見出し画像

呼吸法のやり方【気功】

呼吸法のやり方を解説します。「呼吸法は気功法でもある」と言われています。

「呼吸法を行うときの大事なポイントは何か?」「なぜ呼吸法は気功法でもあると言われているのか?」

そういった疑問についてお答えします。この記事を書いている私は気功歴12年です。私は色々な気功法を試しました。呼吸法も行ってきました。

私は読んだことがないのですが、大ヒットアニメ「鬼滅の刃」の主人公も、呼吸法を用いて活躍しているようです。

それでは、実際の経験を元に執筆します。


呼吸法のやり方【気功】

画像1

呼吸法とは、腹式呼吸で、深呼吸を繰り返すことです。

・呼吸法のやり方を解説します。

①:まずは、息を吸うために、先に口からゆっくりと息を吐きます。
限界近くまで、できるだけ息を吐ききります。

②:息を吐ききったら、今度は鼻から、ゆっくりと息を吸います。
限界近くまで、できるだけ息を吸います。

③:そして、息を吸いきったら、今度は口からゆっくりと少しづつ、息を吐きます。できるだけ息を吐ききります。

④:息を吐ききったら、また鼻から息を吸います。

これを繰り返します。

大切な事は、いつもより大きく、そしてゆっくりと呼吸をすることです。無理のない範囲で、できるだけ息を吸って、できるだけ息を吐ききるということです。

・ポイント

呼吸法を行うときは、へその10センチ下(丹田)を意識しながら行います。そして、吸うときにお腹がふくらみ、吐くときにお腹がへこむように呼吸します。

そして、息を吸う時間よりも、吐く時間を長くします。息を吐く時間を、吸う時の倍以上長くするのが基本です。

鼻から息を吸うのは、鼻の毛が菌や異物を防いでくれるからです。口から息を吐くのは、鼻からゆっくりと息を吐くことが難しいからです。

腹式呼吸で行うのは、お腹の筋肉を良く動かすためです。お腹(丹田)を意識するのは、意識した場所に念(脳波)が届き、意識した場所の気(波動)が増幅されるからです。

息を吸った後は息を5秒間止めるなど、色々な呼吸法があります。しかし、基本的には深呼吸の繰り返しです。

効果もほとんど変わりません。自分のやりやすい呼吸法を選ぶのが良いと思います。

・呼吸法を行う時間

呼吸法を行う時間は、5分以上30分未満が良いと思います。呼吸法でセロトニンを出すには、5分は行う必要があります。

ですので、できれば10分行いたいです。セロトニンは幸せのホルモンと呼ばれ、精神の安定に大きく影響を与えます。

また、セロトニンは夜になると、睡眠のホルモンであるメラトニンに変わります。そのため、呼吸法を行うことで、睡眠の質もあがります。

呼吸法を長時間行うことは、体に良くないです。長時間行うと良くない理由は、酸素を取り込み過ぎると、体内で活性酸素が作られるからです。

有酸素運動のやり過ぎが良くないと言われる理由も同じです。体内に酸素を取り込み過ぎると、活性酸素が作られるからです。

活性酸素とは、他の細胞にダメージを与えて酸化せてしまう、悪い酸素です。酸化とは、鉄がサビるようなことを指します。

人間の体ですと、体が酸化すると、様々な老化現象が現れます。酸化が老化の一番の原因と言われています。

さらに、体が酸化していると、イライラや不安のホルモンである「ノルアドレナリン」が出やすくなることが分かっています。

それとは逆に、健康に気をつけて、人間のカラダ本来の弱アルカリ性を保てば、快楽のホルモンである「ドーパミン」が出やすくなります。

気功も呼吸法も上手になってくると、快楽のホルモンが出やすくなります。気持ち良くなってくるので、ついつい長時間行ってしまいます。

また、深呼吸を繰り返しているだけですので、何時間でも出来てしまいます。ですので、やり過ぎないように気をつけなくてはいけません。

なぜ呼吸法は、気功法でもあると言われているのか?

