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便利な"Me too!" でも、それって合っている?

英語を学習し始めた頃、"Me too." をところかまわず使っていた。同意をするならこの表現!と信じきっていた。

アメリカ映画では、何だか別の表現が使われているようだったが、聞き取れず、でも「そう、私も!」「同じ!」という意味かなぁと、話の流れでなんとなく理解していた記憶がある。

その後も、いつもとは違う表現を耳にしたりしたが、何故だか私の頭の中では、"Me too." へと同時変換されていた。

あの映画のキャストのように、サラッと流暢に返答できたら!と、その頃から英語に対する強い憧れがあったのかも。いつでもどこでもの "Me too." から脱却し、Native が使うような表現でサラッと返答できたら、素敵さレベルが格段にアップ!

ちょっとだけ、クイズに挑戦してみて・・・
次の2文の返答で、"Me too" が当てはまらないのはどっち?

1. A: "I'm thinking about going shopping this weekend."
    B:  "Me too."

2. A: "I don't think it is a good idea to go shopping." 
    B: "Me too."

答えは、2番。じゃあどうやって答えるべき?

B: "Me neither." 「私もそう思わない。」

そう、否定に対して同意をする場合は、"too" ではなく "neither" を使う。"Me either." も良しとする人もいるが、文法的には間違いで、かなり砕けた(broken)口語表現としてなら使われなくもない。

でも、なかなか "Me neither." と瞬時に返答できない。ただでさえ、「否定」を瞬時に理解して反応するのは難しいのに、英語で言われた否定 "I don't think …." をキャッチするのは大変 。練習を積まないと!

映画の中で使われていた表現は、きっと別物!
Native は、もう少し違った表現をサラッと使う。これもボキャブラリーに加えてみたい。

先ほどの2文に対する返答は・・・
1. A: "I'm thinking about going shopping this weekend."
  B: " So am I."
2. A: "I don't think it is a good idea to go shopping."
    B: "Neither do I." 

そう、「私もそう思う」「私もそう思わない。」の「そう」は
肯定文では "So" を、否定文では "Neither"
を用いる。「動詞」+「主語」の倒置の語順で。

少し難解なのは・・・
" So am I." "Neither do I." の太字("am" や "do")  部分!
相手の使った動詞を反映させて返答しなくてはいけない。

  少しだけ説明を加えると・・・
1. "I"m thinking …." 中の "am" を受けて、 "So am I." 
2. "I don't think …." 中の "don't" を受けているが、Neither に否定の意味があ含まれているので、 "Neither do I." となる。

「そんなこと言われても、Native のスピードについていけない!」
その通り。だから私は、いつでも "So do I." や "Neither do I." を多用していた。"do" ではなく、 "am" の場合やそれ以外(下で説明)の場合であっても。よく考えたら、"Me too." "Me neither." よりは確実に進歩している!

確認の為に(文法的に正しい)答え方をいくつか示しておくと・・・
(B のつもりで反射的に返答する練習をすると更に効果的!)
3. A: "I can speak English."
    B: "So can I." 
4. A: "I was happy when I was younger."
    B: "So was I."
5. A: "I did not do the "Listening Marathon" practice today.
    B:  "Neither did I."
6. A: "I haven't decided what we should do this weekend."
    B: "Neither have I."

"Me too." 'So (Neither) … I" から更に脱却、Native 表現をスマートに使うなら・・

1." Same as me." "Same with me." "Same here." 「同じく!」
2. "Likewise." 「そうだよね〜!」「同じく!」
3. "Surely." "Seriously."  「マジで!」(強く同意したい時)等。

これらの表現は、「肯定」「否定」に関係なく使えるので便利!私は、"likewise" を "like" 部分を少し強めに発音して、よく使います。

最後に、忘れてはいけないことを一つ・・・
A: "I love you." に対しては
B: " So do I."  ではなく、"I love you, too." と返答。

 確かに " So do I." は、「私も」という意味だけれど、「単に同意しているだけ」あるいは「"I love you" という返答を避けている」ニュアンスになるので、王道の返答 "I love you, too." で相手に気持ちを伝えて!

Thank you for reading this through as usual.  Sometimes a bit of "expressive" ways of showing your agreement can get the two people closer to each other.  (ちょっと大げさかなぁと思うような言い方で、同意の気持ちを伝えてみると、二人の距離が縮まったりするかも。)See you in a bit.

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