見出し画像

松田聖子さんの楽曲専門ピアノ教室…Fukusenローンチパッドレポート2024年2月②

「Fukusenローンチパッド」が2月4日、アトリア(Atlya)参宮橋(東京都渋谷区)で開催されました。
2020年にFukusen Farmを立ち上げてから約4年、ようやく皆さんにお披露目できる、知って頂きたいタイミングが来たなということで案件発表会を起案しました。ローンチパッドとは英語で「発射台(launch pad)」、登壇者、参加者が勢いを得るという意味づけです。
参加者の中には中学受験を控えた親子連れや、そして遠くは九州・佐賀県から遥々上京した方も。そして集まった参加者の中には「ピッチみたいだ」「TEDみたいだ(さながら"TEDxAtlya@Sangubashi"か?)」という驚きと興奮、そして感動に包まれました。
ここでは、栄えある第1回の登壇者3名のうち1名を紹介しましょう。


1.65歳までにビジネス出来るようになりたい

司会(當間奈津子/Fukusen):それでは2人目の挑戦者の発表です。未経験者向け松田聖子専門音楽教室のSAAMIさんです。SAAMIさんよろしくお願いします。

SAAMI:皆さん初めましてSAAMIと申します。私の案件ですね、松田聖子専門音楽教室っていうことなんですけれども、まだこの案件は去年の12月に思いついたばかりで、まだテスト運営とか何もやってないんで、今日は私がFukusenに入ったきっかけと、この案件を思いついたストーリーについてお話ししたいと思います。

私ですね、2年前に勤めてた会社を60歳で定年退職しましてですね、最初は同じ会社に再雇用のお願いしようと思ってたんですけども、お話聞いたら給料がすごく下がるということだったので、それで仕事探すことにしました。運良く仕事はすぐ見つかったんですけれども、ちなみに私はエンジニアで、今、プログラマーをしてます。で、プログラマーで正社員の職見つかったんだけど、65歳になったらまた定年がやって来るということで、また65歳になったら給料すごく下がるだろうなと思って。何とか65歳までに自分でビジネスできるようになりたいなと思って、ここ2年ぐらい色々探してたんですね。

で、去年たまたま細野さんの講演を聞く機会があって、なかなか良さそうだと思ったんですけど、聞いただけだとなんか怪しいんちゃうかなとか思って(笑)。それで丁度ここ参宮橋のAtlyaで同じようなイベントがあったんです。それで私もこのイベント来て、細野さんご本人の話を直接聞いて、「あ、なんか良さそうだな」と思って入りました。

2.高校で電子オルガン、大学でシンセ自作していた

Fukusenって最初30日間無料期間がありましてね、それでその間は他の人の案件を聞いてたんですね。さっき説明あったように週に1回壁打ち(週次ライブ)といって、会員の方が考えたアイデアを細野さんに相談して、それでその相談する場面を他の会員の方が聞いてるっていう、そういうのをやってるんですね。最初1ヶ月ぐらいそれを聞いてて「まあ自分も会員になったし自分も壁打ちしたいな」と思ったんですね。

じゃあ、どんなビジネスをやろうかと思ったんですけど、自分自身はビジネスを立ち上げたこともないし、新規事業を考えるとかそんな職も経験した事が無いから思い付かないわけです。やっぱり、私の場合自分が経験したことしかアイデアが湧いてこないので、じゃあ自分が経験したことをやろうって思ったんです。

私が最初就職した会社は電子楽器メーカーなんですね。で、何で電子楽器メーカーかというと、子供の頃からモノ作るのが好きで小学校の時にラジオ作って、その次に高校生で電子オルガン作って、大学の時にシンセサイザー作ったんですね。まあそういうやっぱり楽器とか音の鳴るものが好きで、就職も電子楽器メーカーにしたんですね。

3.本を手にした瞬間「ピアノ弾きたい!」気持ちが押し寄せて来た57歳

でも私は電子楽器メーカーに入ったのに楽器は弾けないんですよ。オルガンもピアノも。その時にピアノ弾けたらいいなって思ったんですけど、「大人になってからピアノは無理やろ」と思ったんですね。それでピアノ教室を探すこともなく諦めて、それで仕事も忙しくなって、もう人生いろんなことがあって30数年が過ぎました。

