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”自転車”と私のことしか書いてない


はじめまして。

サキです。

性格は、飽き性です。
飽き性なので、noteを書くこともこれで最後かもしれません。

飽き性なので、就活中に困ったことがありました。
”学生時代頑張ったことは何か?”について聞かれた時、話せない。
頑張る前に飽きて辞めることが多かったので。


そんな飽き性な性格の私ですが、大学4年間ずっと変わらず好きなものがある。

”自転車”

振り返ってみるとたまたま、”自転車”と私との相性がよかっただけの話だった。

気になって、自分がなぜ自転車が好きかについて因数分解をしていたら、自分の性格が浮かび上がってきたので、自己紹介も兼ねてnoteを書こうと思いました。
自転車が好きな理由から、私について話してみようかなと。

このnoteでは、”自転車と私”について話します。


研究テーマ並みに長編になってしまったので、暇つぶしで読んでいただければと。論文と違って、なんの知識も得られないけど。



自転車によって私が変わったわけではない。
自転車が真の私に導いてくれた。
そしてさらには、私の感性を耕してくれてるものになった。
そんな自転車と私の人生の歩みを覗いていってくださーい。







自転車で四国一周 初めてのロードバイクはBianchi


-自転車との出会い-


昔から母が車に乗れないため、どこにいくにも私は自転車が交通手段だった。


自転車は、人によって用途は様々だ。

通学時や買い物といった実用的な日常使いの役割を果たしたり、
自転車レースに使用するスポーツ競技としての自転車、
最近は、散走という言葉にも出会った。自転車 ”を” 楽しむではなく、自転車 ”で” 楽しむというもの。自転車を乗ることを目的としたものではなく、自転車に乗っていること以外がメインの楽しみ方。

など、自転車の楽しみ方や利用方法は様々である。

私の場合は、 ”自転車(ロードバイク)×旅” がメインとなる。

特に自転車で様々な地域に足を踏み入れることが大好き。
ここから先の自転車の表現方法は、

自転車=ロードバイク
旅=様々な地域を走ること
”自転車×旅”


自転車をはじめたのは、大学でのサークル活動がきっかけだった。
私は、”チャリ部”と呼ばれるサイクリング部に入った。

部と言っても月に2回ほど、都内をサイクリングする活動で、参加は任意。
とにかくゆるーい運動部のため、部室は文化部と同じ並びにされていた。

チャリ部を選んだ理由は、運動はしたいけど競技スポーツはしたくなかったから。幼少期に世界大会を目指してとある競技に打ち込んでいたが、競争する世界があまり得意ではなかったことに気づいた。

そのため、新入生歓迎会ではアウトドア系の運動サークルを探した。




-人生が豊かになる希望を与えてくれた相棒-


鳥の目で自分の人生を振り返ってみると正直、高校生までは周りの評価や他人軸で生きてきため生きづらかったなーと感じる。

私は、比較的周りに評価されやすい人間だった。

どのように振る舞えば周りから褒めてもらえるかを察知しやすい性格だったため、小学生の時はたくさん先生に褒めてもらえた。習い事の大会でも、本当は辛いなーと思いながらも、優勝した時に友達や家族に褒められることをモチベに頑張ることができた。

しかし、上のような行動は自分で良いと思ってとった行動ではなく、他人の評価に左右された行動。自分の直感的な感覚で決めたものではなく、頭でこうしたらいいかもー、で選んだもの。


