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実は美味しい!自由英作文(実践編 その1)

受験生の皆さん、こんにちは。前回投稿の「自由英作文(理論編)」で紹介したS+PEE+C / S+PEE+PEE+Cのフォーマットを、実際の入試問題へ応用するやり方を一緒に考えてみましょう。
字数制限やブレーンストーミングのコツ等は前回の投稿を確認してみてください。

色々なタイプの自由英作文問題がありますが、以下の4タイプに絞ってみます。また以下の4タイプについて、実際の英文(私の作成文)と「思考の流れ」を説明した、書き方のヒントの投稿がアップしてあります。良ければ、各タイプのリンクをクリックしてみてください。

1.理由や経験を提示しながら、自分の主張を展開するタイプ
(前回の投稿で少し紹介した、金沢大学2020、そして大阪大学2023、名古屋市立大学2023等)
2.与えられた写真を英語で説明するタイプ(一橋大学2023)
3.質問された事項を網羅しつつ、受け取った手紙に返信するタイプ(横浜国立大学2023)
4.図表等のデータを読み取り、トレンドを分析・推論するタイプ(名古屋大学・広島大学2023)

 1のタイプが、まさにS+PEE+C / S+PEE+PEE+Cのフォーマットを使う問題です。
 ただし、「必ずこのフォーマットを使う!」というより、これを念頭に文を組み立てると自分の主張が明確に伝わる、いわゆるspell(魔力)みたいなものと考えてもらうといいです。あまりに意識すぎると、考え過ぎてかえって書けなくなってしまいます。
 なので、SとPを一つにし、S(P)+EE+(C)あるいはS(P)+EEE+(C)に変形したり、字数によってはCを省略したり、twistを効かせてみてください。
 2〜4は、きっちりS+PEE+C / S+PEE+PEE+Cのフォーマットには当てはまらないタイプですが、問題へのアプローチの仕方やポイントを中心に後の投稿で説明をします。 

 志望校の出題タイプに絞って、書き方を研究してみてください。そして実際に書いてみることが重要だと思います。
Ok, enough is enough!  Here we go….

1.理由や体験を提示しながら、自分の主張を展開するタイプ

まずは典型パターンです。ディベートなどでよく見聞きする問題です。
問題: Some people say high school students should wear a uniform.  Do you agree or disagree with them?  

 以下の具体例では、私が書いた英文と解説を載せてあります。良ければ、思考の流れや表現を確認してみてください。「ポイントがあちらこちらへと行かな い」工夫も説明しています。

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