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修士論文終わりました・・


先週の土曜日(2月3日)、修士論文の公聴会(どうやら公聴会というのは私の通っているKIT虎ノ門大学院のユニークな取り組みらしい)が終わりました。
1年間、しかも思わぬ沼に落ちたことが幾度となくありましたが、パートナーの支援、大学院の先生方、先輩、同窓生の力を借りてなんとか今日を迎えています。
1年間、働きながら・・・って正直、きついです。苦行にも思います。
でも、結果として再度チャレンジして良かったって思っています。(一度、あきらめた経験がある)

働きながら学校に通うということ

正直、苦行の日々でしたが、働きながら学校に通いきったことは自分の中でも褒めたいと思っています。
ちなみに、大学院後半は、フランス語学校と並行して通っていました。自分で自分を窮地に立たせてしまう性格です。
さぞかし、勉強好きなんですね・・・と職場の後輩に言われますが、私、勉強は嫌いです。勉強しなきゃいけないって思うと、吐き気がするくらい嫌いです。
職場のE-Learningを締め切り前日まで放置して、休みに入ったのに終わってないからPCとにらめっこしているくらい嫌いです。

そんな私が、なんで大学院に行く(しかも、短大からの飛び級)と決めたのか・・・どうしても、形にしたいものがあったからなんです。
本業は、人材会社でイノベーション教育をはじめ、イノベーション文化醸成のために様々な施策を行っています。
”イノベーションマネジメントを体系立てて習得したら、仕事がはかどるんじゃないか。どうせなら、イノベーション教育(集合天才伝道師ブートキャンプ)を受講してくれた同僚の価値を証明したい!”
つまり、勉強したいではなく
解決策を身につけられる学校に行こう。
本を読むより、教えてもらいながら実践しよう。
(ちなみに学校行っていないときでも月に3冊程度はなにかしら読んでます)

習いながら、翌日に実践する。
習ったフレームを使って、イノベーションの伴走を行う。戦略(らしきもの)を書いて、役員にぶつけてみる。
集合天才伝道師のメンバーとならったファシリテーションスキルを使って、組織Visionの実現を目指す。

習ったことをすぐに実践に活かせる。忘れないように何度も何度も繰り返す。失敗を授業で共有したら、教授が修正してくれる。
実務だと誰も教えてくれないし、失敗が怖いが、失敗したら一緒に考えてくれる人がいるって本当に心強い。

誰かに言われたからじゃない。自分で決めるということ。

大学院でも、フランス語学校でもそうなのですが、自分で決めるということがすごく重要だと思っています。
私が大好きな「みんイキ(集合天才伝道師のチームの一つ)メンバー」が日ごろ頻繁に言っている「誰にも頼まれてないのに、自分がやりたいからやる。だから失敗も楽しいし、成長しかないよ!!」という言葉に、在学中なんども励まされた。

会社の仕事は、自分で選んでいるようで選んでいるわけではない。
自分の会社ならまだしも、雇われの身。会社という組織が最高の結果を残せるために何をすべきか考えて動く。選ぶことができるようで、それは必ずしも自分のやりたいことだけではない。
でも学校は違う。
やりたいことをする。今、必要なことを身につける。必要なことがよく分からないから、とりあえず教えてくれそうな人がいるところ(=つまり学校)に行く。
数少ない、自分で選べることなんだと思う。

論文の最後に謝辞がある

学会で発表する論文の最後に謝辞を書いたことがなく、今回はじめて謝辞を書きました。
論文を書く、学校を続けるには自分だけの力ではどうにもならないことを痛感した1年でした。見えないサポートへの感謝を込めて謝辞を載せる。

今回、改めて痛感したのはパートナーの支えがあってこそだと思う。
夫婦二人の生活とはいえ、洗濯・炊事など生きてく上で必要なことがたくさんある。同級生の中には子育てしながら卒業した女性もいる。
仕事と家事と学びをクリアするためには、家族の支援が重要で、そのためには家族に「なんで、修士に進みたいのか」を理解してもらう必要があり、自分のことのように応援してもらう必要がある。

1年間という短い間に、何度かやめようと思ったことがある。
私だけの思いだったら多分、すっきり辞めていた。でも、パートナーの思いも背負っての挑戦だったので、あきらめずに食いしばった。
1月は平均睡眠時間が3時間を切っていて、もはや涙目の毎日でした。
その姿を黙って見て、濃いめのコーヒーを部屋までもってきてくれる。
パートナーが淹れてくれたコーヒーがあったから、卒業できると思っています。本当、自分だけじゃ卒業できなかったです。

論文題目:Proposal of Methodology to Evaluate the Financial Impact of Entrepreneurial Learning in Operation-Focused Businesses



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