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真実の欠損

12月18、19日、由佐美加子さんの講座に参加してきました

今回の学び、秋ごろからの体験や変化などを書こうと思います

「真実を伝えたら嫌われる」

そんな思い込みが僕にはあります

それが僕を一番苦しめているということを今回の学びで確信しました

少し前にこんなことがありました

院内で良からぬ出来事があり、院内がザワザワしていました

そして、証拠もないのに、その出来事にあるスタッフが何らかの関わりがあると僕が疑ってしまいました

そして、僕は本人に聞きました「その出来事に関わりました? もし、そうなら理由が知りたい そうでないなら、謝罪します」と

それ以上のことは書けませんが、僕にとっても、チームにとっても大きな出来事でした

僕は自分の中の真実を伝えるという選択をしました

伝えることによって、相手にどんな影響を与えてしまうかということはすごく考えました

伝えることはすごく怖かった

でも、伝えた

それはなぜか?

色々な事情はありますが、僕の内面にあった理由はこうです

ここ数年、スタッフの自発性を最優先に考えるという大義名分の元、僕はチーム内で真実を明かすことを避けてきました

真実を明かさず、自分の存在を薄めれば、スタッフの自発性が発揮されると思っていました

真実というのは、特に、スタッフにとって耳の痛いこと、居心地が悪かなるかもしれないことについてです

でも、真実を明かさない本当の理由は、スタッフと衝突し、辞めてしまうことが怖かったからです

だから、自分を抑圧し続けてきました

その結果、チームは和気藹々としていて、離職率は低く、業績も少しずつ伸びており、現場をスタッフに任せることで、自分の時間も増えました

「それで良いじゃないか!」「それ以上を求めるのは贅沢なことだ」と自分に言い聞かせて、本当の自分を封印してやってきました

でも、仕事が楽しくないんです

分院を出すこと、ティール組織を目指すことなど、大きな目標を掲げて、その満たされない自分のモチベーションを何とかして保とうとしてきました

でも、そろそろ我慢の限界に達してしまいそうでした

トップが潰れてしまうと、たぶん、チームはダメになり、病院もダメになってしまいます

この状況を終わらせようと思い、真実を明かすことに決めました

その後も、真実を明かすぞ!という意気込みはありましたが、勇気が出ないこともありました

でも、この1ヶ月くらい、真実を明かしたいという欲求が少しずつ湧いてきて、少しずつ実践しています

真実を明かすことへの抵抗が減っていくには、前回のブログに書いた通り、「相手のリアクションでつながりの有無をジャッジしない」ということがすごく重要でした

スタッフにとってネガティヴかもしれない真実を明かすとどうなるのか?

内省してみました

最悪のケースは、スタッフと衝突し、最終的に多くのスタッフが辞めてしまうということです(そんなことはまず起こらないのですが)

でも、残ってくれるスタッフもいると信じられます

そして、「残ってくれたスタッフと一緒に、僕も現場に戻ってバリバリ働いている」というイメージが降ってきました

そんなイメージの中の僕は活き活きしていたんです

ガッツリと現場に戻ったら、学びの時間や家族との時間は少なくなってしまい、僕自身の身体的な疲労も増えると思います

でも、それが長く続くわけではないし、意外とメンタルは満たされてそうです

なので、最悪の場合も受け入れられそうです

そうは言っても、理想は今のメンバーと一緒に、僕も活き活きと働いていること

そのためには、真実を明かし、創業者である僕の思いを病院作りにもっと反映させることが不可欠です

真実を伝えなければ、スタッフに嫌わられず、波風立たずに時間は過ぎていくかもしれません

でも、自分は満たされません

それに、真実を隠した自分とスタッフは、衝突しないかも知れませんが、決してつながりを感じることは出来ないでしょう

真実を伝えるという選択肢以外、どう考えてもスタッフとのつながりを感じ、自分が満たされるという結果にはたどり着かないという結論にぶつかります

「真実が欠損していたら、つながれない」

これは、秋の研修での由佐さんの一言

僕にとって、人生で一番大切な至宝のフレーズです

今回の研修では、「あなたが真実を明かし出すと、スタッフもあなたに真実を明かし出すと思うよ」とのコメントをもらいました

これから何が起こるのか?

どんな体験が待っているのか?

楽しみでもあり、やっぱり怖いという気持ちが入り混じっています

体験を通して少しずつ成長していきたいと思います

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