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レゴシリアスプレイメソッドにおける創造性について考える(10)『ジグザグに考えよう』:ジグザグにステップを踏む

 レゴシリアスプレイメソッドにおける創造性はどこにあるのか。

 これまで上書で紹介されている8つのステップを見てNoteで考えたことを書き下ろしてきた。

 最後のまとめでは、8つのステップの組み合わせ方についての言及がされている。
 著者にれば、8つのステップの組み合わせはいろいろあり、完全に決まってはいないという。最初の入り口は「質問する」とあるが、ひとたびジグザグの旅が始まればどこが最初でどこが終わりということは関係なくなってしまう。

 むしろ、著者は、各ステップをどのくらいの時間をかけて行うかが重要だということを言っている。
 最初のうちは1日に1つのステップが良いということであるが、慣れれば8つのステップを1時間で巡ることもできるようになるという。経験を積めば何のステップにどのくらい時間をかければ良いかが自然とわかるようになるという。

 また、人間には1日のうち創造的なエネルギーが出る時間は限られているともいう。大半の人は3時間ぐらいではないかと著者はいう。その時間を「自分のために」そして「創造的なこと」に使うことが大事だということである。とにかく8つのステップをそこに当ててジグザグな思考を展開すれば、人生や仕事を創造的なものにできるということである。

 これまでの一連のNoteを通じて見えてきたのは、レゴシリアスプレイメソッドとそれぞれのステップは非常に密接に関わっているということだ。レゴブロックという教材、およびコアプロセスそのものが人々を創造的にする要素を多分に含んでいる。
 それらを少し意識しながらファシリテーションをすることで、ワークの中から生み出されるアイデアの創造性を高めることが期待できそうだ。

 ただ、このNoteを書いている時点では、私自身、各ステップの演習の経験値も少ないため、これらを実際に使い込んでいく機会を意識的にもつことが私の課題である。

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