真言・マントラとは何か?【気功】
「真言・マントラとは何か?」
「どのような効果があるのか?」
こういった疑問にお答えしていきます。真言やマントラを唱えると、体内で気が作られます。ですので、真言やマントラを繰り返し唱えることは、気功法でもあります。
気功法は健康法ですので、真言も健康法です。真言は唱えるだけで効果があるので、簡単に行える健康法の一つです。
適当に唱えてバチが当たるということはありません。気軽に利用していただければと思います。
この記事を書いている私は気功歴12年です。実体験を元に執筆します。
真言・マントラとは何か?【気功】
結論です。真言とは、音声の波動を利用して、体の毛細血管を開く、文字の羅列です。その結果、血流が良くなり、気が発生します。
真言とマントラは、言い方の違いです。同じものを指しています。真言の特徴を書いていきます。
①:言葉としての意味は無い
②:真言の効果
③:声に出して唱えなくても効果がある
④:誰が作ったのか分からない
⑤:神や仏と関係が無い
⑥:効果の高い唱え方
順番に見ていきます。
①:言葉としての意味は無い
真言は、一文字一文字の音声が体に影響を与えるのであって、言葉としての意味はありません。意味を考えずに、ただひたすら、繰り返し唱えるものです。
真言が、「真実でいつわりのない言葉」というように説明されている場合もありますが、言葉としての意味はありません。
余談ですが、言葉の意味でも脳は変わります。「楽しい楽しい」と何回も繰り返し言っていると、本当に楽しくなります。脳が、言葉の意味の影響を受けるからです。
言葉の意味が影響を持っていることを、言霊(コトダマ)と言います。「言った言葉は自分に返ってくる」というのは、言った言葉の意味と同じ様に、自分の脳が少しづつ変化していくからです。
②:真言の効果
真言を唱えると、音声の波動が耳から聴覚に影響を与えて、それを脳が受けとります。そして、脳が体に信号を送って、体の毛細血管を開きます。
毛細血管が開くと血流が良くなるので、免疫力や自然治癒力が上がります。
そして、血液が毛細血管を流れるときに起こる波動が気です。ですので、真言で毛細血管を開いて血流を良くすると、気が発生します。
例えば、下半身に影響のある不動明王真言を唱えると、下半身に気が下がるので、気分が落ち着きます。
さらに、毎日唱えていると、下半身の気道が太くなります。その結果、「以前よりも、精神的に落ち着きのある人になる」という効果があります。
また、真言を唱えていると、滑舌が良くなります。滑舌が良いと好印象を持たれます。「あの人のハキハキとした喋り方が好き」というのは、よくある事です。
反対に、「何だか分からないけど、あの人の喋りは聞いてるだけでイライラする」というのもあります。
③:声に出さなくても効果がある
真言は、音声の波動を利用します。ですので、「声に出して唱えなくてはいけない」と思うのが普通です。
しかし実は、真言は、声に出さなくても効果があります。心の中で唱えても、効果があるのです。これは不思議です。
声を出さずに心の中で唱えても、その文字の音声をイメージするから効果が出るのだと思われます。
「声に出して唱えなくても効果がある」というのは便利です。心の中でしたら、どこでも唱えられます。けれども、集中し過ぎると、うっかり声に出してしまう事があるので気を付けてください。
私は電車の中で、うっかり声に出して真言を唱えてしまった事があります。その時の周りからの目は凄かったです。
当然だと思います。いきなり近くにいる人が、「ノウマクサンマンダー」とか言い出したら、戦慄が走ります。笑
その時はまだ未熟だったので、周りからの目に耐えられず、目的の駅よりも手前で降りてしまいました。今でもあのプレッシャーには、耐えられないかもしれません。。
真言は、聞いているだけでも効果があります。YouTubeで聞くだけでも効果があります。調べてみたら、十三仏真言や光明真言など、有名な真言の動画はすべてありました。
④:誰が作ったのか分からない
文字の一音一音が、体の違う場所に影響を与えます。一音一音の反応を、効果的に組み合わせて作ったのが真言です。
誰が作ったのかは分かりません。例えば、ずっと同じ一音、「あ、あ、あ、あ、あ、」と繰り返してみます。
すると、血流が良くなり気が発生するので、「どの辺が暖かくなるか」または、「どこがビリビリするか」で、だいたいの効果のある場所が分かります。
ざっくりですが、「あいうえお」で言いますと、「あうお」が下腹部に影響を与えます。「いえ」が上半身に影響を与えます。
これを組み合わせて、より効果の高い文字の羅列にしたのが真言です。これは神技です。誰が作ったのか書き残されていないという事は、大昔の人からしたら、それほど大した事じゃないのかもしれません。