それで57歳の時にちょっと不思議なことがあったんですね。どういうことかと言うと、私スピリチュアル系の本読むのすごい好きなんですけど、本屋さんに「おもろい本ないかな」ってよく行くんですけど、ある日ですね本屋さん行ったら「ずっとやりたかったことをやりなさい」っていうタイトルの本があったんですよ。「あ、これおもろいな」と思って買ったんですね。で、家に帰ってカバン置いて取り出して、さあ読もうかなって手に持ったんですが、その持った瞬間に「ピアノ弾きたい!」という気持ちがもう押し寄せて来たんですね。

「何これ、これ『ずっとやりたかったことやりなさい』っていう本やけど、俺まだ読んでないんやけど!…この本タダモノやない!」と思って、もう読んでるどころじゃないんですよ。「ピアノ弾きたい!」という気持ちが押し寄せて来て、もう本置いてですね、それで、「ピアノってどうやったらできんの?」と思って、「グランドピアノは絶対置かれへんし、電子ピアノでヘッドフォンで練習するのかな?電子ピアノってナンボぐらいで買えるねん?」とか、もうGoogleで調べまくって、三日三晩調べまくったら、結構いい電子ピアノは中古で17万円ぐらい出せば買えるって分かったんですよ。

4.三人の先生からピアノを同時に習う

「よし、ほんなら次はどうする?…独学は無理やで」と思って「ピアノ教室探さなあかん」と思って探したんです。そうすると通える教室が3つぐらい候補見つかって、まず1個目の教室に体験レッスンに行ったんですね。そしたら、結構、先生が感じ良くって体験レッスン楽しくて、その先生は「バイエルでやります」って仰ったんです。「ありがとうございます」って言って、で、次の先生の教室の体験レッスン行って、その先生も感じ良くって、その先生は「シニアピアノ教本を使います」って仰ったんですね。で、次、3人目の先生の教室に行ったら3人目の先生も感じ良くて、その先生は「ハノンとツェルニーを使います」って仰ったんですね。で、「ありがとうございます」と言って、じゃあどこにしようかと思って、3人とも違う教本使うって言っておられるし、違う教本で習ったらどうなんの?って。ピアノは習ったことないから、それで違う教本で習うっていう体験も面白いかもと思って、結局3人同時に習うことにしたんですね。

5.「俺みたいに中高年からピアノやりたい人きっといるよな」

それで1人の先生月2回なんですけど3人から習ってると月6回になるじゃないですか。そうすると1回レッスンに行くと、次までにこの曲練習して下さいって言われるから次のレッスンがあっという間に来るんですよ。結果的にもう毎日練習することになったんですね。やっぱり毎日練習すると結構上達も早いんですね。結構面白くなってきて1年ぐらい経ったら発表会も出ることになったんですね。で、発表会に出るのはすごい大変なんですけど、3ヶ月ぐらいすごく一生懸命練習して初めて発表会に出て、やっぱり初めてだと緊張もするからミスもするんですけども、でも自分がピアノ発表会出るなんて、想像もしてなかったのが、自分が人前に出て弾いたというのはすごい嬉しくてですね。「ああ、こんなに楽しいのか」と思って、それやったら20代の頃に始めてたら良かったなって思ったんだけど、過去には戻れないから、その時に「待てよ、やっぱり俺みたいに中高年からピアノやりたいと思う人きっと世の中にいるよな」と思ったんです。その時は中高年向けのピアノ教室って世の中にないと思ってたんですね。

「よし、これや」と思って、特に中高年向けの未経験の人向けのピアノ教室をやろうと思ったんですよ。それでビジネス案件シートっていうのに「どんな人のどんな課題を解決するのか」を書き始めて、「中高年向けピアノ教室」と書いて、その次に競合を調べなさいっていうのがあるんです。それで競合を調べたらヤマハとかカワイといった大手が中高年向けのピアノ教室やってるんです。「何!?ヤマハ・カワイやってんの?ほんなら俺の教室に来る生徒なんか絶対おらへんやん」て思ったんです。ほんで、どうしようかと思って、で壁打ちの予定はもう迫って来るし「うわっ、どうしよ」ってなって、もう三日三晩考えてたんです。