だからか、どこかずっと納得いかず、何かにモヤモヤしていた。

そんな中、大学生になり自転車に出会った。
今日、自転車(ロードバイク×旅)に出会って約4年が経とうとする。

現在の私は、自分の感覚と本当の意志で”やりたい!”を選べている。

それは自転車という相棒が、私に魔法を与えてくれてたから。

自転車が本当の”自分の好き”を選べる道を導いてくれたから。

どんな魔法かは、以下の文で自転車の魅力と共に伝えていきます。


3年ほど前に自転車ユーチューバーのあやさんのYouTubeに出演させていただいた私



-自転車が気づかせてくれた”私が本当に好きなこと”-


1.私にとって自転車は、スポーツではなく運動。運動より遊び。


冒頭にも述べたように、自転車の楽しみ方は人それぞれである。

レースに出る人たちは、自転車は”スポーツ”と捉えるだろう。
日常的に通勤で使っている人にとっては、”実用品”。

私にとって、自転車は”遊び”。

私は、身体を動かすことが大好き。しかし、スポーツにはルールや勝ち負けが伴うから、競技的なスポーツには抵抗がある。

さらに言えば、私は自転車を運動だとも思っていない。”遊び”なのだ。
遊びに変えてしまえば何もかもが自由だ。なので、動機や意識は遊び、しかし効果は運動になるということ。=最高。
私は自分自身で、自転車の楽しみ方をカスタマイズしている。


私の自転車の楽しみ方は、自転車を用いるアクティビティの中では一番間口の広いものではないかと考える。

この楽しみ方は、他人の評価や周りの環境に左右されず、自分さえ楽しめればOK!なのである。制限がなく自由。

だから、飽き性な私も続くってわけです。

スポーツとは、競争や肉体的鍛練の要素を含む。
運動とは、健康や楽しみのために体を動かすこと。
遊びとは、強制されない自由な活動。


2.自転車が私の移動可能領域を広げてくれた


徒歩だと、時間や体力的に私の移動できる行動範囲は限られてしまう。
車だと、細い道にはいけなかったり、駐車場が問題になったりする。
電車だと、スピードが速すぎて通り過ぎてしまう。

自転車は、私の移動できる範囲を面的に広げてくれて、かつ、立ち止まる機会を与えてくれる。時速20kmという魔法のスピードが、見たことなかった世界に連れて行ってくれる。

そんな相棒によって、私はさまざまな発見に出会ったのだ。
脇道に入ってローカルなお店を発見したり、地域の紹介がされている説明看板だって自転車なら見逃さない。

大自然から生活圏までどこでもはいっていけるモビリティさが自転車には備わっている。コンパクトな乗り物だから、私の大好きな地域巡りに最適である。

だから、GoogleMapにピン留めされた場所を、フラグ回収のようにまわる”ただの観光”には飽きてしまったのです。




3.自転車って優しい!?


私、クーポンちゃんというあだ名があるくらい”お得なこと”が大好き。

自転車は、一度買ってしまえば交通費や駐車場代などがかからないという金銭的なコストパフォーマンスの良さがあります。お財布に”優しい”遊び。

また、環境的にも”優しい”乗り物でしょう。

あと、
自転車に乗っていると、めちゃくちゃ声をかけられる。

それは、
自転車乗り=怪しくない人=優しい人?
に見られていると予測する。

自転車を持っていると、明らかに自転車に乗っている人だーと理解されやすく、地域の人から声をかけてもらいやすいみたい。
歩きの人だと、観光客なのか、地元の人なのか、そもそもそうなった時点で話しかけるきっかけはなくなるだろう。車だと人と出会う回数は自然と少なくなってしまうはず。

だから、自転車に乗っていると話しかけられやすい。

お膳立てしたおもてなしじゃなく、地域の人からふらっと話しかけられる方が、その地に溶け込めた感じがして、本当の地域体験ができた気がする。


4.感覚機能が敏感になりいろんな意味を見つけられた


自転車に乗っていると、感覚機能が最大限に発動する。


北海道の広大な大地の中を走っている時、

牛の肥料の臭い匂い、
太陽による暑さを感じつつも、北海道ならではのカラッとした涼しさを肌で感じ、
鳥や虫たちの鳴き声が音楽のように耳に入ってきて、

身体全身で、生きた北海道と触れ合うことができる。


また、感覚機能はいろんな思い出を蘇らせる。

特に嗅覚
嗅覚には、記憶を司る海馬が刺激され、記憶に働きかけるちからが強いことから、特定の香りを嗅ぐと、ある記憶やことがらが思い出される現象”プルースト効果”が生まれる。

