【しくじりから学ぶ】マネジメントで犯した３つの失敗
どーも、コンテンツマーケター＆新規事業の Web エンジニアのぐるたか/入田 @gurutaka です！
キカガクに在籍中、マネジメントで大失敗したことをまとめました。今では紹介する失敗を昇華し、現在のマネジメントに活かしています。
マネジメントしている方々や、プレイヤーからマネージャーになったばかりの方々の一助になれば幸いです。
私がマネージャー、プレイヤーは A さんとして、話を進めます。
マネジメントで失敗したこと３つ
1. 育成をほぼ放棄
2. マネージャーが部下の仕事をやる
3. 孤軍奮闘にする
1. 育成をほぼ放棄
まず、育成工程を吹っ飛ばし、超難題のタスクだけを A さんに渡しました。しかも、明らかにキャパオーバーなタスク量です。例えるなら、野球がよくわからない選手をいきないメジャーリーグの遠征に行かせたようなものでした。
当時の私は気合と根性でやっていけば圧倒的成長するだろう！なんて甘く思っていまししたが、現実はそんなに甘くありません。当初、A さんのモチベーションは高かったですが、どんどん元気が無くなっていき、最終的に折れかける事態に…。
A さんと話した結果、こんな状態にさせていたことに気づきました。
・何からやれば良いのか、わからない
・仕事の進捗が殆ど生まれず、自信も喪失
・報告することさえ、怖くなる
この反省を活かし、現在のチームでは約１ヶ月半をかけて、ナレッジ資料や育成資料を徹底的に用意。また、各人の能力を見極めながら、タスクを調整しています。そして、自信をつけてもらいながら成長できるように、ロードマップを敷きました。
育成体制を整えてから約 1 〜 2 ヶ月ほど経過した今、うまくチームが動いているように感じています。
2. マネージャーが部下の仕事をやる
当時、私は A さんの進捗が遅いと感じ、見兼ねた私が大部分の仕事を巻き取ってしまいました。PJ は無事に終わったものの、振り返ると以下のような問題点があります。
・成長機会を奪う
・A さんの仕事を私がやる度に、「これ、私がやる意味ある…？」と、A さんのモチベが迷子になる
・組織において、再現性がなくなり、属人化が加速する
マネージャーが部下の仕事を奪うのは、短期的には良いかもしれません。部下にやってもらうより、慣れているマネージャーがやった方がスムーズです。しかし、長期的に考えれば、大きなマイナスになります。
マネージャーがプレイヤーとして働くと、仕事も属人化して、組織のスケールアップに対応できなくなります。だからこそ、マネージャーは思い切って部下に仕事を依頼して、フィードバックや最終調整でカバーするのが良いと感じました。
そして部下が気持ちよく仕事ができるように、マネージャーはオペレーションや仕組み、情報をまとめることに勤しむべきでしょう。
最近は仕事をお願いする時は、考えなくてはいけない部分を余白として作り、成長する機会が生まれるように設計しています。
3. 孤軍奮闘にする
A さんを孤軍奮闘にしてしまいました。孤軍奮闘でガンガンできる方もいると思いますが、人によってはキツイ環境になりえます。
また、完全に仕事丸投げ状態でフィードバックも少なかったことから、A さんは孤独感を感じていたと思います。存在意義さえ、わからなくなっていたかもしれません（大反省）
具体的には、以下の流れを辿っていました。
・私が難題すぎるタスクを丸投げ
・A さんの進捗が遅い
・私がキレ気味（絶対にやってはいけない態度）
・A さんは怯え、報連相さえ難しくなり、孤独になっていく
︙
・チームが崩壊間近
コロナも相まって、孤軍奮闘は加速して、チームとして崩壊しかけていました。
オンラインで稼働（弊社は、ほぼ完全リモートワーク）しているからこそ、オンラインでのコミュニケーションや相手を思いやるテキストコミュニケーションは非常に大切です。
リモートワークによって、顔が見えなくなり、どのようなことを考えるか、想像しにくいです。そのため、ちょっとしたテキストコミュニケーションも、受け取り方によっては、ひどく落ち込む恐れもあります。
今では、フィードバックに雑談の時間も積極的に取り入れて、コミュニケーションの頻度を増やしました。
また、相手が仕事に取り組んで嬉しいと思えるように、以下のようなことを考えています。
・どこに、モチベーションを感じているのか
・将来、どうなりたいのか
・他業務との相乗効果はあるのか
・チームの一員として、大貢献していることを具体的に褒める
最後に
コンテンツマーケティングでは、当時のマネジメント大失敗を活かして、ディレクションをしています。「自身の成長を感じた」「ブログやりたいです」など、嬉しい声を聞くようになりました（本当に嬉しい）
ちなみに A さんとは、本音で言い合ったことで、信頼は強まりました笑
具体的な改善策については、ボリュームも多くなることから、後編で紹介する予定です。楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました！
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