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上司が「ジャムおじさん」だった?!直伝ジャムづくりレシピを大公開!

こんにちは、基弘会編集部の平塚です。
突然ですが、皆さんは日課にしていることはありますか?
人それぞれ、独自のルーティーンがあると思います。誰かの日課を聞いて「あるある〜」と共感したり、「そんなこともあるのね!」と新たな発見をしたり、いろんな人の一面を見ることができます。そこで、誰かの「素敵な習慣」を取り入れ、自分のライフスタイルをアップデートしてみませんか?

実は、私が勤めるリズムタウン仙台には、ジャムづくりが趣味の「ジャムおじさん」が存在するのです!普段は料理やお菓子づくりに無縁の人が、まさかジャム作りが趣味だったとは驚きました。実は、家族の為にジャムを1人で一生懸命作ったり、離れて暮らす娘さんに渡したりする家族愛溢れる素敵な一面もあるのです。
というわけで、今回はジャムづくりが趣味の私の上司から伝授してもらった「ふふふ」をご紹介させていただきます。

まず、ジャムといえば、パンにつけて食べるのが定番ですよね。それ以外にもヨーグルトや飲み物、お菓子など使い道が色々あり、アレンジのきく万能アイテムなんですよ。
しかも、ジャムづくりは料理が苦手な方や初心者の方でも材料2つでできるので、要領を掴めば簡単に作れちゃうみたいです。ぜひ新しい趣味としてはじめてみませんか?

ジャムおじさんの誕生

上司がジャム作りをはじめたきっかけは、高齢のお母さまが毎年作っているイチジクの甘露煮を受け継ぐために、傷んだイチジクを活用したいと考えたのがはじまりだったそう。毎日ヨーグルトを食べるのが日課の上司は、ヨーグルトの種にすべく「いちじくジャム」を作り、その後、「ゆず」「はっさく」「りんご」「キウイ」「ラズベリー」でジャムを作ったそうです。

いろんな果物でジャムを作るようになって詳しくなった上司。私が思っていた以上の種類があってびっくりしました。いろいろ試行錯誤されていているようで、まさにジャム博士という感じでした。

しかし作り方は果物が変わっても同じでした。使いたい果物と砂糖さえあれば自分好みのジャムに仕上がるようです。作り方の要領を掴んでおけば、季節折々でジャムづくりができます。瓶詰めしておけば保存食としても活躍するので、季節が終わっても長く果物の味を楽しめます!

旬の果物を使うのがポイント!

ジャムをつくるうえで大事なのは、旬の果物を使うことだそう。季節ごとに変わる旬の果物を煮詰めたジャムは格別の味です。旬のものは、果物に限らず味も良く、栄養価も高く、出荷量も多いため安価で手に入りますよね。それを踏まえて、ジャムにしやすい果物もあったり、とろみが少なくさらっとした果物もあります。

ゼリーなどには、果物にペクチンが含まれています。ペクチンとは、糖と酸とともに加熱するとゼリー化する物質のことで、ペクチンが多い果物だと「とろみが強いジャム」。少ないと「さらっとしたジャム」になります。

【ペクチンが多くジャムにしやすい】
・レモン
・オレンジ
・キウイ
・グレープフルーツ

【ペクチンを中程度含む果物】
・ブルーベリー
・ぶどう
・バナナ
・りんご
・プラム

【ペクチンの少ない果物】
・いちご
・梨
・柿
・桃
・さくらんぼ

果物のことを知ると、さらに美味しいジャムづくりにつながりますね。

オヤジ流 柑橘系ジャムの作り方

上司は数多くの旬の果物でジャムづくりを行ってきたそうですが、その中でも柚子や八朔のような柑橘系がイチオシだそうです!
柚子は、少量でも爽やかな香りと上品な印象になります。休みの前日の深夜にコツコツはじまる“オヤジ流”柚子ジャムづくりをご紹介します。

材料 (350ml分)
・柚子 2~3個
※柚子の個数は好みによって変えてOKです!
・砂糖 使用する柚子の重量50%

作り方
①柚子をしっかり洗います。
②横半分に切り、果汁を絞ります。果汁と種を分けます。
 ※種はあとで使うので捨てないでください。
③種をお茶パックに入れます。
④柚子を包む半透明の薄皮とワタをスプーンで取り除きます。
⑤ワタをとった皮を細切りにします。細切りにした柚子の皮を鍋に入れ、かぶるくらい水を加えたら火をかけます。
⑥その後、お湯を捨てます。その工程を3回繰り返します。
⑦鍋に柚子皮と下ごしらえでこした果汁、砂糖、お茶パックに入れた種を入れて強火で煮詰めます。少量のジャムを作る場合は、煮詰める時間は10〜15分程度で大丈夫です。途中ジャムにトロミがついてきたら、早いうちにお茶のパックを取り出します。
沸騰したら中火にし、焦げ付かないようにときどき木べらで混ぜながら煮詰めます。
⑧粗熱が取れたら、煮沸消毒したガラス製の瓶に詰めて完成です。

ジャムおじさんからの「ジャムづくりの心得」

ジャムづくりをする上で、ジャムおじさんからの「ここだけは抑えておきたいポイント」をお伝えします。

ポイント1 日持ちの調整ができる
実は砂糖の量によって日持ちする日数が変わってきます。
糖度50%以上(果物1:砂糖2)  半年〜1年
糖度30%  (果物3:砂糖1)  2~3ヶ月
自分がどれくらいの期間で保存をするのかで砂糖を使う量も変わってくるので調整が必要です。最初は、砂糖を大量に使うことに驚いたそうですよ。

ポイント2 苦味を抑える
柚子などの柑橘系を使うには、苦味をどこまで抑えられるかがポイントになります。さっと茹でたり、水にさらしたりするだけで苦味が少し抑えられるとのこと。

ポイント3 焦がさなければ成功する
焦がさないように鍋の様子をみながら木ヘラでしっかり混ぜましょう。最終的にはジャムを焦がさなければジャムづくりは成功すると力説していたので気負わず作ってみましょう!

柑橘系のジャムは他のジャムに比べて作業工程が多いですが、基本の作り方を覚えれば、いろんな種類のジャムが応用で作れるそうですよ。可愛い瓶に詰めれば、見た目も楽しくなりますね。

GWはジャム作りを楽しむのもよし!

「ジャムおじさん」からの直伝レシピ、いかがでしたでしょうか?
今年のゴールデンウィークはジャムづくりでスローライフを楽しみたいと思います。手作りジャムには、市販のジャムにはない美味しさがあります。どこにも売られていないオンリーワンのジャムを作ってみてはいかがでしょうか?

text by 平塚


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