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空気を読める黒猫ちゃん

君は出会った頃から冷蔵庫だった。

そして、いつも寄りそっていた、

黒猫ちゃん。

冷蔵庫企画のTOP画像は、

ピスタチオさんの置き土産

フリーザへの贈り物だった。。。

ピスタチオさんの、イラストを思いだし

懐かしくなって暫く美術館のように眺めてた。

テトラポットがあった気がするな。。

少女は音楽を聞いてたよね?

黒猫ちゃんは丸いのに座ってたかな?

ギターあった気がするな。。

随所の記憶が曖昧になるのが、悔しい。。。

突然何を言い出すのかと言うと

冷蔵庫企画があるのです( *´艸`)

審査員はフリーザ、緑川凛さん、川ノ森千都子さんです!

それぞれの審査員さんが、特技を生かした賞になってるのが

面白い所(〃艸〃)ムフッ

とゆう訳で、私からは冷蔵庫企画に使われているピスタチオさんからの置き土産

TOP画像からの、冷蔵庫をモチーフにしたお話をかいてみようと思います(*^-^*)

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粗大ゴミの有料化に伴い 不法投棄が目立つ一角があった

一つ置かれたら、たちまち・・集まってきた大型ゴミの山

俺はその場所を横切り通勤していた。

ゴミのある場所なんて気にもとめない

なんなら さっさと通り過ぎてしまいたい

そんな場所だった 黒猫を見かけるまでは・・・・

たまたま 休みの日に通りかかったその場所を

通り過ぎようとした時 小さな黒猫がゴミの山に向かって歩いていく

猫好きな俺は 気になって 黒猫の姿を眺めながら

猫が向かった先を凝視した・・・

ガバッっと 開け放たれた冷蔵庫に 

黒猫が入って、丸まって寛ぎだした。

「冷蔵庫が あいつの寝床か・・・」

その日から俺は、ちゅーるを持ち歩くようになった

見かけた日は ちゅーるを開けて

黒猫ちゃんに見せてあげるんだが・・・

いっこうに 食べない

それで俺は、SNSで聞いてみた。

【〇〇くんのお悩み相談】『猫が好きで出会いのために備えてちゅーるを持ち歩いているのですが、たまに猫を見かけてもすぐに逃げられてちゅーるをあげるに至りません…猫にモテるにはどうすればいいでしょうか?』

→気合が入りすぎてると猫は感づいて逃げます。空気のような気配を保つ鍛錬をしてくださいw

→チュールを保湿クリームの如く手や顔に塗っておけば猫が寄ってくるんじゃないでしょうか?

→(1)目を合わせない、視線を合わせる代わりに目を細めたりつむる(目を合わせるとガンをつけていると思われるため)
(2)しゃがむ(背を低くして怖がらせないように配慮)
(3)極力じっとしている(急に動く存在が猫は苦手)
(4)こちらに興味を示したら、手を差し出す(匂いをかがせるためで、触らない)

→初回で手からちゅーるを食べてもらいたいなんて無駄無駄無駄無駄ァ!!
本物は小皿に入れてすこーし距離を置くのです。食べ終わったらゴミは片付けてネ❤

→相手の目線に高さを合わせて 話しかける 通う。

なれてきた頃に餌あげたら 寄って来るかも(*^^*)

様々な意見をもらってとりあえず 

うおおにゃんこ かわえええってオーラを出さないように

しゃがんで眺める日々が続いた 使い捨ての皿に

ちゅーるを入れて待ってみる 食べもしないから、

逃げてった隙に 冷蔵庫にちゅーる入の皿を置いておく

翌朝みてみると 食べてある 。

「うおおにゃんこかわえええ モフらせろ」

言ってみたものの、黒猫は居ない 自由な奴だ


毎日くるあの人は 美味しいものを 置いて行ってくれる。

時々叫んでるのを 隠れて眺めている 

最初は怖かったけれど 不思議と、

だんだん怖い気持は なくなってきた

人間は怖い・・・けれど あの人は 大丈夫かな??

