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「認知をされる」ということ。

どうも。
昨シーズンが終わってから、初めて書くnoteです。半年近く放置してましたね(白目)。

昨季は三重ホンダヒートの公式戦を追いかけて、観戦記として主に活用していたnoteでしたが、今回はちょっと視点を変えて。
書く事は三重ホンダヒート関係の事には変わりは無いのですが←


変革が続く日本ラグビー界。
その内の一つ、「運営のプロ化を目指す」(※プロチームを目指す、では無い(重要))と言う名目も含めて、昨季から始まったジャパンラグビーリーグワン。

チームを問わず実際試合会場に行かれた方はご存知やとは思いますが、トップリーグ時代と比べても、試合運営のスタイルが明らかに変わりました。
どうしてもそこばかりに目が行きがちですが、実は他にも明らかに変わった所があって。

いわゆる「広報・普及活動」の幅が広がってる点です。

ショッピングモールや街のイベントに、ラグビーチームの選手が参加するアレ。
他にも地域の学校の通学の見回りや特別授業等も、行われる回数やチーム数も、各チームの各種SNSを見てても増えてますよね。

私の贔屓チーム・三重ホンダヒートも今季は過去最大級にそういう活動を行ってて(恐らく今まで「大人の事情」で出来なかったんやろうな、と言うのはずっと見て来てて推測は付くのですが。モゴモゴ(-x-)←)、私も現地に足を運んでおります。
「過去最大級」という言い回しをしている通り今まで全く行って無かった訳では無く、18年・19年辺りにそう言った活動が三重県内のイオンモール(鈴鹿・東員・津南)で開催されています。
三重国体が21年に開催予定で、コロナの影響で中止になってしまいましたが、三重ホンダヒートがラグビーフットボール競技・成年男子の部に選手を派遣している関係で、その広報活動も兼ねての物でした。

 で、今年都合6回(鈴鹿×4・四日市・津)見ましたが、感じたのは

「三重ホンダヒートと言うチームの存在を知られてない」

って事実です。
活動はSNS等で告知は当然されてますが、それを目当てに来られてる方って、ほんまに数える程なんやなぁ、と。

恐らく埼玉パナソニックワイルドナイツとか東京サントリーサンゴリアスとかコベルコ神戸スティーラーズとか、あと横浜キヤノンイーグルス辺りかな?は普通にチーム/選手目当てに来る人はもう少しおるんやろうなぁ、と実際最近のイベントに行った訳では無いから推測にしかなりませんが、SNSとか見てても思ったり。

15年・19年W杯のラグビー日本代表の躍進もあって、一昔前よりは「ラグビー」と言う競技の認知が一般(ラグビーファン以外)の方の間でも上がってはいると思われますが、なかなか馴染みの無い競技なので、致し方ない部分もあるのでしょう。
このnoteを書いてる時点で、もうしばらくしたら始まるサッカーW杯カタール大会、かつての事を考えたら話題にする人が減ってる、って話を良く見かけますが、一世を風靡したサッカー日本代表でもそんなもんなんですからね・・・。
大会が始まって、日本代表が戦績を収めたらちょっとは変わるのかもですが、恐らく一過性の物なのは過去の各競技(五輪とか)を見ても明らかであって。

と言うのも、ラグビーでも三重ホンダヒートがまだHonda HEATやったトップリーグ時代に数回体験しているから、です。

15年W杯で一躍時の人になった五郎丸選手が所属するヤマハ発動機ジュビロ(現・静岡ブルーレヴズ)とコカ・コーラレッドスパークスの試合が併催される関係で(Hondaはサントリーサンゴリアス(当時)と第1試合・ヤマハとコーラは第2試合)、W杯直後のシーズンの熊本のうまかな・よかなスタジアム(現・えがお健康スタジアム)が満員に近い集客になりました。
19年W杯で日本代表に選出されていたレメキ選手(現・NECグリーンロケッツ東葛)や具選手(同・コベルコ神戸スティーラーズ)、優勝した南アフリカ代表やったスナイマン選手(同・マンスター(URC))等、Hondaにも有名選手が所属していて、近くで開催されるから観てみようか?と言う人も多かったのでしょう。同じくW杯直後のシーズン地元開幕戦・ホームスタジアムの三重交通G鈴鹿が超満員(7000人近く?)になりました。

でも、先述した通り一過性の物でした。
当然、それをきっかけにラグビーに興味を持って、日本代表や今は無くなったサンウルブズが参戦していたスーパーラグビー、トップリーグやリーグワン・その他各グレード/カテゴリーの試合会場に足を運んでる方・TVやネット配信で試合を観られてる方もおられます。
昔のnoteにも書きましたが、そういった方にTwitterをフォローされて、私も今も交流を続けてたりします。

