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展示鑑賞録♯9-VOCA展2023-上野の森美術館-3/29

平面美術の中で若いU40の若いアーティストを推奨する展示。
様々な素材形態と広がる平面の領域。
入ってすぐに偉そうな奥様方が挨拶していた。

七搦綾乃 ななからげあやの さん
自然や、自然現象(自然が生み出す現象や時間の移ろい)に強く惹かれ、それを木彫で製作。
Paradise IV
砂浜と波をグレーの階調と彫刻で描いている。レースみたいで綺麗なのとフィーリンググット。
波をこんなレースみたいに表現する人初めてみた。きれい。

田中藍衣 たなかあい さん
Running Around
日本画の画法を使い大きな画面に線が描かれている。清潔感のある画面。
線は近づくと面になったり、今見えている事実はその時の視点や条件によって異なるものとなる。
この画面を見ただけではそれがわからず、わかる必要がある訳ではないが、説明がきとの相乗でよくなる作品だった。

宮内由梨 みやうちゆり さん
A Red life-ecart
視点と定着方法が面白く、ヴィジュアルの強度もあるが、エゴみを感じてしまう作品。かゆみ送りつけられて何が嬉しいんか
でも自分には思いつかん。

源馬菜穂 げんまなほ さん
日の終わりⅢ  ひかりと夜 雨と光II
描こうとしているのは、風景そのものではなく、風景をみた感覚である。
という感覚がよくわかる。というより絵を学んだ人間が何度も考えることをシンプルにやっている。
モネのような色彩をしているが、明度計画からくる空間の厚みか、絵具自体の厚みか、わからないが、比べてしまうと、厚みがない。それがいいか悪いかはわからん。

黒山真央 くろやまなお
SIBLINGS
服の標本による兄弟の関係の対比。

鈴木のぞみ すずきのぞみ
Other days , Other eyes
英語がわからないから題名がよく咀嚼できない。
窓からの景色って多少の違いはあってもずっとそこにあって、窓枠ごと持ってきて、窓ガラスに焼き付けることで、なぜか懐かしさを感じる。
景色が窓に焼き付いている。
そのまま、


全体的に作品のサイズが大きかった。
大きい方が強度がます。


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