だから、私は、ふと肥料による臭い匂いを嗅いだら北海道を思い出してしまう。でも、そんな昔の情景を思い出し、記憶に浸る時間が好きだ。


さらに、
”風を切って走る〜♪”
は、絶対に自転車が一番感じることができると思う。
風の中をこれほど気持ちよく切ることを感じられるのも、自転車ならではの魅力だと思います。

強風の日は、車と違って人間にはエンジンというものはないため、根性で前に進まなくてはいけません。自分の足を使って、そんな風に立ち向かうことさえ楽しくなってしまいます。




5.自然に対して畏敬の念を感じることができた


Episode1
最近、
新島という島の海で泳いでいたら溺れました。
私、プールだったら50m結構早く泳げる人。
それにもかかわらず、初めてシュノーケルをつけて泳いだら、水が中に入ってこないかが心配になって、パニクって溺れた。

その時、”人間ってようぇー”って感じた。

便利な世の中になってきて、あたかも人間って強いって思ってた。

Episode2
山の中、登山をしていると、すれ違った人と「こんにちはー」といった挨拶文化が当たり前にある。それは遭難した時に備えて通りすがりの人に顔を認識してもらうためらしい。

山の中ではリスク管理ができている。


地震や災害には勝てないことがあるように、人間って弱い。私たち人間は自然の中で生きていることをそういえば忘れていたなーと思った。

人間は自然に生まれて、自然にこの世界から離れていく。

自然と共存していることを忘れないためにも、いかにして日常で自然と向き合うことを意識すべきだと考える。

自転車は自然との対話を楽しむことのできる一つの手段。だから、自転車に乗っているときこそは、天候や自然をとても意識してみてる。風や雨との距離が近づき自然への畏敬の念を強く感じる。



6.私の辞書にある楽しいとは

自転車って、コスパよくタイパよく、達成感を味わえる。笑
※コスパ=コストパフォーマンスの略。安い
※タイパ=タイムパフォーマンスの略。早い


私の辞書では、「楽しい」=「辛い瞬間を乗り越える時」っていう意味があります。

私はよく自転車で、わざわざ山を登りにいくことも好きです。
(今まで登った山の一例:ヤビツ峠や富士山、阿蘇山、乗鞍岳などなど。ちなみにおすすめは、磐梯東スカイライン)

ドMなわけではない。だから、登っている最中は、苦しくてなんで登っているんだろーっていう気持ちにもなります。なんで来たかよくわからなくなるのに、次の山を求める自分がいた。


それは、
何時間もかけて辛い思いをしながら足を踏み続け、登り切った”あのゴールする瞬間”が中毒になってしまったのです。
登り切った瞬間、”チルってる”になるのです。※チルって言葉よくわからないけど使ってみた

楽しいと感じられる”あの瞬間”を感じに行くために、私はまた山を登るのです。法的範囲内でチルってる。


ある方の言葉にも共感したことがある。
チャリダーというNHKの自転車番組を見ていて、出演された方の言葉で

”坂に向かって走るということは、ストレスや悩みとか、悪いものが抜けていく感じがする。坂に登ることで、頑張ることの意味を思い出すことができる。”

確かに坂に登ることで辛いけど、登り切った後の達成感で頑張ることの意味を改めて感じることができたり、坂に立ち向かいながら登っている最中は、きつすぎてなんだか悪いものが抜けていく感じというのはとても共感しました。

自分の力で得られた成果からこそ感じる達成感というものを、自転車は思い出させてくれるのだ。

最近頑張ることの楽しさを忘れていませんか?