6.「発表会で全員松田聖子弾くことにしたらええんちゃうか」

その時に自分の発表会の体験を思い出したんですよ。発表会に初めて出た時なんですけど、子供がすごく多かったんですね。発表会って子供40人ぐらいいたんですね。大人は6人ぐらいでした。ほんで子供でもね、もう小学校6年でも上手いし、高校生とかめっちゃ上手いんですよ。で、若い順に弾いて行くから高校3年の滅茶苦茶上手い人が弾いた後に僕が出るんですけど、袖でそれを見てるんですよ。「もうこの子超絶上手いやんけ」とか思いながら見ててもうガクガク震えて舞台に出て行って、それで「私まだ初心者です」みたいな感じで松田聖子弾くんです。で、私が終わったら今度大人の人ですけど、大人の人ってみんな子供の頃やってた人ばっかりなんで、もう超絶うまいクラシックを弾くんですよ。

57歳で始めたピアノで発表会に出演したSAAMI。(写真・本人提供)

ほんで発表会終わるんですけど発表会終わった後の余韻がちょっと寂しいんですよ。どういうことかと言うと、子供の生徒さんの知り合いは、いないし、大人の生徒さんも発表会で初めて顔見る人ばっかりなんですね。個人レッスンなんで。だから終わっても先生にさよなら言うだけで。「発表会出るのすごい大変だった…でも自分もよく頑張った」とか「あそこミスしたけど」とか、そんな感想言い合う人がいなくってすごい寂しいんですね。それで思いついたんですよ、発表会で、もう全員松田聖子弾くことにしたら!それで「帰りにみんなで打ち上げ行こうよ」とか思って、「それやったら俺は絶対楽しい」と思ったんですね。

このピアノ教室の特色としては目標は「全員発表会で松田聖子の曲を弾く」こと、そして「発表会終わったらみんなで打ち上げに行くこと」…もうこれが1番大事なんですね。で、全くの未経験でもオッケーというのはね、私が超絶上手い人の後だったらもうすごいプレッシャーかかったと同じように、きっと上手い人がいたらプレッシャーかかるから、みんな同じ時期に始めて、みんな中高年で始めた生徒だけだったら、みんな親近感湧くんじゃないかと。

7.「自分で発表会の曲のピアノアレンジするようになったんです」

それで「楽譜は特別アレンジ」。これすごい大事なんですけど松田聖子さんの楽譜は本屋で売ってるんですよ。で、私も最初買ったんですけど、見てみたら「何これ?絶対、俺弾かれへんで」みたいな感じなんです。それで、初心者向けの楽譜を探すと、弾きやすくなってるんだけど、弾いてみたらなんか自分でしっくり来ないんです。自分はCDでいつも聞いてるから、この曲がこのアレンジやったら「ちょっと違うんじゃない?」と思って。で、結局ね、私アレンジとかやったことなかったけど、これ納得いかんかなと思ってアレンジ勉強して、自分で発表会の曲のピアノアレンジするようになったんです。すると自分の弾くレベルで自分も納得できるアレンジにできたんです。だから自分の教室に来てくれる生徒さんもそういう風にやりたいと。

このビジネス案件を考える時にアンケートを取ったんですけど、まずピアノに興味あったのに習わなかった理由として、やっぱり他の人が上手そうなのが嫌とか、仕事忙しいとか、大人になって習うのは難しいとか、やっぱりそういう意見が多かったんです。やっぱり俺と一緒なんやなと思いました。松田聖子専門教室についての感想の方は、これは聖子ファンにだけ聞いたんですけど、「聖子専門」っていうのはかなり重要で、「松田聖子が好きな人が集まるのは楽しいと思う」とか「松田聖子ピンポイントの教室はすごくいい」とかですね、好意的な意見が多かったです。


