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リモートでの新入社員のメンタリングで意識していること 3 選

こんにちは、
キカガクのおおば @kikagaku_oba です!

キカガクでは、基本的には未経験者を採用して、講師へと育成しています。
ここでの未経験者とは、機械学習含めた技術や IT リテラシー、講師(教えること)の経験がない、という意味です。
入社後、講師として技術とふるまいを身につけるべくおよそ 2 ヶ月の研修期間を設けています

新入社員にはメンターがつき、講義練習に付き合ったり、技術の相談に乗ったり、学習のスケジューリングを行いながら、研修期間の最後にある入社テスト(先輩講師たちの前で模擬講義をする)の合格を一緒に目指します。ちょうど今、私は 4 月入社の新入社員のメンターを担当しています。

前置きが長くなってしまいました。
今回は、メンターとして私が気をつけていること、取り組んでいることをご紹介していきます!

意識していることは大きく 3 つあります。

1.  必ず毎日会話の時間を設ける
2.「教える」から「一緒に実装する」
3. メンター以外とのコミュニケーションを重視する

1. 必ず毎日会話の時間を設ける

あえて設けるほどでもないのでは? と思われるかもしれませんが、フルリモート環境下でのメンタリングでは、「調子どう?」ができません。
もう 1 年ほどリモートワークを続けているので、社内ではほどよいコミュニケーションを取れていますが、入社してすぐの人にはその距離感や振る舞いがわかりません。
さらに、慣れないリモートワークでは公私の切り替えが難しく、1 日の終わりが曖昧になってしまいます。

そういうリモートワークとの付き合い方や、ちょっとした雑談をするために、私とメンティーは毎日、就業時間の終わりの 30 分ほど話すようにしています。
「今日はどうでした?」からはじまり「日報(その日の学習内容をまとめたドキュメント)の投稿お願いします!」で終わる、テーマも特に決めていない時間です。

これを毎日続けると、以下のような効果があります。

・二人の関係性がよくなっていき、会社での過ごし方含め、いろんな話ができる
・業務(研修)の終わりを意識でき、まとめの時間を作ることができる

2.「教える」から「一緒に実装する」

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これはリモート環境でより実行しやすくなったなと思うことです。

同じオフィスにいると、疑問があったときに「これってどういうことですか?」と聞いて、すぐに回答を得られます。聞かれた側も業務中なので、さくっと答えて終わらせることが多いです。

逆にリモートだと、上記の通り毎日決まった時間に、それまでの疑問点をまとめて話すことになります。そのため、メンターも腰を据えて考えられます。
研修が 2 ヶ月ある内、最初の 1, 2 週間は質問内容も基本的なものが多く、知識として抑えるために「教える」ことがほとんどでしょう。

後半になってくると、多くなるのは、基礎知識からは一歩進み、実装上の仕組みや原理、理由への疑問。
ここまでくると、試行錯誤やちょっとした寄り道が大切になり、言葉で教えるだけでは中々理解できません。

そこで質問に答えるのではなく、「実装してみました?」と逆に聞いてみるのです。
すると大体「あー、試してないです」となるので、画面共有をしながら一緒にエラー内容を見てドキュメントを調べたり、引数を変えて挙動を確認したりします。
これはプログラミングの経験がほぼない新入社員にとって、理解を深める新しい方法となります。
なぜなら、最初は与えられた資料を上から理解していくことに必死で、細かいモジュールやクラスの中身を調べたり、公式のドキュメントを見て引数の値を変えてみるなんてことは考えもしないからです。

しばらくこの方法で一緒に実装すると、疑問や不明点があったときに、まず「試してみる」という発想が生まれ、深堀りの質が向上します。
これはそのまま実際の講義でのエラー解消や質問対応力につながるため、一石二鳥です。

3. メンター以外とのコミュニケーションを重視する

3 つ目はリモートワークをする上で本当に大事だと思っていることです。

1 つ目や 2 つ目に関しては時間をかければいずれ理解できることですが、この 3 つ目は、自分のことで手一杯の状態ではおろそかにしてしまいます。
オフィスにいれば、ランチに誘ってもらったり、雑談の輪に入ることで自然と形成される関係も、リモートワークだとそうはいきません。

そのため、メンティーへのミッションとして、研修期間中にすべてのメンバーをオンラインランチに誘うことを設定しました。
学習の進捗にはとやかく言いませんが、全員とコミュニケーションをとることや、そういう場があったときに積極的に参加することに対しては、定期的に状況を確認しています。
ちなみにキカガクのメンバーは人が好きなので、誘うと快く応じてくれます。(本当は話したいけど自分からは……と恥ずかしがってるんだと思います。)

このように接点を持っておくと、キカガクでは良いことがいくつかあります。

・模擬講義のお願いがしやすくなる
・日報などのアウトプットにコメントがつきやすくなる
・ロールモデルが見つかる

どれも、待っているだけでは手に入らない特典です。

まとめ

以上、メンターとして意識していること 3 選でした!
講師を育成するための研修期間なので、「教わるから教える」をいかに濃縮できるかということを考えています。
その中でも、この時期の新卒の育成や中途社員の OJT に役立ちそうなものをピックアップしました。
少しでも参考になれば嬉しいです。

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