見出し画像

好きに貴賎なし

最近、クラフトビールが好きです。

好きになったきっかけは、高知のビール「tosaco」だった。知り合いのイタリアンレストランでこのビールを飲んでから、僕はクラフトビールに興味を持った。まさからゆずや山椒といった日本の素材がビールに合うとは!そこからクラフトビールにのめり込んだ。旅行に行けばその土地のクラフトビールを探した。気になるものがあれば、ネットで買ってみたり。お酒を飲む機会があれば、クラフトビールを第1候補にする日々が始まった。

クラフトビールのいいところは、①それぞれに個性があること、②ちょっと飲むのにちょうどいいこと、③パケ買いが楽しいこと。だと思っている。①それぞれに個性があって、味や風味が違うから毎回楽しめるし、②たくさん量が飲めないので、クラフトビールサイズ(250〜350mlくらい)がちょうどいい。それに③ラベルにもこだわりがあってパッケージ買いが楽しい。ラベルで味を予想してみるけれど、結構裏切られることもある。それもまた、いい。

僕はそんなにたくさんお酒が飲めるわけでも、お酒の種類に詳しいわけでもない。そんな僕がクラフトビールを好きだと堂々と言えるようになったのは、「北欧、暮らしの道具店」の「チャポいこ」のおかげである。第60夜、自信を持って好きと言えること、で、よしべさんが「ちょっと好きがほんとうに好きかもしれないのにね。」と言ってくれた。その言葉に救われた。ちゃんと好きでいなければならないから、この好きは好きではないのかもしれないと、いつの間にか自分の好きが狭まっていた。ちょっと好きでも本当に好きだから、僕はクラフトビールが好きだと、胸を張って言える。

僕の地元にも小さなbreweryができた。雄大な自然を眺めながら飲むビールの美味しいこと。なこなか地元に帰るのが難しい今は、その美味しさを反芻しながら、また飲める日を楽しみにしよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?