8.「聖子ファンと一緒に打ち上げ行くというのがすごい大事ね」

やっぱりね、自分としては聖子ファンと一緒に打ち上げ行くというのがすごい大事ね。私ね、若い頃ね、武道館のコンサート行ってね、武道館に全国の聖子ファンが集まってね、武道館のコンサートの後にね、みんなで徹夜でカラオケ行ったことあるんです。そしたらね、みんな松田聖子の曲ばっかりカラオケで歌ってね、すごく楽しかった思い出があるんです。私の目指してるものですけど、松田聖子の曲を通してピアノを楽しめるようになるっていうことと、あと大事なのは何歳からでも新しいことに挑戦できるっていうことを体験することですね。ピアノを自分が50歳超えてからでも出来たなって思ったら、次はバレエを習ってもいいし陶芸を習ってもいいし、書道を習ってもいいし、なんかずっとやりたかったことをやって欲しいなっていう思いがすごくあります。

あと「音楽と楽譜の知識を身につける」ですけど、やっぱり楽譜読めないという人が多かったんですね。だけど、楽譜読めるようになったら、例えば好きな人の楽譜買ってもコード進行分かったら「あ、なるほど。こういう事なんか」って分かるし、何か凄い世界が広がるじゃないですか。で、結果的に人生が豊かになって、そういう風に豊かな自分らしく生きられる人生のお手伝いをできたらなと思ってます。 はい、もう時間ですね。どうもありがとうございました。応援よろしくお願いします。

司会:SAAMIさんありがとうございました。本当に込み上げるピアノへの情熱っていうのと、諦めかけた夢に向かってもう1度走り出しているSAAMIさんの姿を見て、私もこんな60代になりたいなっていう風に思いました。ありがとうございました。それでは皆様の方からも是非コメント質問のご投稿お願いいたします。では細野さんからコメントお願いします。

a.「いいじゃないですか」の言葉にAtlyaカウンターで涙ぐむ

細野:SAAMIさんありがとうございました。大爆笑!ずっと笑ってた…これ本当何度聞いても面白いな。えっとSAAMIさんはですね、僕がとある企業の社内の有志の勉強会というか講演会で、Fukusenの話をさせてもらってそこで聞いてくれて興味持ってくれて。それでこのAtlyaでのイベントに来てくれて、実はそこのカウンターで「15分間だけ壁打ちできます」みたいなチケットがあったんですよ。それSAAMIさん買ってくれたのかな。で、そこに来て僕は「あ、なんかすごい白髪の人来たわ」と思って(笑)。で、SAAMIさんが「こんなんビジネスになるかどうかわからへんけど…中高年向けのピアノ教室やりたい」って言ったんだけど、…僕は、多分ヤマハとかカワイとかがやってそうだなと思ったけど情熱がすごかったから、「いいじゃないですか」って言ったら、そこでSAAMIさんが涙ぐんで。未だに覚えてますけど、自分のやりたいことをあの場で言って、「そんなんビジネスにならんと思ってたけども、あ、やれるんや」みたいな感じで凄い多分グっと感動してくれて、「じゃあFukusen入ります」って入ってくれて。

2023年10月21日に行われたイベント。細野によるバーカウンターでの壁打ちにこの後涙ぐむSAAMI(右)(写真・Atlya参宮橋)

b.初登場初チャンネル化の記録叩き出す

でもあんなに勢い良かったのに急に1か月ぐらいエントリー来ないなと思って心配してたらエントリーが来て(笑)。で、そのエントリーはやはり「中高年向けのピアノ教室」と。僕も冷静になったらまあ結構競合もあるしどうしようかなってずっと思ってたんですよ。そしたらエントリーの当日散々発表を終えた後、「でもこれだと勝てないんで」って言い出して、30分間ぐらい壁打ちした後ですよ。「勝てないんで…、聖子の曲だけにします!」って言って。ガツーンてやられて、「もう絶対行けるやんそれ!」と。で、僕が思ったのは、ピアノ習いたいってことよりも、SAAMIさんが、そのピアノ教室の隣の部屋に松田聖子の写真集とかDVD流してる待合室を作ると言ってたんだけど、そっちが目的に決まってるやん!と。そこに来たくって交流したくって、でもピアノを習うっていうことをサブの目的でみんなが集まって来るっていう、すごくあったかい空気がすぐに思い浮かんで。

