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気功の効果で体質や性格を変えることはできるのか?

「気功に、体質そのものを変える効果はあるのか?」
「気功で性格を変えることはできるのか?」

そういった疑問にお答えします。体質は、両親やご先祖様からいただいたDNAで決まります。

性格は、6歳までの育った環境が大きく影響します。体質や性格といった大事なことが、自分の意志とは関係ないところで決定されてしまいます。

そのため、「人生はなるようにしかならない」「運命は決まっている」などと言われたりします。運命を変えることはできないのでしょうか。

気功が、体質や性格に及ぼす影響について執筆します。

気功の効果で体質や性格を変えることはできるのか?

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結論、気功を行うことで、体質や性格を変えることができます。体質や性格が変わるのは、気道のバランスが変わるからです。

気功を行うことで、気道が太くなっていきます。気は血を運びますので、気道が太くなった場所の血液が、以前より多くなります。

ですので、気功を行うと、気道だけでなく血液のバランスも変わります。そして、人間は気や血液がどこに集まっているかで、精神状態が変わります。

例えば、頭に気が上がっていると、余計な事を考え過ぎたりします。気が胸に上がっていると、緊張して落ち着かなくなります。

気が腹に落ちているときは落ち着いた状態です。足に気が集まっているときは、落ち着きすぎて無神経になっている状態です。

また、気道が太くなると、気と血液のバランスが変わるだけではありません。気道が太くなった箇所の、周りの毛細血管や臓器も活性化します。

例えば、気功と言ったら丹田です。丹田というのは、へそから10センチくらい下の周囲の事を指します。丹田は、ツボやチャクラとも呼ばれます。

へそから10センチ下といったら、臓器でいうと小腸があります。小腸は、毛細血管が最も多く張り巡らされています。そのため、一番気が作られる場所です。

ですので、小腸を中心としたその周囲を丹田、エネルギーが作られる田んぼと呼んで、重視されています。

腸は、他の臓器よりも毛細血管が多く張り巡らされているので、酸素と栄養が多く送り込まれています。

それは、生物にとって腸が一番大事な臓器だからです。免疫力の70%は腸で作られています。ですので、風邪をひくかどうかも、ほとんど腸次第です。

腸の調子が良ければ、体の調子も良くなります。

腸は消化・吸収・排出を行う器官なので、とても忙しいです。消化・吸収・排出というのは、かなりの重労働なのです。

今は飽食の時代ですので、食べ疲れで調子が悪い人が増えています。病院で原因不明と言われた体調不良が、絶食で治るケースも少なくありません。

絶食で腸を空にして休ませてあげると、体が本来の自然治癒力を取り戻します。肩こりや腰痛も改善します。

生物は、腸が元気じゃないと勝負になりません。そのため、気や熱も、まずは腸に集まります。そして、腸が気で満たされたら、他の器官にも気が流れて行きます。

ですので、腸が元気にならないと他の臓器にエネルギーが行かないので、元気が出ません。ヘロヘロです。

昔から、「声が小さい奴は駄目だ」「メシを食えないヤツは駄目だ」というのは、それだけ胃や腸などの、消化器官の健康状態が大事ということです。

要するに、お腹の毛細血管がしっかりしているかどうかが、大事ということです。

冷え性も、お腹が温まっていない事が原因です。熱が手や足に流れて来るのは最後です。ですので、手足が冷えているときは、下腹を温めるのが効果的です。

温かい飲み物で、中から温めると効果的です。

気功を行って丹田が開くと、血液が下腹に多くなるので、血液があがりにくくなります。そのため、人前であがりにくくなります。

慣れてないことや緊急事態が起こると、それに対処しようとして脳や心臓に血液が集まります。

血液の循環を上げて、緊急事態に対処しようとしているのです。しかし、逆に血液が脳に集まり過ぎて、頭が回らなくなってパニックになったりします。

そして、血液が上がり過ぎると手足の血液がなくなってしまい、手足が震えます。この緊張に対する改善策の一つとして、気功を行うことが有効です。

気功を行うことで丹田がしっかりとすると、以前よりも緊張しなくなります。下腹周りの気道や毛細血管がしっかりすると、前よりも上がりにくくなります。

「腹が据わる」ということです。「○○の穴の小さい男だ」という表現を使われることがあります。これは、肛門の前のツボの会陰、または、ヨガでいうムーラダーラチャクラが開いていないという意味です。

