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惜しい! 出版企画書【その1】

企画のたまご屋さんのメンバーは、毎日多数の出版企画を拝見しています。企画を応募してくださるみなさま、ありがとうございます!

ところが発想は良くても、「ルールを守っていない」「書き方のコツがわかっていない」「アピールポイントがわかりにくい」などの理由で見送る企画も少なくありません。

そんな「惜しい!」企画書の例と、採用につながるためのヒントを、不定期で伝えていきます。出版社への持ち込みや公募を考えている人も、ぜひ読んでください

ルールや条件を確認しましたか?

企画のたまご屋さんの商業出版支援サービス「ほんたま」のエントリーフォームには、「タイトル」「プロフィール」「類書」など、全部で17の項目を用意しています。その他、氏名やメールアドレスなどの必要事項を記入する欄があります。
・出版企画応募フォーム https://hon-tama.com/entry

これらの項目に空欄があると、企画内容が精査できなかったり、応募者と連絡がとれなかったりするので、見送ることとなります。ただし、「体裁など」「企画者の要望」の2項目については、特に記載することがなければ「なし」と書けばOKです。

意外と多いのが、「企画を検討したい」とメールを送っても、返事が来ないケースです。普段使用しないフリーアドレスで応募した後、メールを確認するのを忘れていませんか? 迷惑メール対策として、特定のアドレスしか受信できない設定にしていませんか? せっかく良い企画だと思って連絡しても、返信がなければ見送らざるを得ないので、とても残念です。

パソコンが苦手だからといって、郵送で企画を応募してくる方もいるのですが、郵送・ファクス・直接持ち込みなど、規定のフォーム以外での応募はすべてお断りしています。

傑作でも「未完」はダメです

タイトルを記入する項目に「未定」と記入したり、見本原稿を入力する欄に「これから書きます」とか「相談にのってください」と記入して応募する方もいるのですが、どんなにいいアイデアでも、企画書として形を成していない応募作は採用できません。

本を出版したい人なら、誰でも素晴らしいアイデアや、人にはないユニークな経験、多くの人の役に立った実績を持っています。しかし、それらを言葉にしてアピールすることができなければ、あなたのことを知らない人には伝わりません。

アイデアや経験を言葉で表すのは案外難しいものですが、ブログやSNSを活用することで、アウトプットに慣れていくこともできます。いきなり出版企画書を書くのは大変だと思う人は、ネットで少しずつ文章を書いて披露するのもひとつの方法です。

二度目の応募は切り口を変えよう

断られてもあきらめず、二度、三度と企画を応募してくださる方も多いです。そして何度も応募した結果、企画が採用され出版に至る人もいるので、一度断られてもめげずに、ぜひ粘り強く企画を応募してください。

ただし、前回とまったく同じ、あるいはちょこっと表現を変えただけで、前回の企画をコピペしたような内容で応募するなら、再挑戦の意味がありません。なぜ採用されなかったのか理由や原因を考え、改善する時間をつくってください。

大変申し訳ないのですが、業務の都合上、企画をお断りする理由を伝えることは控えています。どうしても理由を知りたい方は、個別セミナーを利用していただければ、セミナー担当者の考えを伝えることは可能なのでご活用ください。
・企画のたまご屋さんセミナー情報 https://peatix.com/group/2043400

企画を応募する時、ドキドキして気持ちがたかぶってしまうかもしれません。ハイな気分の時は、細部にまで気が届かずうっかりミスをしやすくなるので、ワードやテキストに下書きをした上で、見直しをしてから出版企画を応募してください。
・出版企画応募フォーム https://hon-tama.com/entry

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