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KIKORIBEATSの余談

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2024年9月の記事一覧

ほんとの私なんて

とてもメンヘラで粘着質で口が悪くて凝り固まって禍々しい。人前ではただやさしく、悪口も言わず、思いやりを持っていたとしても、内側にはそういう部分もたくさん持ち合わせている。それが他者に矛先が向かなければ別に欠点でも何でもないんです。

ただやっぱりそういう部分を自分は持っている、というメタ認知は必要で、そこに脅かされて「なんで自分はメンヘラで粘着質で、、、」って落ちる必要はまったくない。

自分を守

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心のふるさと

心のふるさと

蝉が去って静かな朝。鈴虫やらがコロコロなく朝露の間に間にひんやりした風がベッドまで流れ込んでくる。夏の暑さが異常だったせいで、まるで嵐でも過ぎ去ったかのようにより静かに感じる。

今ここにいること、誰かがいること。この場所にいることで繋がりうる人とかモノとか場所とか生き物。もしかしたらまだ東京で暮らしてたかもしれないという余韻を残しつつ、とりあえず今は、この地元の空気を感じて、地元の土を感じて、生

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自分だけの一等星

誰しもがみな、自分にしか見えない一等星があって、だから誰かと比べる必要はない。

この空気の感じ方、体温、呼吸の深さ、誰とも違う。

誰もが目指す高いあの山の頂上へ駆け上がることが人生のすべてではない。この広大な地平を心に持ち続けることのあたたかさ、豊かさは何物にも代え難い。

星の呼び声が自分にだけははっきりと聞こえていたら、それでいい。シェアしなくてもいい。この世界がどう見えてるかなんてみんな

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静なる夜

静なる夜

台風がなにもかもをかっさらっていって、忙しさまで取り払ってくれた。日常という規律正しいリズムをないものにして、一旦リセットする。当たり前にある電気や灯りもモバイル通信も、効率的な行動も、止める。

このリセットする感じのスイッチっていうのは、本当は自分の中になければならなくて、この日常の地続きの感じがずーっとあると、もとある地平というか、自分の中の元の位置に戻れ的な部分を忘れてしまう。言ってしまえ

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