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フェスで日本語に酔いしれる大和撫子は私です

日本語って最高だ。

そう改めて思わせてくれたのは、
5月4日に行われたJAPAN JAMだった。

昨年参加したCOUNTDOWN JAPANをきっかけに私はすっかり邦ロック好きの仲間入りを果たしていた。
ようやくクリープハイプのメンバー全員の顔を覚えたくらいのにわかではあるけど、この5ヶ月でそれなりに曲は聴いてくた。この表現でにわか度合い伝わる?

今回は、DISH///が参加するということで、北村匠海好きの友達と共に参戦。初の野外フェス。
当日知ったけど、DISH///にとってもこれが初めてのフェス出演だったらしい。匠海と初フェス、とか言っちゃったり。ラジバンダリ。

雲一つない青空に、心地よい風。

もうびっくりするくらい晴れていた。
自分の子供の運動会でこれだったら軽く泣いてる。

サークルとかバイトとか授業とか、面倒くさい何もかもが吹き飛んで、ずっとここで過ごせたらいいのに、って思える空間がそこにはあった。

抜群のコンディションの中、
ステージから漏れる音楽をバックに
日向で冷凍パインを食べる。ガチでうまい。
お昼のローストポーク丼は温玉を味玉に変更したんだけど、そこは温玉のままにしとけばよかった。でもうまい。これもガチ。

「今日が一番楽しい日なんじゃない!?!?」
って何度も友達と確認した。多分合ってた。
芝生の上でタオルを使ってリレーまでした(20歳)。

肝心の音楽はというと、
言わずもがな、良かった。

音楽ってすごい。
というか、邦ロックってすごい。

恋してなくったって、失恋してなくたって、
挫折してたってしてなくたって、
心があったまったり切なくなったり前向きになったり、
色んなふうに動いていく。

心の運動、みたいな感じ?
筋肉痛にはならないのがかなり高ポイント。

しかも、一つの気持ちを表すにも
色んな仕方があって、
特にマカえんなんて、

君の本気で怒った顔も呑気に眠る顔も
きっとこの先いちばん映していくこの目
マカロニえんぴつ『なんでもないよ、』

ですよ…

僕が君の顔をこれからたくさん見るね、じゃないんです。
僕の「目」が君の色んな「顔」を映すんです。
「君の大きい笑い声をきっと誰よりもたくさん聞ける」のは
「僕のこの耳」なんです。

カッケェ!!!!!!
はっとりさんカッケェ!!!!

マカえんに限らず、
どのアーティストもみんな
素敵すぎる言葉を
素敵すぎる声で歌ってて、
そういう表現に触れる度に、
そういう表現を味わえる度に、
日本語っていいなぁって
心から思える。

私も僕も俺もアタシも、
全部違う日本語だからこそ、

出せてる味があるんだろうなって。

そしてそんな素敵な日本語が
音楽に乗ると
ますます素敵なんだよなぁって。

後ろの方で、芝生に座って聴くには
あまりにも幸せだった。

1日の最後には、
知らない曲でヘドバンして帰れるくらいには
元気になれていた。恐るべし野外フェス。

そして数日経って、
素敵な日本語の記憶を
こうして日本語で綴るなんて、
こんな幸せな循環あります???

過去は振り返らない主義です、なんてキメたいタイプの私でも、またあの空間に戻りたいって素直に言えるくらいには心が満たされた。
あぁ、楽しかった。









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