嘘学研究家

 嘘学研究家をしていると嘘つきであると思われることが多々ある。仕事は仕事でプライベートはプライベートであるのはわかってほしいなと思いつつ、「嘘つきなんでしょ」などと言ってくる相手には気にしていない素振りを見せて相手と自分に嘘をつく。
 仕事が仕事で普段一般人が考えないようなことを考えて生きているのだからそういった考えをもつのもわからないではない。連続殺人鬼や詐欺師といった肩書きの人には警戒するのと同じで私のことを警戒するのは正しい判断なのである
 だが、信じるところは信じて欲しいと思っているから私の嘘の傾向はある程度伝えてある。虚飾とジョークが主でジョークに使う常套句は「そんな嘘をついて私にメリットあるかね?」だ。これは『ホンネを隠すと仕事はうまくいく』という本に書いてあったものをそのまま利用している。
 さて、私は嘘学研究家として疑われやすい分信用を大切にしている。言動に一貫性を持ち、履行出来ないならばそれを早めに伝える。日本人として恩義を受ければ返すように努めている。他人の悪口などは人であるために言ってしまうことはあるが最小限に抑える努力はしつつ、それでいて感情はなるべくだすようにしている。と、まぁこの中にもいくつか嘘が含まれていると思ってもらって結構なのだが信用を重んじているという言葉に嘘偽りのないことは信じていただきたい。
 次に書く本は信用についてにしよう

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