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気功や瞑想で幻覚を見ることはあるのか?

気功や瞑想と、「幻覚を見る」「幻聴を聞く」という現象の関係について執筆します。幻覚というのは、夢と違って見たいものを見てしまいます。

ですので、非常に危険です。幻覚や幻聴を信じ込んでしまったせいで、人生が間違った方向に行ってしまった人達もいます。

幻覚や幻聴についての知識は大切です。この記事を書いている私は、気功を12年間毎日楽しんでいます。

不思議な体験は、すべて経験したと思います。私に分からないことはありません。←冗談です。実際の体験と知識を元に執筆します。

気功や瞑想で幻覚を見ることはあるのか?

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結論です。あります。気功や瞑想を行っている最中や、行った後に幻覚や幻聴を体験することがあります。

気功や瞑想を行うときは、自分の体の感覚に集中します。外の情報を遮断して、自分の内側に集中することを内観と言います。

外からの情報に反応するのは楽しいですが、ストレスの原因でもあります。外からの情報に反応するのを止めると、脳の活動が鎮まり脳波も下がっていきます。

そして、リラックスの脳波であるアルファ波になると、脳内物質であるβーエンドルフィンが放出されます。

βーエンドルフィンは、脳内で働く神経伝達物質の一種です。モルヒネと構造が似ていて、同じような作用をする物質です。

痛みを感じなくさせる効果や、気分がハイになるため、脳内麻薬とも呼ばれています。美味しい物を食べたときなどにも分泌されます。

快感や陶酔感、幸福感をもたらします。


βーエンドルフィンが放出されると、GABA(ギャバ)神経が抑制されます。その結果、ドーパミンが放出されやすくなります。

GABAは、精神を安定させる抑制性の神経伝達物質です。交感神経の働きを抑制するので、副交感神経が優位になります。

興奮した神経を落ち着かせ、リラックスさせます。そのため、ドーパミンが放出されやすくなります。

ドーパミンも神経伝達物質の一つです。快く感じるもととなる、脳内報酬系を活性化させる作用があります。

これらの脳内物質がそれなりに放出される場合には、快感と幸福感を感じられます。良いことばかりです。

けれども、著しく多く放出されたときには、幻覚や幻聴という症状が起きることがあります。

幻覚や幻聴というのは、夢と違って見たいことを見て、聞きたいことを聞きます。非常に危険です。

「貧しい人のために尽くしなさい」、こういった幻聴なら良いです。これを神のお告げと信じ込んだのなら、素敵な人になれます。

けれども、人間というのは煩悩まみれなのが普通です。そして、未来の不安に怯えています。ですので、ろくなお告げは聞こえてきません。

「20xx年に地球が滅亡します」「その前にあなたがリーダーとなって民衆を救いなさい」というお告げを神から聞いた、みたいな話もよくあります。

幻覚や幻聴は本当に危険です。本人の人生がおかしくなるだけではなく、周りの人も巻き込んでしまいます。

瞑想では、幻覚や幻聴を魔境と言います。そして、瞑想の教えでは、「仏と会ったら仏を殺せ」です。「徹底的に幻覚や幻聴を否定しなさい」という意味です。

神はいませんし、しゃべりません。神や仏を見ることは、絶対にありえません。ですので、不思議な体験をしても、これは幻覚・幻聴だと理解して冷静にでいてください。

そして、徹底的に否定してください。

ジャンヌダルクと神のお告げ【気功と幻覚・幻聴】

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ジャンヌダルクの神のお告げは、本当だったのでしょうか。ジャンヌダルクは、神のお告げを聞いたとして祖国のために立ち上がりました。

そして、イングランドとの100年戦争で、絶望的な状況を打破し、祖国を守りフランスの英雄となりました。

フランスから見れば、絶対的な英雄です。「ジャンヌがいなかったら、今頃フランスはなくなっていただろう」と、言われているくらいです。

しかし、イングランドから見れば疫病神です。「まさかあの状況から逆転されるとは」と、参ったはずです。

結局のところ、人間は自分にとって都合が良いか悪いかで、良し悪しを判断します。見る立場によって違うので、何が良いのか悪いのかは分かりません。

もし神様がいたら、神は「可哀そうだから」と言って、フランスを救うのでしょうか。それは考えられません。

なぜなら、神の目線、つまり人間の目線から離れて客観視すると、すべてが粒子の変化による一時的な現象だからです。

「人が死ぬ」「国が滅びる」「可哀想」これらはすべて人間の解釈であって、実際には粒子の変化があるだけです。

神が人間に救いの手を差し伸べることはありません。

ジャンヌが神のお告げとして見て聞いたのは、幻覚と幻聴だったことは間違いありません。

ジャンヌは祖国を救いましたが、結果的には19歳で命を終わらせてしまいました。それは本人にとって良いことだったのか、悪いことだったのかは分かりません。

人は「神のために」「国のために」という大義名分を手にすると、凄く勇気が湧いてきます。普段できないようなことでも、できるようになってしまいます。

幻覚や幻聴は危険です。幻覚や幻聴を信じ込んでしまうと、本人や周りの人の人生に、大きな影響を及ぼします。

まとめ【気功や瞑想で幻覚を見ることはあるのか】

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気功や瞑想を続けていると、幻覚や幻聴を体験することがあります。誰もが体験するわけではありませんが、初めて数ヶ月という早い段階で体験することもあります。

幻覚は、覚醒作用のある脳内ホルモンが、放出され過ぎたときに起こります。ですので、幻覚や幻聴を体験する要因は、気功や瞑想だけではありません。

幻覚というものがあるという事を理解しておけば、幻覚が起きても何も問題はありません。不思議な体験をしても、これは幻覚・幻聴だと理解して徹底的に否定すれば良いのです。

反対に、「自分は神を見た」「神のお告げを聞いた」などと信じ込んでしまうと、間違った方向に行ってしまいます。

幻覚や幻聴という現象は存在します。誰もが体験する可能性があります。けれども、神や仏が目の前に現れても、徹底的に否定すれば大丈夫です。

神や仏は存在しませんし喋りません。その事を理解して「これは幻覚だ」と、徹底的に否定すれば大丈夫です。

有料記事 ・気功のやり方【独学】初心者から極めるまで

最後まで読んでいただき、ありがとうございます(^人^)  感謝致します。