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辺野古基地をつくる権利はだれのもの?

明けましておめでとうございます。

ただいま2024年1月9日(火)22時32分。腹から湧き上がる何かに突き動かされ、つれづれにパチパチしています。

辺野古基地の工事が何の解決も、何の議論もないまま1月12日(金)から行われようとしています。

これは米軍普天間基地の辺野古「移設」をめぐり、軟弱地盤改良工事の設計変更を不承認とした沖縄県にかわり、国が代執行する決定を2023年12月28日に行われたことによるものです。

おかしなことが行われているのに、
おかしいと気づいているひと・言説が少ないことが
真におかしな社会だと思います。

法治国家だから、裁判所の決定を軽視したいわけではない。
法治国家だからこそ、地方自治権をゆがめている今回(も)の決定がおかしいのです。

そもそも
基地や原発などの地域住民にとって迷惑な施設を設置する権限はどこにあるのでしょうか。

その地域の首長です。国ではないのです。
国に権限がある国家体制は中国やロシアの共産国家です。

日本は共産国家でしたっけ?

No,未熟だけどデモクラシー。

自分たちの問題を自分たちのこととして引き受け話しあい考えていく。
そのプロセスのなかでみんなが関心を集め、知識が蓄えられ、少しずつ納得できる答えが導き出される。これが熟議であり、民主主義の肝です。

私は法律も沖縄のことも専門家ではない。ただのおっさんです。
このおっさんは半年前から沖縄に家族で住むようになり、沖縄の異常さを肌で感じています。

夜中の2時に軍用ヘリが市街地を飛び回っている県がほかにあるんでしょうか。理由はいつも公表されず不明です。

話を戻します。
普天間基地の返還については、30年ほど前のSACO合意に基づいています。要は、沖縄県の基地負担を軽減する日米合意で普天間だけでなく、各所の軍関連施設を返還・再編する取り決めです。

引用:防衛省・自衛隊:SACO最終報告の進捗状況https://www.mod.go.jp/j/approach/zaibeigun/saco/saco_final/sintyoku.html

驚くべきことにこの返還の流れは令和に入ってもまだ完了しておらず、普天間基地以外もいまだに現在進行形です。

「普天間基地を返還する方法は辺野古移設しかない」
強気の表現から議論を避けてきた臆病な弱さがにじみ出る。

また冷徹な低い回転音が外から聞こえる。

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