7.人が不得意な私が人と楽しむことができた


土日は1人でカフェで勉強をする時間の方が多かったり、
人と雑談をすることが苦手だったり、
コミュニケーションを積極的には好まない方なんです。

そういえば、
こないだ占いで、”あなた人に興味ないでしょ”と言われた。笑

でも、”人に興味ない”って何?
仕事でコミュニケーターという役職をやっているので、人に興味ないとは認めたくなかった。

だから、”人に興味ない”という言葉を一度細分化してみた。

→人とのコミュニケーションは得意な方
→でも好きかと言われたらあまり
→新しい経験や知識を得ることは大好きで、それを与えてくれるのは「人」だった
▶︎▶︎だから人といたい!

なので、1人で自転車に乗って旅に行くより、誰かと行く方が新しい発見があるので、友達を誘って自転車旅に出かけることが多いです。
人は新しい知識や経験を与えてくれるから。
みんなに感謝!


あと、自転車が持っている特性として、
自転車に乗っている瞬間って、話せないこと。

ずーっと話すことが得意ではない私にとっては、コンビニ休憩などで少し話すくらいが丁度よかった。自転車は、人と一緒の趣味をしているのに、話さなくてもいい、ちょうど良い距離感をつくってくれる。


8.自転車がきづかせてくれた”私が本当にすきなこと”

冒頭で述べたように、「競争」が苦手な私だが、実は自転車の大会に2回出たことがある。筑波8時間耐久レースでは、チームのメンバーのおかげでもあるが、表彰台に上がった。その達成感を得ても、やっぱり大会より遊びで自転車を楽しむ方がおもしろかった。

自転車のおかげで、自分が何が好きで、何が自分を喜ばせることができるかを改めて理解できた経験だった。



自転車はもともと私の特性とマッチしてもいたが、身体を使った遊びや五感を最大限に活かせるなどの自転車のメリットが、さらに私の感性を耕し、様々な感情を楽しむことができる魔法を持っていた。


それもあってか、人の評価で動いていた自分から、自転車のおかげで自分の心の声を聞けるようになった


自転車が”本当の私の好きなこと”を教えてくれた


感性とは、個々の人が持つ独自の感じ方を指し、価値観を形成する。感じる力であり、そして、好きや嫌いといった具体的な心の反応など、湧き上がる感情の反応を生む。



-最後に-

私の自転車の遊び方


人によっても自転車が好きな理由はそれぞれなので、今までの話はあくまで私の個人的な意見です。

最後に、今の私が楽しんでいる”自転車の遊び方”について紹介したいと思います!

私は、”衣食住+遊び”こそ人生において重要な4大要素だと考えます。

遊びには、ルールも制限もなく、何度でも試してみようができる。
報酬はないが、人生を必ず豊かにしてくれる


そんな私は、今自転車でこんな遊びをしてます♪

「伊能忠敬企画」

【概要】
憧れの自転車の先輩、Ran先生を真似て、日本の沿岸を自転車で走りながらGPSのログを使って日本地図を描く「伊能忠敬企画」を進めています。

始めた背景としては、伊能忠敬の「偉業は最後に作られるもの」、「自分の力を最大限に発揮できる環境を自ら整え、納得いくやり方でやり、自分らしく生きよ」などといった考えから生まれた日本地図に惚れたから。
そこで、”長期的に物事に取り組むことは大切なのか?”といった問いを持ち、私も伊能忠敬の跡を追う。
これは私ならではの遊び。なのでゆるーく、いろんなことにtryしながら挑戦してみます。
さっそく、伊能忠敬企画と相性の良すぎるこちら

に選ばれたので、四国のまちをPRしながら遊んできます🚲


GPSで通った場所が囲まれていく
自分の誕生日の日に伊能忠敬記念館にてぱしゃり



ここまで読んでくださりありがとうございました!

今のヤンチャ目標は、自転車で地域に何かを生み出す人材になること!やり方は未定!

とにかく今は走り続けたい。自分の心のコンパスってやつに従ってね😉


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