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【ゆる読書日記】レインメーカー/真山仁

昔から大好きな作家のひとり。

今回は、医療裁判を題材にした作品です。

医療裁判と言うと、医療機関側にミスがあって、その巨悪に立ち向かうという構造が多いのですが、この作品は患者さんを懸命に救おうとした医師を守ろうと奮闘するストーリー。


レインメーカーとは、大金を稼ぐ弁護士のことを意味するそうですが。



この本で医師たちのために戦ってくれる弁護士は、自分のために大金を稼ぎそうではないけれど、依頼人に寄り添って、依頼人のために大きな勝利を勝ち取ってくれる熱い先生です。



緻密な作りと、いくつかの筋が絡み合いながらも最後に伏線が回収されポジティブな結末で終わる、他の作品と同様、個人的に大好きな構成です。




懸命に、誠実に、仕事に向き合っている人は報われる、

神様はちゃんと見ている、

信じる者は救われる、

そんな世の中であってほしいと思います。


だからこそ、私も真摯に仕事に向き合わないといけないと常日頃思う日々です。



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