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10年目のいま伝えたい事


こんにちは。

きっかけ食堂の原田です。

本日note連載企画最終日となります。


本日で2011年3月11日から丸9年を迎えます。

東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。


そんな本日、noteで何を伝えようか考えたのですが、

今日は私の周りのにいてくださる、

東北の方たちや、きっかけ食堂にいつも関わってくださっている方に向けて、noteを書こうと思います。今、伝えたい事、3つあります。

「東北が大好きです。」

はじめて訪れた時に聞いた景色やお話を

9年たった今でも鮮明に覚えています。

そして、その時出会った人たちの

温かさや生きる力強さに感動した気持ちを

今でも忘れられません。

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高校生の時の東北訪問の様子@石巻


はじめて訪れたときには「好き」と言うには

なぜだかおこがましいような、そんな気持ちがしていました。

私なんかが、「好き」っていうのが

申し訳ないくらいに思ってました。


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2014年2月@陸前高田

だけど、東北に通えば通うほど

この「好き」という気持ちは本当にそうなんだ、と確信に変わりました。

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早朝の気仙沼水揚げ

「こんな田舎来てくれてありがとうね。」

そんな言葉をかけられたときに

逆に私は

「こんな素敵なまちと人と出会わせてくれてありがとうございます。」

と、全力で思います。

東北で訪れさせていただいたひとつひとつのまちが

海の幸が豊富で、山の幸が豊富で、

魅力的なまちに映っています。

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ホテル望洋の社長と@気仙沼

東北が本当に大好きです。

この気持ちを、まずは伝えたかったです。



「大好きだから共に歩きたい」

これが私が伝えたい2つ目です。

大好きだからこそ、共に歩きたいと思ってます。

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稲刈りの様子@白河

頼ってもらえる存在になりたいです。

悲しい想いをしてほしくないです。

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今は魚屋さんをやめてしまった丸功さん@唐桑


東北は魅力的なまちである一方で

課題を抱えている側面もあるなということは

東北に通う中で感じたことの1つでした、

だからこそ、

大学では社会学部に専攻し学びを深めたり

今もソーシャルビジネスに取り組んだりしています。


これは、私が大好きな人に頼ってもらえるときに

期待に応えることができるように、しておきたいからでした。


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会社で取り組むスムージーでは関谷さんのトマトを使いました

きっかけ食堂のNPO化もその1つでした。

自分たちのできることを着実に増やしていった先に、

東北の人たちに頼っていただけるような存在になれると嬉しいなと思っています。

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京都でのNPO設立イベントの写真

正直、まだまだ未熟ですが

「大好きだから、共に歩みたい」

というのが私の率直な気持ちです。



「大好きという気持ちを伝えきれないから、行動したい」

これが私が伝えたい3つ目です。

きっかけ食堂が開催し続けて5年という話をすると

「よくそんなに長く続けてるね。」

「なんでそんなに続けてるの?」

というようなリアクションをいただくこともあります。


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きっけ食堂@東京生産者さんたちと


私にとっては、

「大好き」という言葉をたくさん言うことは

なんだか照れくさいです。

あと、気持ちを言葉で伝えることが苦手だなと思っています。


けど、言葉で伝えなくても伝わる方法が

「行動」だと思ってます。

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イカ王子ときとがんせにて@宮古

好きだーーー!!

私はそんな気持ちを「きっかけ食堂」で体現しているつもりです。

だから、それを見て、体感して、

他の人にも東北好きになってもらえる瞬間があれば

より嬉しいです。



きっかけ食堂で実現したい事


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きっかけ食堂でやりたいことはまさに、

そんな魅力的な東北を伝えることです。


また、食堂内で、たくさんのきっかけを作り

それぞれの東北とのつながりに活かしていただければと思っています。


きっかけ食堂の運営メンバーは基本的に

同じような気持ちを持ってくれているんじゃないかなと思います。


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釜石大槌が大好きなさおりん


そして、きっかけ食堂のお客さまも

同じようにそれぞれの想いを行動にしてくださっているなと思います。


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きっかけ食堂仙台のみなさんと

生産者さんも、「自分がまちを盛り上げよう!」と

行動されている方が多く

素敵で本当に尊敬している方々ばかりです。

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とっても美味しい白金豚をつくられている高橋社長


東日本大震災から10年目になった今、

状況は日々移り変わるだろうなと思います。

そんな中

きっかけ食堂はこれからも

「東北が好き」

という気持ちのもと

ずっと継続していくのだろうなと思っています。

そして私自身も、

月日がたつ中、変わることなく

東北を想い続けるんだろうなと思います。


みなさまの中でも同じように

「東北が好き」という想いや、

「それぞれの東北への想い」を体現したい!

そう思ってくださる方がいらっしゃるとするのであれば

ぜひきっかけ食堂にお越しください。

たくさんのきっかけを用意してお待ちしております。

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きっかけは、すぐそばに。

原田




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