃんも
盛鶴延先生も
とても楽しそうなので
それはそれとして
ボヨヨンちゃんが
ボヨヨンを感じた
三円式站桩功とは
お腹の前に
大きな丸い気のボールを
抱えるようにして立つ気功法です。
この時、
お腹の前に
気のボールを
イメージします。
しばらく
イメージしながら
立ち続けていると
両手に
ボヨヨンちゃんの言う
ボヨヨンという
気の感覚が出てきます。
ボヨヨンちゃんのように
最初から
気の感覚を
感じる方もいますし、
最初は感じず、
やっているうちに
少しずつ
感じてくる方もいます。
人それぞれです。
盛鶴延先生は
こうおっしゃいます。
最初は
気のボールを抱えているという
イメージだけかもしれません。
何も感じないかもしれません。
でも、
そうしてイメージしながら
練習を続けていると
やがて
実際に
気の感覚が出てきます。
必ず出てきます。
誰でも必ず
感覚を掴むことが
できるようになります。
そのことを
中国では
以幻引真（いいげんいんしん）と
言います。
イメージで
実際の効果を引き出す
という意味です。
今回は
イメージで実際の効果を引き出す方法を
お伝えします。
＊＊＊
私の気功との出会いは
本当に偶然でした。
たまたま
友人に誘われて
訪れた温泉宿で
盛鶴延先生と出会い、
翌日、
温泉宿の近くで
盛鶴延先生の
気功講習会が開催される
というので、
参加させてもらったのです。
気功の講習会に
参加してみたものの
「気功って何？」
「気って何？」
という状態で、
もちろん
講習会で習う気功法も
全て見様見真似です。
その時、
三円式站桩功も
習ったのですが、
一緒に参加した友人が
三円式站桩功が終わった後
ぼそっと
「これって
お腹の前のボールの上に
両手を乗っけて置けば
いいだけだから
楽ちんだね」
と言ったのです。
なに〜！？
彼女ももちろん
前日、
初めて盛鶴延先生と出会い
初めて気功と出会い
そして今日
初めて気功をしたのです。
その彼女が
気のボールを感じていて、
気のボールの上に
両手を乗っけるから
楽ちん
と言っているのです！
彼女とは
中学時代からの友人なので
無邪気に
「これ、楽ちんやわ〜」
と言っていることも
わかります。
すごいな。
私は
全く感じていなかったので
驚くとともに、
気功って
才能が必要なのかな。
とも思ったりしました。
＊＊＊
そんな私が
何故か
盛鶴延先生の
気功教室に
通い始めた訳ですが、
だからこそ、
以幻引真
という言葉を聞いた時、
「なるほどな」
と思いました。
盛鶴延先生はいつも
ものごとには
順番がある。
順番が大切。
そして
気功はまずは
イメージから。
イメージをすることで
少しずつ
感覚を
感じるようになっていく。
とおっしゃいます。
この
「以幻引真」の
イメージが先、
効果は後
という順番は、
言われてしまえば
当たり前に
感じるかもしれませんが、
知らないと
なかなか自分では
気づけないものだと思います。
そして
知っているのと
知らないのでは
気功の修行に
雲泥の差があると
思います。
＊＊＊
私は
最初の気功講習会でも
そうでしたが、
気の感覚を掴むまで
人より時間が
かかった方かもしれません。
でも
盛鶴延先生に
正しい順番を教えて
いただいていたおかげで
途中で
迷ったり
効果を疑ったり
することなく、
歩いてくることができました。
迷いがないと
気持ちが楽です。
イメージが先。
効果は後。
信じて
やり続けると
必ず結果が出る。
以幻引真。
知っていると
とても心強い
魔法の杖のような言葉
だと思います。
では、また！
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