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ジャカルタで非日常に触れる。#おうち旅行

空港に降り立った時から、なんだか慣れない感じがした。いつもと違う空気感。少し足がすくみ、少しワクワク心が踊っている。両極端な感覚。

去年、友人の結婚式に出席するため、ジャカルタを訪れた。インドネシアは初めてで、どんな国かよく分かっていなかった。

最初は「今まで行ったアジアの他の国とそんなにかわらないな」という印象。英語がけっこう使えて、普通に観光する分にはあまり苦労しなかった。

「この道路、どんだけ車線あるの!?」ってぐらい車とバイクがひしめき合う。交差点も信号がないところが多くて、横切るのも一苦労。でも、みんな器用にスイスイと進んでいく。絶対わたしは運転できない!

10年以上前にアジア旅行した時と違うのは、Uberのインドネシア版があったこと。テクノロジーの波は確実に押し寄せているらしい。

結婚式の翌日は、イスラム教のモスクを見学。思ったより広くて大きくて、造形の美に吸い込まれそう。

通りをはさんだ向かいには、キリスト教の教会が建っていた。神社仏閣が共存する日本と同じ感覚なのだろうか。インドネシアの文化に、ほんの少し親近感を覚えた。



そうは言っても、ムスリムの国。男女が区別されることが日常。いつもは性別の違いなど気にすることがないから、自分の性を改めて意識させられる。

ホテルやショッピングモールに入る時はセキュリティチェックが必要で、銃を持ってる警備の人がいて、少し物々しい。

町中で日常的に聞こえるアザーン(礼拝への呼びかけ)に、お祈りを捧げるイスラム教徒の人たちや、彼らの日々の暮らしを感じる。

旅の醍醐味は、なんと言っても『食』。辛い料理が苦手なわたしも、美味しく食べられるものがたくさんあった。ナシゴレンは絶品。フレッシュジュースは持ち帰りたいくらい。

初めてトゥクトゥクにも乗った。狭い車内に身体を押し込む。発進したとたん、横から吹き込んでくる風と下からの振動でアチコチぶつかりそうになる。

ホテル内で受けたバリ風マッサージは、慢性の腰痛が和らぎ、なんだか身体が軽くなった。ふわふわと足に羽根でもついているような心持ちで、部屋まで戻ったことを覚えている。

いつもは一時帰国で、オーストラリアと日本を行き来する「移動」。ジャカルタでの数日間は、久しぶりに純粋に「旅」を満喫した。

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