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あなたの心を洗ってくれる!御朱印集めは清く正しく美しく。

こんにちは。私は基弘会で介護士として働いている吉岡希織です。ご縁があって記事を書かせていただくことになりました。今回は、私の趣味である御朱印集めについて書かせていただきます。

御朱印ってなんだか堅苦しそうだなぁと思う方もいらっしゃると思いますが、わたしが趣味にしているぐらいなので全くそんなことはありません。この記事を読んだ直後からでも始められるぐらい、とても気軽で身軽なものです。子育てや仕事、家事に忙しい毎日を送るわたしに、安らぎの時間を与えてくれています。御朱印をご存じない方や興味の無い方にも、少しでも興味を持ってもらえるように魅力をお届けできたらと思います。全力で熱く語りますので、最後まで読んでいただけると幸いです。

御朱印集めを始めたきっかけ

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今から約4年前、前職で、接客業をしていたときに、お客様から「あなたの趣味はなんですか?」と聞かれることがよくありました。当時のわたしは子育て真っ只中で、趣味=子育てといっても過言ではないぐらいに、他にやりたいことや夢中になれることがありませんでした。

うーーーんと若いころは、自分に使えるお金と、何より時間がたっぷりとあったので、映画鑑賞や神社仏閣巡りにお出かけしたり、ピアノやお茶を習ったりしていました。お出かけ先や習い事の教室では、共通の趣味というだけで話をするようになったり、人との繋がりも自然とできていました。前職の居酒屋さんでは、お隣同士に座った初対面のお客様同士が、「釣り」や「ゴルフ」など共通の趣味が発覚したとたん、大盛り上がりになられていたのをうらやましいなぁと眺めていました。

聞かれるたびに何も趣味がないと答えるのもなんだかなぁと思っていたとき、テレビで「御朱印ガール」(御手朱集めをする若い女の子のこと)が特集されていたのを観て、もともと神社仏閣巡りが趣味だったこともあり『これだ!!!』と閃きました。

若い女の子ではありませんが、御朱印集めを趣味にしよう、と決めた瞬間でした。趣味の概念の真逆からスタートしたので、続けられるか、熱中してはまれるのかなど不安がありましたが、4年たった今も細々とではありますが情熱を持って続けられています。

御朱印とは

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御朱印とは神社やお寺に参拝した際にいただく、「神仏とのご縁の記録」であり、「参拝した証」です。印章と、神社やお寺の名称や、神様や仏様のお名前、お参りした日付などが墨で書かれています。もともと御朱印は、お経を写したもの(写経)を納めた証として授けられるものでした。しかし、最近ではお経を納めなくてもお参りした証として授ける神社やお寺が大半を占めています。

また、神社やお寺によってデザインは全く異なります。同じ神社やお寺がないのと同じように、御朱印のデザインにもひとつとして同じものはありません。そのため、デザインの違いを楽しみに御手印集めをする方々も多くいらっしゃいます。
御朱印の魅力は、なんといってもその美しさ!巧みな筆遣いによって墨書が施され、印が押されることで飾られていきます。

御朱印帳とは

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御朱印を集めるのに必ず必要なものが御朱印帳です。大きな神社やお寺ではオリジナルデザインのものが、本屋さんでは趣向を凝らした様々なデザインのものが販売されています。最近では通販等ネットでも気軽に購入することができます。価格はだいたい1000円から2000円ぐらいです。もちろんそれ以上の高価なものもあります。

わたしが使用しているものは、初御朱印をいただいた際に訪れた唐招提寺で1500円で購入したものです。何種類か御朱印帳が置いてありましたが、一目見て千手観音光背柄のものに恋に落ちたので、とても大切に扱っています。

御朱印のいただき方

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ネット等で検索すると詳しいいただき方がでてくるので、ここでは簡単に説明しますね。

1.お参りをする
御手印をいただく際に一番に気をつけていただきたいのは、必ずお参りをするということです。御朱印は、その場所に行った記念のスタンプではなく、この神社やお寺に確かにお参りしましたよ、という証明の印です。お参りしないのに、授与所で御手印をいただくのは、本来の意味に反してしまいます。きちんと神様や仏様にお参りしてから、御手印をいただきましょう。
但し、神社やお寺によっては、先に御朱印帳をお預けするところもありますので、各社寺の指示に従ってくださいね。

2.授与所にいく
多くの神社やお寺では、お守りなどを扱っている授与所で御朱印をいただくことができます。なかには、社寺の事務所である社務所でいただけるところもあります。たいてい貼り紙などで御朱印をいただく場所が案内されています。

3.お金を用意しておく
御朱印代の一般的な相場は300円です。限定御朱印の場合、500円以上になることもありますが、わたしがいただいた16個の御朱印のほとんどが300円で、500円以上は数えるほどでした。
また、「金額はお気持ちで」という場合もあります。いずれにしても、お釣りのないように、小銭を用意しておくとスマートにいただくことができていいと思います。

4.御朱印帳を用意する
持参した御朱印帳を出して、書いて欲しいページを開いておき、御朱印受付にいらっしゃる方にお声掛けをします。人気の寺社では、長い順番待ちの列ができていることもあります。

5.心穏やかに待つ
御朱印を受けとるまで、お守りなどを選んだり、散策をしたり、好きなように心穏やかにときを過ごします。

6.御朱印帳を受け取り、お金をお渡しする。
心を込めて手書きしていただいたことに感謝をし、お礼をお伝えします。初穂料(お渡しするお金のこと)をお渡しし、謹んでお受けしましょう。

御朱印集めの楽しみ方

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御朱印集めの楽しみ方は、いただくその瞬間だけではありません。
御朱印をいただく前に、寺社にお参りをする時間は、忙しい毎日を過ごす自分の心を落ち着かせてくれます。自分自身と向き合い、神様や仏様にお祈りすることで、家族や友人など周りの人々に感謝の気持ちが自然とわきでてきます。

御朱印帳は、ふだんは我が家の神棚(と勝手に思っているキッチンの窓辺)に保管してあります。いただいた御朱印を眺めていると、参拝したその日のことだけでなく前後の記憶や空気まで思い出すことができます。なぜその神社やお寺を参拝したいと思ったのか、心のありどころがよくわかります。
例えば、勉学の神様の神社は子供の受験の時期だったなぁ、勝負の仏様のお寺は子供の試合のときだったなぁ、良縁の神様は・・・などなど。写真はなくても、心のアルバムのようなものですね。

このように、御朱印に関わる時間すべてがわたしに安らぎをもたらしてくれています。次はどこの神社やお寺に行こうかなぁと考えている時間も、先の楽しみができて生活にはりを与えてくれます。いただいた御朱印と思い出の全てが、私を守り、強くする尊いお守りです。今後も、マイペースに続けていきたいです。

神様や仏様に清らかな心でお参りをし、しっかりと正しくマナーを守っていただき、美しい御朱印をいただく。清く正しく美しく。おひとりでも、どんな年代の方でも思い立ったらすぐに始められます。

どうぞ、いつでも御朱印の世界にいらしてください!

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