大昔の人は、現代の人よりも感覚が敏感だったと考えられているからです。けれども、病院や薬が無い時代ですから、真言は重宝されたと思います。
⑤:神や仏と関係が無い
私は不動明王真言をよく唱えます。不動明王真言と呼ばれているので、不動明王と関係がありそうです。しかし実は、不動明王と不動明王真言の繋がりは、確認されていません。
真言が先にできていて、真言を広めるために、後から不動明王が作られたと考えられています。信仰対象として不動明王を作ったのは名案です。
そのお陰で、不動明王真言が広まったからです。「人は弱い生き物だから、神や仏を信仰しないと、善行はできない」と言われています。
実際には、神や仏は存在しません。それでも、神や仏を崇拝して善行に励んだとします。すると、その善行に励むという行動が、自分の脳を良い方向へと変えて行き人生を好転させます。
真言は神社にも書かれています。神社にお参りに行ったときに、真言を目にした事があるかもしれません。
神社にお参りに行くだけでも、ストレスが和らいだり、脳が良い方向に向かう効果があります。お参りするときに大切な事は、感謝することです。
お願い事をしてしまうと、「それが満たされていない」ということで、苦しみが増えてしまいます。
ですから、「今日も一日ありがとうございました」と、何でも良いので感謝します。幸せとは、満足することであり、感謝することです。感謝することで幸せになれます。
「すでに幸せ」という状態で物事に取り組むと、肩の力が抜けて本来の実力を発揮できます。
⑥:効果の高い唱え方
効果の高い唱え方は、自分で声を出して唱えることです。声に出して唱えることにより、脳がハッキリと音声を意識するからです。
自分で声を出して唱えると、呼吸法としての効果もあるので、より効果が高くなります。さらに、影響を与えたい場所を意識して唱えると、念力の効果も加わり、より効果が高くなります。
ですので、「影響を与えたい場所を意識しながら、声を出して唱える」ことが、効果の高い真言の唱え方です。
真言・マントラの紹介と効果【気功】
人気の真言を紹介します。「十三仏真言」「光明真言」「九字真言」です。
「どこで区切って唱えるか」や「イントネーション」は、それぞれの好みで大丈夫です。効果に差はありません。
・十三仏真言
1:不動明王真言
肛門の前にある、会陰から下に効果があります。
2:釈迦如来真言
へそから10センチ下にある、丹田に効果があります。
3:文殊菩薩真言
膝から下に効果があります。
4:弥勒菩薩真言
丹田の裏側、裏丹田から尾骶骨に効果があります。
5:普賢菩薩真言
腎臓に効果があります。
6:地蔵菩薩真言
裏丹田(仙骨)に効果があります。
7:薬師如来真言
肝臓に効果があります。
8:勢至菩薩真言
膵臓に効果があります。
9:阿弥陀如来真言
みぞおちに効果があります。
10:大日如来真言
胸の真ん中にある、壇中に効果があります。
11:阿シュク如来真言
喉に効果があります。
12:観自在菩薩真言
おでこに効果があります。
13:虚空蔵菩薩真言
頭頂部の百会に効果があります。
・光明真言
腰から下の下半身に効果があります。
・九字真言
腰から下の下半身に効果があります。
まとめ【真言・マントラとは何か・気功】
真言とは、音声の波動で体の毛細血管を開き、気を発生させる文字の羅列でです。文字の羅列に、言葉としての意味はありません。
真言を唱えると血流が良くなるので、健康状態が改善します。また、気を頭から下げたりするので、精神状態にも影響があります。
例えば、嫌な事を思い出してイライラした時に不動明王真言を唱えると、気が下がり気持ちが落ち着きます。そして、嫌な事に向かっていた意識が真言に向かい、嫌な事を考えなくなって落ち着くという効果もあります。
真言を毎日繰り返し唱えると、気功と同じで、気道が太くなります。毛細血管も太くなります。
そのため、体質や性格が変わります。
真言は、声に出さずに心の中で唱えても効果があります。けれども、声を出して唱えた方が効果が高いです。
さらに、影響を与えたい場所を意識しながら唱えることで、より効果が高まります。
真言で、「どれだけ体が影響を受けるか」「気が発生するか」は、「どれだけ体が気に敏感になっているか」によって違います。
ですので、気功の初心者の方には、立禅・タントウコウなどと比べると、真言は効果の低い気功法です。
けれども、手軽さは抜群です。いつでもどこでも、ただ唱えるだけで効果があります。そして、ある程度カラダが気に敏感になると、とても使い勝手の良い気功法となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^) 感謝致します。