僕を追い払う人間とは違う

お腹が空いて 食べ物を食べてたら

怒鳴ってくる人間・・・

「こら!!勝手に袋を漁って!!シッ シッ!!」 

気付いた時から 僕は一人だった

あの人は 大きな声で怒鳴らない

叫んでいるけれど 僕に怒ってる訳ではなさそうだ

毎日くれる 美味しいものと

時々はずっと 一人で話して去っていく あの人

ぽかぽかと 暖かい陽気のある日

眠っていたら 夢の中で 母親が

僕を舐めてくれていた お母さん・・・

目を開けると あの人が居た

僕を優しく撫でてくれていた。

僕は動きだせず じっとしている

不思議と怖くないけれど

何をするのか じっと窺う

「おい お前 初めてモフらせてくれたな~

この野郎 可愛いじゃねぇか~~」

また叫んでるあの人は

時々きては 話しかけてくる 

あの人の言葉を 理解できるようになってた僕は

彼が喜んでいるんだと分かったんだ。

毎日置いていってくれた 美味しい食べ物を食べて 

時々 じっと僕に話しかけては

帰っていく あの人 


だんだん寒くなってきた頃

散歩から戻ってくると

いつも寝ていた場所には

何もなくなっていた。

じっと佇んでたら 人間の気配がして

慌てて逃げる


「おぉ~~~い 黒猫ちゃん! お前 冷蔵庫

無くなってっけど 無事か??」

あっ! あの人だ・・・

そっと 隠れてた場所から出て行って

あの人の傍に近寄ってみる

「おい お前寝るとこないから家にくるか?

黒猫ちゃん可愛がってやるぜ モフモフ」

ひょいと抱き上げられて 気づけば 暖かい場所にきた

ここは 寒くない。

周りをうろうろと 歩いて散策してみる

あっ・・・ 僕が寝ていた物と同じのがある


黒猫ちゃんを眺めてると、冷蔵庫の前で眠ってしまった。

翌朝は休みで良かった、病院連れて行ってみよう。

朝から黒猫ちゃんを風呂に入れてみる 

「怖がるな コラ 一緒に寝るためだ~」って

言いながら 何とかシャワーで綺麗に

洗ってやる事ができた。

風呂から出たら 逃げる逃げる・・・・

「ちょっ 待て 黒猫ちゃん」

バスタオルをもって黒猫を追っかけてる

俺は滑稽だろうか・・・

次第に 無理に追いかけてもダメだと気づき

座って黒猫ちゃんの様子を伺ってたら

冷蔵庫の前で座ってる

「お前は ここが大好きだな」

冷蔵庫前で優しく撫でながら座り

びしょびしょの黒猫ちゃんを 撫でまわして

乾燥させる 自分の服が濡れるのも

お構いなしに 膝も服もびっしょびしょになったけど

やっと黒猫ちゃんが乾いた

「名前を決めなきゃなぁ~~ 」

ふと目にした雑誌に載っていたピスタチオ特集

「名前はピスタチオ どうだ??いい名前だろ?

お前のグリーンの目にピッタリの名前だ」

病院に言って ノミ取りと、お腹に虫が居たらだめだからと

駆除するお薬を処方された。

最初の何日かは、夜も冷蔵庫前で寝てたピスタチオ

だけど、抱えてベットに連れて行って

撫でてやると 丸まって寝てくれたんだ。

あいつは、冷蔵庫を開けるたびに 

中にジャンプして入ろうとするんだ(汗)