でもめちゃくちゃそのエントリーも盛り上がって、もうほぼ一発で「うん、これは行けそうだな」と。Fukusenではslackで「単独チャンネル化」というのがありまして、その案件専用のチャンネルを作って興味あるメンバーがそこに入って進捗を見れるもので、そのチャンネル化されると1人前みたいな感じなんですけど、もういきなり初登場初チャンネル化っていう記録を叩き出してですね、みんなをファンにするという情熱を持ったチャレンジャーがSAAMIさんだなと思います。

c.細野長女の助言で「中高年向け」外した

さっきSAAMIさんが簡単そうに楽譜を自分で起こすって言ってたけど、そんな市販の楽譜は難しすぎるとか、逆に簡単な初心者向けの楽譜は、弾いたらこれは聖子の曲じゃないとかって怒り出して、そして自分で楽譜を起こすっていう行動みたいなのがやっぱり情熱の現れで、それに人はやっぱり引っ張られるっていうか応援したくなるんだなっていうのが、すごくほとばしる案件で。で、実際今もうアンケートで「松田聖子専門のピアノ教室習いたいと思いますか」ってアンケート聞いたらやっぱり熱量の高い人たちが「やりたいです」って手を挙げていて、それで1個だけアドバイスしたのが、「これ、❝中高年❞という文字を取りませんか?」と。家で僕の娘(中3)に聞いたんですよ、「中高年向けの松田聖子専門ピアノ教室やりたい人いるんだけど」って言ったら「それ1世代回って子供の世代もやりたいよ」って娘が言って来て。確かに「私歌ってるもん」みたいな話で、それでSAAMIさんに「これ、中高年取りませんか?」と。「SAAMIさんが中高年なの分かるんだけど、中高年専門にしなくても松田聖子っていう軸が強すぎるからこれ行けるんじゃないですか」って言ってアンケート取る時は中高年向けというのを外して未経験者向け松田聖子専門音楽教室ってやったらやっぱりアンケートでやりたいですって言った人の半分は30代とか、もう1世代下なんで、これでマーケットが2倍に広がったとということで可能性がより広がって行くっていう。最初は中高年向けって言ってたけども、松田聖子さんていう軸がバチンって立つことでまたエッジが立つみたいなすごく面白いビジネス展開の事例を見せてくれてるなという風に思います。質問いっぱい来てると思うんで僕はこの辺で譲ります。

d.学生時代は小泉今日子親衛隊に所属

司会:では私の方から質問をいくつか読み上げさせていただきます。1つ目ですね、まず「小泉今日子の親衛隊に入っていたということ本当ですか?」という質問を頂いてますが(笑)。

質問文を読み上げる司会・當間奈津子(右/Fukusen)と答えるSAAMI(左)

SAAMI:あ、それ本当です(笑)。大学の時なんですけど、その頃もう聖子隊はもう人数いっぱいだったんですね。で、今日子がデビューしたんで「なんかこの子面白そうやな」と思って親衛隊入ることにして。で、今日子隊入ったらですね、中森明菜もほぼ同時にデビューしてて、あるとき明菜の握手会あったんですね。で「明菜の握手会あるけど、来る人少ないから今日子隊応援に行ってくれへんか」とか言われて応援に行って。で、明菜と握手して「頑張ってくださいね」って言ったんですけど、いやまさかあんな大スターになるとは思ってなかったし、今日子もめっちゃ大スターになってビビりました。

e.ひとつのワクワクは次のワクワクに繋がる

司会:はいありがとうございます。では2つ目ですが「57歳でひらめいたことが1番のポイントだったと思います。何かコツや考えのポイントはありますか」と質問来ております。

