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親の人生を きいてみたい。

【今日の  聴き屋】~51日目~

コロナ禍で  ほとんど実家に帰れていない。

父は 82歳  持病があり
母は 78歳  二人とも 高齢。

もしも  私が菌を運んだら  と思うと
なかなか 帰りづらい。

私も47歳になり  人生を折り返してるよな~
って思うようになってから
両親に対する想いが  少し変わってきていて
会えなくなった今年は  更に気持ちが変化してきている。

父は 九州男児で 口ベタ 無骨 不愛想 頑固。
いつも ムスッとしていて  いつも仕事で不在がちだった。

母は 私たち3人の子ども育てるため 家庭に入り
規則正しい生活  3度のしっかりした食事  和裁洋裁 お菓子作り
なんでもできる 完ぺきな母親だった。
父が無骨で人付き合いが出来ない分
母が全てを切り盛りしていたと思う。

母はすごく心配性で あれやこれやと 口うるさかった。
ずっとそんな母を 面倒くさい と感じていた。

私が大人になって  子どもを持って  40代になった今でも
「あなたたちのことが心配で  眠れないわ」
と言う母。。。
もう  いい加減  ほっといてよ!と感じていた。


でも
コロナ禍で 両親の年齢を考えると
いつ 二度と会えなくなるかもわからない。

父は 認知症も始まっていて わからなくなってきているところもある。
母は 確実に体力が衰えてきている。

そう思うようになってから
 父の人生って どんなだったんだろう。
 母の人生って  しあわせだったのかな?
 って考えるようになった。



父は  子どもの頃  運動が得意で 
マラソンは1位だったと言ってた気がする。
バスケ部だったと言ってたような気もする。
それから コーラス部だったとも言ってたような。。。

口ベタで 人当たりが悪く 最初の就職先では
「上司とケンカして辞めたのよ」
と 母が昔 言ってた。

5人姉妹で跡継ぎのいなかった母と結婚して 
母方の姓になった父。
まだ 当時はきっと  肩身の狭い思いもしたのんじゃないのかな。
男性で 姓がかわって  職場や友達と会ったりも 嫌な思い  しなかったのかな。


母は 趣味もたくさんあって  たくさんの人からも慕われて
なんでも出来る女性。
今の時代だったら  仕事もバリバリやって 
もっと  違ったタイプの人と結婚してたんじゃないかな。

でも  責任感が強いから  5人姉妹の四女でも
祖父から一番の信頼をされていて
「この家を継ぐのはお前だ」と見込まれて
婿に入ってくれる父と 結婚したのではないのだろうか。

今  両親のことを想うと  なぜか泣けてくる。

子どもの頃  どんなだった?
どんな人生を歩んできたの?
「しあわせな人生だった?」


父  母 ではなく
それぞれ  一人の人として
どんな人生だったのか
きいてみたい。

そして 
「しあわせな人生だった」と思ってもらえるように
私に出来ることを探したい。


なぜだか  父と母を想うと 
泣けてくる 今日この頃。
私も  年をとったんだなー(笑)



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