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機械制御システム学科 インタビューvol.6

本学科を3年生(2021年4月時点)の金子君, 長谷川さんにインタビューをしてみました!


―芝浦工業大学に入学を決めた理由を教えて下さい。

金子くん)ロボットなどの機械に興味があったからです。小さい頃からブロックなどを組み立てるのが好きで、小学生のときに通っていた地域のロボット教室をきっかけに関心を持ちました。

長谷川さん)芝浦工業大学に入ったきっかけは第一志望だった国公立に落ちて、センターで拾って頂いたことです。高校の物理と楽器に興味ありました。楽器のことを勉強できるところは少ないので広く学べるこの学科を選びました。

―大学生活の中で印象に残ったことを教えてください。

金子くん)高校と比べて雰囲気が違うことです。芝浦工業大学はTBT(Team Birdman Trialの通称)<http://tbt.bird.cx/>やロボットサークルS.R.D.C、芝浦宇宙航空研究開発部SHARXSなど理工系の課外活動が盛んです。私は、その中でも入部前の説明や先輩の雰囲気が良かったので、TBTに入ることにしました。TBTは鳥人間コンテストという自作人力飛行機による飛行距離および飛行時間を競う大会に向けた活動をしています。本校は人力プロペラ機かつ2人乗りという大きな特徴を持っています。

長谷川さん)自由に勉強したいことを勉強していいっていう環境はとても面白いなって思っています。先生の専門や授業内容とは少し外れたことでも興味を持って話を聞いてくれたり、周りにいる学生がそれぞれ好きなことを突き詰めていたりする様子を見ると刺激をもらえます。特に楽しかったのは、木村先生の一般力学Iの授業で、エネルギーに関する授業動画を作りました。先生は力学を想定していた課題を出したみたいですが、私は音のエネルギーっていうテーマを勝手に勉強して提出しました。先生が「そういうのもすごく面白いね」っておっしゃってくれて、一生懸命勉強したことを評価してくれたのが嬉しかったです。

―TBTで何をしているか教えてください。

金子くん)コックピット(操縦席)の周辺の設計と製作をしています。先輩や他の大学からの知識も参考にしながら、自分たちで図面引いて形や断面などを全部一から考えます。特に昨年コロナの影響もあり、大人数で集まらなくても製作できるようなコックピットに変更しました。パーツの軽量化や加工のしやすさ等の課題が残っているので、今年は更に良いものにすることをテーマに取り組んでいます。

長谷川さん)私は、プロペラ班の一般作業員と、CFRPという素材を使って機体の骨組みを作る班の生産管理者をしています。他の大学ですと、骨組みは企業に作ってもらうことが多いようですが、本校は機体が大きすぎてなかなか企業にお願いできないので、全部手作業で作っています。金属の棒にCFRPを巻きつけて、それを温めると中の金属の棒を取り除くと最終的にパイプができあがります。

―TBTの魅力を教えてください。

金子くん)ほとんどの人がここに入って初めて飛行機の設計や製作に関わるので、入ったときのレベルの差があまりなく、誰でも気軽に入れると思います。飛行機が好きな人はもちろん、サークルで友達作りたいとか授業で学んだ知識を活かしたいと考えている人もすぐに馴染むことができます。力学や材料、プログラミング、デザインの知識を実際に形にできるのでとても面白いです。また、コロナ禍でなければ他大学の鳥人間チームとの交流会も設けられるので、交友関係も広がりました。

長谷川さん)他の部活のことはよく知らないのですが、TBTでは達成したい目標がとても高いのでみんなそれぞれ高い意識を持っています。社会人になったら本業とはちょっと違うところにそこまで一生懸命やる時間は多くないと思います。また、それだけ大きなものを自分たちの手で一から作るっていう経験も大学生時代ならではのすごい貴重な経験になったので魅了的だと感じています。

―卒業後の進路(今後)について教えて下さい。

金子くん)まだ研究室に所属していないので不明確ですが、本校の大学院に進学するつもりです。小学生の頃から興味を持っていたロボットについてマニアックなところまで触れてみたいです。

長谷川さん)現在、もうすでに伊藤先生の研究室にお世話になっていて、少しずつ研究を始めています。工学的な観点から演奏フォームの改善システムを作りたいと考えています。卒業後は音響工学に強い他の大学院への進学も視野に入れています。

―受験生へのメッセージをお願いします。

金子くん)今の僕にとって、受験は人生の中で一つ大きな試練でした。辛いことやなかなかうまくいかないことがあって、辞めたくなることは多々ありましたが、それを乗り越えた先に大きな夢とか大きな道とかを開けられると思います。本気で何かを目指して、諦めないで頑張って欲しいです。

長谷川さん)金子くんとは反対に、私は受験が全てではないと考えています。結果的に希望通りにならなかったとしても、1年間の頑張りは無駄ではなく、この期間で頑張れた人は大学に入ってからも何か違う結果をちゃんと残せると思います。失敗しても損はないし成功したら嬉しいなぐらいのテンションで頑張って欲しいと思います。 男女関係なく、気軽に飛び込んでみて欲しいです。

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