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ファシリテーター日記⑻_やり慣れたプログラムこそファシリテーションの背骨を通す


NPO法人PAVLICでの仕事。
小雨のなか向かう。都立高校の2年生を対象にしたワークショップ。
コミュニケーションゲームとジェスチャーゲームをアレンジしたグループ創作、というやり慣れたプログラム。やり慣れているからこそ、考えなくてもまわせてしまう。それはこわいことだ。ねらいとファシリテーションの背骨を通さないと、楽しい活動だった、というだけで終わるか、盛り上がらずに終わる可能性が高い。

前日からプログラムをチェックして、「多様性をみとめあうことが面白さにつながる」ということを強調するようなファシリテーションをすることに。

また、普通教室で40人の生徒を対象に2人のファシリテーターで回すので、先日の反省をもとにガヤガヤしすぎないような空間の使い方や話し方を意識する。

(先日の反省はこちら)

昼過ぎに始業。
活動をはじめるとややザワザワする。だが、教室のドアを閉める、窓を閉める、などのちょっとした工夫や、私がきちんと呼吸をしながら話すことで生徒への指示の通りかたが全く変わるのを感じる。
そして、そうしたこちらの身体の状態や学習環境がすぐに伝わるくらいに素直なひとたちなのだな。
「多様性をみとめあうことが面白さにつながる」というメッセージも生徒とマッチしていたように思う。


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「菊池ゆみこのウェブサイト/演じる・あそぶ・まなぶ」

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