「いい妻」からの脱却

「いい」から逃れる

旦那が鬱を患って、20年以上経過する

何度悪化→若干緩和を繰り返している

引越しして、部屋が増えてからは引きこもるを覚えた

ゲームみたいにレベルアップした訳では無い

旦那は、籠もることで自分を世の中から守っているのだろう

わたしはどうしたらよいのだろう

毎回悪化するたび
何を求めてるのか
何をしたらよいのか

結局何もしない、何もできない

人はどこまでいけば許されるのだろう

どこまで寛容になればよいのだろう

いい妻になりたかった
いい妻になるのを辞めた

妻である前に人でありたい
いい妻より一人の人でありたい

もともと「いい妻」は無理だった
子どもたちが成人してから
わたし自身も「いい」の呪縛から逃れた

「いい人」聞こえはいい
だがこの「いい」が自分を苦しめる

許す、寛容、聞こえはいい
だが、自分を苦しめてはないか

もう、「いい」から逃げ出すことにした

私は私だ
出来が悪くったって
いい妻でなくったって

私は私
出来が悪く、わがままで
阿呆で、怒りっぽくて
ちっぽけで、我慢が効かなくて

でもいい
さらけ出した自分が
私らしくていい

世の中からいなくなっても
誰も困らない
そんなちっぽけでなんの存在感もない

私は私だ

こんな小さなちっぽけな私も
ちいさな世界を作ってるんだから

ちっぽけでもいい

だって今の私は「いい」がとれた
ただの私だから

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