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お線香を焚く。

父が亡くなってはじめてのお正月。
昨年末に近づくにつれ、父がいない一年がはじまることが、淋しく時がたつのが悲しかった。
でも時間は過ぎていくわけで、2024年があけた。

わが家では、毎年家族で三社参りし、そのあとお墓参りに行くのが恒例になっている。
そのなかの一つの神宮では、くじつきのおみくじをひいて、甘酒を飲むことが家族の楽しみだ。

四十九日を過ぎたので、初詣は行ってもよいと知り、今年は一つの神宮だけお詣りすることにした。 
ここ数年大吉が出でいなかった母と私に大吉が出で、笑門来福の絵馬としゃもじをいただいた。
「お父さんが当ててくれたのかもね」なんて話ながら、甘酒を楽しんだ。

でも、でもね、やっぱり淋しい。
いることが当たり前だったのに。
はぁ。
お線香は故人へのご馳走だと聞いたことがある。
毎日父のためにお線香を焚く。亡くなった父へのご馳走なのだけど、お線香を焚くことが私にとっての救いになっている。

この感情を残しておきたくてひさしぶりに投稿した。今日をきっかけにぼちぼちでも投稿しよう。父が背中を押してくれているような気がするから。

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