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「聴く存在」の役割を果たしていく。

【今日の 聴き屋】~99日目~


どんな時
人は 話を聴いてもらったなー
と 感じるだろう。



私は 「話すこと」の持つ 大きな効果を
もっともっと知ってもらって


「話すこと」で みんなに 心穏やかに 過ごしてほしい
そう 願っている。



「話すこと」というのは
自分の気持ちを 自分から 取り出すことだから
必ずしも 誰かに向かって しゃべる だけのことではなくて


「ひとりごと」でも「ノートに書きだす」でも
もちろん いい。


むしろ 誰かに話すことが 心の負担になるときには
「ひとりごと」や「ノートに書きだす」方が
いいのかもしれない。


もし 誰かに話したい と思う時には
その 「聴き手」が必要になる。


そして その「聴き手」の果たす役割は
とても大きい。




私が初めて カウンセリング実習を行った日
とてつもない 衝撃を受けた。


それまで 私は 年齢性別を問わず
誰の話も聴ける 聴くのが得意だと 思っていた。


でも 実際に やってみたら
全然 聴けていなかったことがわかった。


「余計な言葉をはさみ過ぎる」「相手の話をとってしまう」
「そもそも しゃべり過ぎっ!!!」


「相手が話やすいように」という思いから
なんだか 漫才のかけあいのように
必要以上に 言葉をはさみ過ぎていたのだ。

確かに 話のテンポは良くなって
会話は ポンポンつながるけれど
内容が深まらないし そもそも しっかり 気持ちを聴けていない。


初回の実習は 正直 大ショックだった。


そもそも
どんなふうに 聴いてもらえた時
人は 話を聴いてもらえた と感じることが出来て
「話すことの効用」を感じられるのだろうか。


・私のペースで 話し始められた
・「こんなこと」ということも 否定されずに受け止めてくれた
・上手く言葉が 出てこなくて 沈黙してしまったけれど
    私の言葉を 温かく 待っていてくれた
・私の想いを 受け止めて 伝え返してくれた
・なにを話しても 大丈夫 という 安心できる場を 作ってくれた
・私に 真摯に 向き合ってくれた


その時々で いろいろな場面が あると思う。


でも そうやって
誠実に 向き合ってもらえた と感じることで
人は 「受け止めらる心地よさ」や
「自分は 話を聴いてもらえる価値のある存在なんだ」
と感じることが出来る。



そう感じることが出来た時
「ああ 私の話を 聴いてもらえたなー」
と感じることが出来るのではないだろうか。


「話すこと」の持つ効果は 本当に大きい。


そして
その効果を 最大限に高めるために
「聴く存在」の役割が とても重要だ。



たくさんの人が 安心して 気持ちを取り出すことが出来るように
安心して 話すことが出来るように


「聴く存在」としての役割を 果たしていく。




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