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21年1月3日(日)「冷気の爆弾」

普段の労働に突入するスマホのアラームが鳴った。本日三ヶ日のラストデー。ただ仕事ではありません。昨日寝過ぎた反省のもと、昨日よりも、5時間、早い朝7時に起床しました!マジ奇跡!✨

まだ眠たそうな空気をかもすリビング。中央に鎮座するコタツの冷え切った布団を素足で踏んで体育座りをした。さながら爬虫類のようなその姿はギリギリまで身体を休めたいという自分なりの休息モードに他ならない。5分ほどで限界を迎えれば冷気を突っ切って洗面台へGO!骨の髄まで染み込んできそうな冷水を手のひらに溜め込み、一気に顔面にぶつけてやる。僕がかれこれ20年以上用いている朝の洗顔方法だ。

頭髪の毛先に水玉がつきながらも、何とか意識を覚醒へと導いてやればあとは簡単。その足でポッドに火を付け、コタツの電源を入れる。生命力が灯ったコタツの内部に徐々に熱がこもり出した。カーテンの隙間から新しい1日のお告げのように一条の光が差し込んでいるのを確認すると一気にカーテンオープン!!…これは何となくこの開け方が好き😊ドラマで皆んなやるから。もちろん、これに加えてコロナ対策として網戸にする…。イレギュラーな習慣を取り入れることになった昨今は、この手間が地味に辛い。東京でこの苦痛ならば、北国の人達がいたたまれない。

ポッドの湯が沸けば、ミルクティーを入れてとりあえず読書をした。すぐにでもPCを立ち上げ書きかけのシナリオプロットの直しをしても良かったのだが、思考の文字化をめぐる前戯としては読書が適していることを僕は知っている。

本は無論ライトノベルだ。今年の目標にも挙げたことだ。短くても、ショボくても構わない。しかし僕にとって、初めての、偉大なる処女作を爆誕させる。これをせずして僕の2021年は終われないことを、今ここに再決意するとしよう。

冷たい冷気を纏った顔面と、熱が包み込む下半身のギャップは心地良いことを知った。
空気の入れ替えのために開放した窓から、遠慮なしに朝の1番風が僕に冷気の爆弾を投下してきおった。問答無用でぶつけるソレは僕の頭をクリアにするには十分だった。

…いや、十分ってか…いや寒い!寒い寒いぞぉ!!仕事にならんやないかい!ソッコーで窓を閉めて仕事を始める。

…が、なんか…あったかい…。まぶたが…おも…い。おも………

気がついたときの時刻を見た時の感情は一生忘れない。

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