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素晴らしい世界

昨日は夫である企業戦士とデート。

企業戦士にとって久しぶりの平日休み。
子どもたちは、二日間限定の寺子屋に参加予定。

平日にまるっと1日、二人で過ごすのは本当に久しぶり。

有休がないわけではないけれど
学校行事のためににとったり
ゴルフのためにとったり

「こうやって二人で過ごす時間のためにとったことなかったね。」

早々に子どもたちを寺子屋に送り届け、車内でそんな話をしながら出発。

何年振りかのアウトレットモールへ。

ウィンドウショッピングたけでも十分楽しいと思うのだが、

企業戦士とのお買い物。
そんなわけにはいかない。

「嫁ちゃん、今日おめあてのものは?」

「えーと、バックとコートかな。いいのがあれば。」

「了解!俺は靴とセーター」

目的に向かって、一直線の企業戦士。

「目的のものを絞らなければ、限られた時間で獲得することは難しい。」

だそう。

ふらふらとお店に入って
「これ可愛いね。これもいいね。」
そんな会話も束の間、

似合うか似合わないか。買うか買わないか。

企業戦士からの圧が襲い掛かってくる。

「嫁ちゃんは、見る量に比べて買う量が少なすぎる。」

あったらいいけど、なくても済むもの。
欲しいけど、悩むもの。
そういうものは基本買わない。

「基本買わない」
そんなスタンスの私のことをよく知っている企業戦士は、定員さんとタッグを組み、あの手この手で買わせようとしてくる。

「まだ他のお店見てないから…」

と一旦出るも、
色んなお店をみて周り、

「やっぱりあそこで買おう。」

しっかり私が物色したものを見ている。

企業戦士との買い物は、強迫観念がありながら
決断力があり時間も効率的。

結果的に欲しい物も手に入り
ホクホクした気持ちになれた。

「いい加減、買いなさい!」
と言われ、人様のお金で買う。

結婚というのは素晴らしい世界である。




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