実際入った・・・・ なんもない冷蔵庫は

簡単に入れてしまう💦

「ここが 好きだもんな ピーちゃんは

だけど だ~め~なんだ」って言いながら

抱きかかえる。

ピーちゃんの居場所は冷蔵庫の上や冷蔵庫の前

それからベットに居ることが多かった。

好きになった彼女の事を黒猫ちゃんに話して聞かせる

晴れて彼女になった日も、勿論 俺は黒猫ちゃんに

話したんだ、じっと佇んで話をきいてくれる 

あいつは 俺の話を分かっているようだ。

初めて彼女が家に来た日の夜

いつもはベットに一緒に寝ようとするけれど

あいつは 分かっているかのように

冷蔵庫前に眠った。

わりぃ~な 黒猫ちゃん 心で思いながら

彼女と夜を過ごす。


好きになった彼女は あの人なんですね。

優しい顔をして僕を撫でてくれた

それから、黒猫のぬいぐるみ?も見せてくれました

「あなたの話を聞いてたから 買ってきたんだよ~

絶対 殺風景だと思ってたら、やっぱりだったよ!」

僕の頭を撫でてくれる彼女を 僕は好きになったんだ

フリーザさんが好きな人は 僕も好きですよ。

言ってみる。(にゃお~~ん)

夜ベットに行く二人を眺めて

僕はお気に入りの冷蔵庫前に寝るんだ。

時計の針が一週まわった頃

乱れた髪の彼女と、フリーザさんが

ベットから出てきて、おいでと

手招きしてくれたから 朝までぐっすり

3人で眠った。

そうそう フリーザさんは、ゴリさんが好きで

ゴリラのぬいぐるみがベットの脇にある。

そして、彼女が帰った翌日

笑いながら僕に話しかけるんだ

「彼女 几帳面で片付けてくれたんだけど 

わからないものは全部、捨てて問題ないと

恐ろしいことを言うんだぜ」と言いながら

封筒からメモを取り出して見てる

くしゃくしゃな笑顔で話すフリーザさんは

話してる事とは違って 嬉しそうだった。

僕は まだ 時々冷蔵庫の中に入りたくなるけれど

彼女が来た日は 冷蔵庫が満杯になって

お鍋に料理もストックして、

冷蔵庫内には食べ物がびっしり入ってて

それを嬉しそうに 少しずつ食べてる

フリーザさんを見てると、

ぎっしり詰まった冷蔵庫も

悪くないなって思うんです。

フリーザさん いつも ありがとう。

                                                ~FIN~

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↑↑↑ 冷蔵庫企画のTOP画像(*´ 艸`)

このイラストにインスピレーションを受けた物語になってます😊

ピスタチオさんが、フリーザへプレゼントしたこのイラストを是非挿入したくて

フリーザへ許可を得て挿入させて頂きました😊

フリーザ、ピスタチオさん

使わせて頂き、ありがとう(*ᴗˬᴗ)⁾

そして、フリーザ、緑川凛さん、川ノ森千都子さん、冷蔵庫企画をして頂き、ありがとうございました(*^▽^*)

とても楽しみながら、構想を数日考えてました( *´艸`)

頭の中で出来上がった時、早く早く書きたいって思いで、

いっぱいになりました(*^▽^*)

離れていてもフリーザと黒猫ちゃんは 一緒だよ( *´艸`)


そして、この記事のTOP画像は、

ピスタチオさんのbirthday祝いに

三上裕喜さんが書き下ろしたイラストです(*^-^*)

実際は冷蔵庫の上にもシグニャルっていう白猫ちゃんが

乗っているんですよ( *´艸`)

とっても愛情いっぱいで可愛い作品で、

見た時には、この短編小説に使いたくなりましたので

すぐに皆のフォトに入れて下さいって、

お願いしました、私が前日に書いた記事にリンクを貼っています

まだ、読まれてない方いらっしゃったら、是非みてください(*^-^*)

冷蔵庫企画第二弾、私の作品はこちらから↓ 

リアルな我が家の冷蔵庫の中身です('◇')ゞ



サポートありがとうございます😊 感謝してます✨ ますます心を研ぎ澄ませる事を誓います😆