気や血液のバランスが下に下がっている人は、緊張しにくいです。「度胸がある」と言われる人でもあります。

しかし、何事にも良い面と悪い面があります。「度胸がある」というのは、言い換えれば「考えが足りない」ということでもあります。

頭の血液が少ないので、深く考えないから怖がらない。人の事を気にしないから、人前で緊張しない。そういった言い方もできます。

リーダーになる人は、丹田がしっかりしている人が多いです。深く考えずに楽観的なので、人から好かれる人でもあります。

体内の気道で、足の気道が一番大きく開いている人は、冷静沈着です。悪く言うと、人の気持ちを深く考えない、ふてぶてしいと思われてしまう人でもあります。

胸の気道が大きく開いている人は、相手の気持ちを考えずにはいられない、優しい人です。胸のチャクラを、愛のチャクラとも言います。

悪く言えば、気にし過ぎ、または心配性の人です。

頭の気道が大きく開いている人は、記憶力や思考力に優れた人です。悪く言うと、過去を引きずる、または考え過ぎの人です。


「気功をやれば、性格を自由に変えられるのかな」と、思われるかもしれません。けれども、今までの元の性格というものがあります。

ですので、気功を行うと「元の性格と比べて落ち着きが出た」などの、限られた範囲の中で効果があります。

人前で緊張しやすい人が、「人前に出ても全然平気になる」というのは、簡単にはいきません。元の性格によっては、そこまでは無理です。

けれども、元々足の遅い人でも、走る練習をすれば平均のタイムは出せるようになります。それと同じで、平均まではいけます。

気功を行うことで、社会生活を送るのに、不便がないくらいの度胸を身に付けることは可能です。

気功は、効果を出す場所を自由に変えられます。気はおでこから一番出入りします。そのため、外部の気を感じるために、おでこのチャクラから開こうとする人や、そう指導する先生もいます。

けれども、下のチャクラが開いていないのに、おでこを活性化させてしまうのは良くありません。気が頭に上がりっぱなしで、考え過ぎや落ち着きのない人になってしまう恐れがあります。

まずは、丹田をしっかりさせる事が大切です。そして、チャクラは下から順番に開いていくのが基本です。

気道のバランスは、逆三角形を目指します。やはり、丹田や会陰に気が多く集まっている方が、精神状態が落ち着いて生活しやすいからです。

全身の気道を太くするように気功を行いますが、上半身よりも下半身の気道を太くすることに時間をかけるのが基本です。

少し大げさに、「丹田がしっかりしている人が良い人生を送るんだ」みたいに書いてしまいましたが、それは昔の話であって今は違います。

今みたいに新幹線や車が無く、移動手段が馬か徒歩であれば、これはもう完全に体力勝負です。さらに、昔は病院や薬が無かったので、自分の免疫力だけが頼りでした。

「丹田、丹田」と言われていたのは、そういう時代のお話です。それでも、昔ほどではないですが、丹田をしっかりさせて体力や免疫力を高めることは、自分の人生にとって大きなプラスになります。

まとめ【気功の効果で体質や性格は変えられるのか】

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気功の効果で、体質や性格を変えることができます。それは、気功を行うことで、気道が太くなるからです。

気は血を運びますので、気道が太くなると、血液や気のバランスが変わります。人は気や血液がどこに集まっているかで、精神状態が変わります。

そのため、気功を行うことで性格が変わります。

また、気功を行うと、毛細血管が太くなったり増えます。ですので、根底から体の血流が良くなります。

人の体は、血液によって酸素と栄養が運ばれています。ですので、血流が改善すると、以前よりも栄養が体の隅々まで運ばれるようになります。

その結果、体調不良が改善したり、体質が変わります。


体に一番影響がある臓器は、毛細血管が最も多く張り巡らされている小腸です。
小腸を中心としたその周囲を、丹田と言います。

気功で丹田を開き活性化させると、肉体的にも精神的にも向上します。免疫力の70%を腸が作っているので、腸が元気だと風邪をひきません。

また、丹田がしっかりすると、人前で緊張しにくくなります。下腹の気道や毛細血管がしっかりするので、気や血液が上にあがりにくくなるからです。

このように、気功の効果で体質や性格を変えられるのですが、元々の体質や性格というのがあります。ですので、限られた範囲の中での効果です。

病弱だった人が、冬でも半そで短パンで通学する子供の様に、元気になることはできません。しかし、平均的な健康を手にすることは充分に可能です。

ちょっとした事では、体調を崩さなくなります。


繰り返しになりますが、気功を続けることで、体質や性格を変えることができます。そしてこれは、気功だけではなく、すべての健康法に言えることでもあります。

体を健康にすれば精神状態も変わり、人生が好転します。
つまり、「運命は健康法で変えることができる」ということです。

有料記事 ・気功のやり方【独学】初心者から極めるまで

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^)  感謝致します。