画像3

結論です。なぜかといいますと、呼吸法を行うことで、たくさんの気が体内で作られるからです。

気をたくさん生産して体内の気道に圧力をかけると、少しずつですが気道が太くなっていきます。

気道が太くなると、体から出る気の量が増えたり、体内の気の流れが良くなります。気功を行う目的は、自分の気道を太くして健康になることです。

そのため、「呼吸法は気功法でもある」と言われています。気功を行うときも、呼吸が重視されるのはそのためです。

・「いつもより大きく息を吸うこと」「ゆっくり長く吐くこと」「お腹を動かすこと」この三つの効果で血流が良くなり、たくさんの気が作られます。

いつもより大きく息を吸うこと

いつもより多く酸素を取り入れると、入って来た酸素を体にまわすために毛細血管が開きます。

酸素は血液によって運ばれます。そのため、血液の流れを良くするために、毛細血管が開きます。そして、毛細血管が開き血流が良くなることで、気が発生します。

ゆっくり長く吐くこと

呼吸法は、息を吐いているときが最も効果が高いです。ですので、できるだけ時間をかけて、ゆっくりと吐きます。

1分以上時間をかけて息を吐けるようになったら、一人前と言われています。息を吸うときは、お腹にある筋肉が使われています。

呼吸に使われる筋肉を呼吸筋と呼びます。息を吸うときに使われている筋肉は、横隔膜と肋間筋です。

息を吸うのに使っていた呼吸筋は、息を吐くときに緩んでいきます。呼吸筋が緩むと全身が緩み、さらに毛細血管が開きます。

そして、毛細血管が開くと血流が良くなるので、気が作られます。

お腹を動かすこと

呼吸法は腹式呼吸で行うので、お腹を膨らませたり、へこませたりします。そのため、内臓がマッサージされるように良く動かされます。

そして、内臓がマッサージされると血流が良くなるので、気が作られます。

・呼吸法は特に、丹田を鍛えるのに効果がある

気功の効果から観ると、呼吸法は、お腹(丹田)に凄く効果があります。丹田というのは、毛細血管が一番多く張り巡らされている、小腸を中心としたその周囲です。

毛細血管が最も多いので、一番気が発生する場所です。ですから、気功や東洋医学では、丹田を最も重視します。

逆に気功を長年やっていて、体が気に敏感になっている人は、あまり丹田を刺激しないようにします。体が気に敏感になると、体内で作られる気の量が増えます。

そのため、丹田を集中的に刺激すると気が作られ過ぎて、あっという間にお腹周りの気道が耐えきれなくなります。

そして、偏差を起こします。偏差とは、気功のやり過ぎで生じる、体調不良や精神的不安定の事です。

気道に負荷をかけて気道を太くするのが気功ですが、筋力トレーニングと一緒で、負荷をかけ過ぎてしまうと逆効果になります。

そのため、私の場合は、呼吸法を行うときは足を意識してやります。タントウコウをやるときも、手のひらを丹田に向けません。

タントウコウのときも、丹田を刺激し過ぎないように、手のひらを足に向けます。

丹田は、大量に気が作られる場所ですので、健康状態や精神面に深く関係しています。丹田に大きな影響を与える呼吸法は、最高クラスの健康法であると言えます。

・呼吸法は、いつでもどこでも手軽にできます

電車の中でタントウコウをやったら通報されるかもしれませんが、呼吸法なら大丈夫です。コツは、周りの人から呼吸法をやっていると気づかれないくらい、力まずにゆっくりと呼吸する事です。

通報されないコツではありません。気をたくさん発生させるためのコツです。そして、気を感じるためのコツでもあります。

力まずにリラックスすることで、気を感じる感覚が研ぎ澄まされます。息を吸うときも吐くときも、できるだけ力まずに、リラックスして行うことが大切です。

まとめ【呼吸法のやり方・気功】

画像2

呼吸法とは、腹式呼吸での深呼吸の繰り返しです。いつもより、大きく、ゆっくりと呼吸をすることが大切です。

息を吸っているときよりも、吐いているときの方が血流が良くなっています。そのため、吸うことよりも吐くことに重点を置きます。

息を吸うときの倍以上の時間をかけて息を吐くことで、より効果的な呼吸法となります。1分以上時間をかけて息を吐くことができるようになったら一人前です。

呼吸法には色々なやり方がありますが、効果のほどは大差ありません。ですので、自分が続けられそうな呼吸法を選ぶのが良いと思います。

「呼吸法は気功法でもあると言われているのはなぜか?」といいますと、呼吸法を行うことで、たくさんの気が体内で作られるからです。

呼吸法を行い、いつもよりたくさん酸素を体に取り入れると、酸素を体に送るために毛細血管が開きます。そして、毛細血管が開くと血流が良くなるので、気が作られます。

他にも、呼吸法は腹式呼吸で行うので、お腹が良く動かされます。そのため、内臓を含めたお腹全体がマッサージされます。

その結果、血流が良くなって気が作られます。

このように、呼吸法を行うと体内でたくさん気が作られます。呼吸法だけで、気道に圧力をかけて気道を太くすることもできます。

そのため、「呼吸法は気功法でもある」と言われています。
気功の視点から見ても効果の高い呼吸法は、最高クラスの健康法の一つです。

有料記事 ・気功のやり方【独学】初心者から極めるまで

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^)  感謝致します。