SAAMI:えっとそうですね、これ真面目な話すると、自分の中になんかトラウマみたいなものが残ってると本来の自分って出て来ないんですね。で、私は結構長いことセラピー受けて、その怒りとか悲しみとかを若い頃に全部クリアして、で、最初に出てきたのが40歳の頃にダンスやりたいというのがあったんです。それでバレエとかやったこと無かったけどクラシックバレエとかジャズダンスとか習ってそれを10年ぐらい頑張って、「何かもうこれやり切った気がする」って思ったタイミングで、そのさっき言ったみたいに「ずっと好きだったことやりなさい」っていう本を見た時に…まだ残ってたんでしょうね、自分の奥底に「ピアノ弾いてみたい」っていうのが。それが湧いて来たので、まあ、その、何て言うんですかね、その気掛かりなことはもうなるべく早くクリアして乗り越えてですね、それで、やっぱり色んな事に挑戦して下さい。何か「自分なんて」みたいな気持ち皆さんあると思うんだけど、いやもう恥ずかしくってもいいじゃないか、失敗してもいいじゃないか、っていう感じでどんどん新しい事にチャレンジするとね、えっとね昔ね、バシャールという宇宙人が「ワクワクすることをしなさい」って言ってたんですね。バシャールは「1つのワクワクは次のワクワクに繋がってる」っていうこと言ってたんです。だからいっぺんピアノを習い始めたら「あ、次アレンジやりたいな」っていうのが自然に沸き起こって来てね、何か皆さん1個始めると次こうしたいというのが次々に必ず出てくるんで、先ず最初の一歩を是非踏み出して下さい。

f.せっかく生まれて来てやりたいことやらずに終わる人生って面白くないじゃないですか

司会:…沁みるお話でした、ありがとうございます。まだちょっと質問あるんで続きます。「ちなみにこの教室ではどんな人がピアノの先生になるんですか?」と質問いただいてます。

SAAMI:はい。えっとね、最初は私が先生ですね。私が「世界一分かりやすい楽譜の読み方」っていう本を今執筆してるから、私がまず楽譜の読み方を教えます。で、1番最初はドレミの位置とかもわかんないんで、そういうのは自分でも教えられるからそこは教えるんですけれども、だんだん上手になって来るとやっぱりちゃんとしたピアノの先生にお願いします。ただ私が協力をお願いする先生は「聖子ファンであること」が絶対条件、先生はこれから探そうと思ってます。

司会:はい、ありがとうございます。たくさんのコメントを頂いておりまして、「諦めない情熱と自分の体験からどんどん行動するのが凄いです。自分の経験を普遍化するポイントは何でしょうか?」という質問ですが。

SAAMI:自分の経験を普遍化…というとまあ何かやっぱりせっかく生まれて来てやりたいことやらずに終わる人生って面白くないじゃないですか。俺もずっとね…「何のために生まれてきたんかな」ってずっと思ってたんです。「俺何やりたいんやろう」て。もうずうっと…もう小さい頃から探してたんです。で、今もこのピアノ教室とか言って「これがほんまに俺の生きてきた目的なんか」って、まだやっぱりそういう思いがあるんですね。だからやっぱり「何で自分が生きてるのか」、「俺、何したいんや?」って皆さん自分にね、日々問いかけて下さい。会社勤めてるだけが人生じゃないんですよ。何がやりたいのかなってやっぱり日々そういうのを問いかけて、生きていって欲しいと思ってます。

司会:…ありがとうございました。はい、では2人目の挑戦者の発表、「松田聖子専門ピアノ教室」のSAAMIさんでした。どうもありがとうございました!

【Fukusenではこういう事をやりたいと、実現したいと思ってます。】

細野:皆さんに「自分の中心点をどこに置いてるか」を、ちょっと考えていただきたいなと思うんです。

この青いのが会社とかメインで所属してる組織の円と中心点で自分の中心点はおそらくこの組織の中に置いてる方が多いんじゃないかなと思います。僕らは本当にこの会社のことやるためだけに生まれてきたのかという問いを立てたいなと思ってます。

僕がやりたいのは会社の円の外側に、このオレンジ色の別の円を作って欲しいと思ってます。

この中心点ってお金の引力だなと思ってまして、生きて行かなきゃいけないし家族もいたりすると、より稼げそうなとこに自分の中心点を寄せていくってのはもう性(さが)だよね。

でも中心点を本当に自分がやりたいこと 会社の外に置くっていうための武器がやっぱり必要だなという風に思ってます。外に置けそうだという可能性を持てない限り、どうしても中心点に引き寄せられると思うんです。

もっと強い引力で自分を外に引き出す必要があるので、年商1000万ぐらいのビジネスを自分で作るとこのぐらいの引力があれば、自分の中心点を外に引きずり出すことができるんじゃないかなというのをFukusenでは実現したいと思ってます。

この思いにピンと来た方は最初の30日間は無料なので、ぜひFukusenファームにご登録ください。

(構成/田畑 弦)


この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?