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ファシリテーター日記⑺_環境デザインも大事

NPO法人PAVLICでのお仕事。
考えごとをしていたら仕事先の最寄り駅を乗り過ごしていたのでゾッとしながら戻って急いで着く。
10:10集合、11:30ころ始業。
先週からお邪魔している学校で、別の学年を対象にした今年度初回のワークショップ。

比較的上の学年を対象とするので、盛り上げるよりも、どんな人がいるのかをしっかり観察する、そして逆に生徒にも私たちのことを知ってもらうことに重点をおく。生徒をよく観察するには全体を見るのが重要で、よく見るには身体のチカラを抜いておいたほうがいい。だが、今週の現場の疲れが背中にゴリっと溜まっているのを感じる。ファシリテーション中、何度か意識的に呼吸を深くした。

昼休み。同じ学校で複数年度にわたり継続してワークショップをやらせていただいたり、さまざまな学年にむけてワークショップをやらせていただいているので、廊下や中庭で名前を呼ばれたり親しげな笑顔を向けてもらったりして嬉しい。こちらも2.3回しか会っていないとはいえしっかり生徒の顔や名前を覚えているものだ。

午後は今までと会場を変更して、教室でワークショップを実施したクラスがあった。
声が届きづらくて、どうしてもザワザワした雰囲気になる。
私はグループファシリテーターとして入っていたのだが、生徒とやりとりするよりもメインファシリテーターのやりづらさに早く気付いて、教室の音の響きかたや光の入り方などにもう少し早く対処すべきだった。空間をどう使うかをきちんとデザインするのは大事だ。環境によって活性度合いはかなり変わる。
逆にいえば、場がざわざわしていたりぎこちなかったりするときはその要因をまずこちらのファシリテーションや環境デザインに照らし合わせて検討する必要があるのだ。


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「菊池ゆみこのウェブサイト/演じる・あそぶ・まなぶ」


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