ただ、割合で言ったらほんまに一部の人なんでしょうね。現地に行ったら痛感します←

先日、クボタスピアーズ船橋・東京ベイに所属する岸岡選手が、興味深いツイートをされてました。

途中飛ばしちゃってて申し訳無いんですが(ぶら下がってる御本人のリプを読んで戴ければ幸い)、実際試合を行う選手がこういう視点を持って発信されてるのはいいですね(出来る・出来ないは色々あるとして)。
三重でも、地上波(NHK三重ローカル)のニュースで特集された際、当時のチーム広報担当の方が日本代表関係で発生した一過性の集客についてコメントされてたので、現場のスタッフの方も恐らくこういう認識なんでしょう。

サッカーを見てても、Jリーグが発足して30年。
「日本代表に選ばれた選手が居るから観に行く」フェーズはとっくの昔に通り過ぎて(J所属選手がそんなに選出されてないのもあるのかも、ですけど←)、「おらが街のチームに居た選手が海外に行って活躍して、代表に選ばれたわ。誇らしい」「日本代表?別腹・別物。何なら興味無い。それよりおらが街のチーム!」

ですもんね。

私常々noteでも書きますが阪神ファンで、野球も来年WBCが行われるので野球日本代表・侍ジャパンの強化試合が行われてましたが、Twitter上で見かける阪神ファンの皆さんは阪神の選手も選ばれてるのに殆ど興味を持って無くて、何なら「呼ぶな」「怪我すんなよ」「そんなんええから安芸(阪神の秋季キャンプ地)にはよ来い」「ワイは阪神しか観んよ。おーん」ぐらいの勢い。
ラグビー/サッカーとプロ野球ではリーグの成り立ち・目的が違うので、って部分も考慮すべきでしょうが、岸岡選手の言葉を借りるまでもなく、別軸で考えるのがいいんでしょうね。うん。


話は戻りますが、近年コロナの影響もあって出来なかった、直接触れ合ってアピール出来る場がようやく解禁されたのは大きいかな?と、イベントに足を運んで感じております。これはラグビー以外の競技でも同じでしょう。

言ってる事が矛盾しちゃいますが、ショッピングモール等で行われるイベントは、どちらかと言うと「そのチーム・選手のファンで、それを知ってて来る人」より、「全然何も知らない人がそれこそたまたま通り掛かって、知るきっかけにしてもらう」物なんですよね。
これは現地で見ててもめっちゃ感じます。皆さん新鮮な目でラインアウトやタックルの実演を見てますもん。
そういった物も生で観る機会が、他は試合会場でしか無いですからね。

SNSでの発信って物凄く大事ですけど、見られる機会が無ければ知られる事も無いんですよ。
先述のサッカーW杯の話も、私のTwitterでのフォロー先にサッカー好きな方がそんなに居ないのは居ないんですが、その手の情報がマスコミ関係のアカウントのツイートでしか流れて来なくて、Twitterのアルゴリズムが云々言われてる昨今ですが、ほんまに別世界の話の様。

「届かない情報は、存在していないのと同じ」

を私のタイムラインでは地で行ってます。これに関しては。

て事は、ラグビーも同じですよね。

リーグワンのチームも各種SNSを開始してますが、SNSの公式アカウントを見る(フォローする)人って「その情報を明確に欲しがってる人」の割合が間違い無く高いですもんね。
わざわざアカウント作らんとアレな訳ですし(作らんでも見れるけど←)。



三重ホンダヒートが、先月から三重テレビの「Mieライブ」内で、月に1回「HEAT LIVE」というチーム情報発信コーナーを始めました。三重テレビが観れない地域の皆さん向けにも、チーム公式YouTubeチャンネル「HEAT TV」で後日発信されてます(上記のリンク元)。
テレビ離れガー!と言われて久しいですが、SNSをやってる(見てる)人の方が何だかんだ言うて少ないですし、何より「地上波」です。多角的に知って貰うきっかけを持つのはとてつもなく大事。大事です。


(とても待ち遠しいですソワソワ←)

今月頭、コベルコ神戸スティーラーズが昨シーズンから続けている、神戸・三宮の地下街「さんちか」でのチーム宣伝広告をリニューアルしました。


これも多角的なチームを知って貰うきっかけな訳ですが、注目は2枚目の画像。
割と本気で、チームを問わず現場の方の総意やと思います。

まずは知って貰う。
興味を持って貰う。
何でもいいから触れ合って貰う。
そして観て貰う(映像でも良いから)。
で、現地に来て貰う。
また来よう、と思われる。
グッズも買っちゃう。
ファンクラブも入るかぁ?
ファンクラブもグレード上げちゃう❤️
仕方ねぇなぁ?ホストゲームだけじゃ無く、ビジターゲームも行ってみるかぁ?(逆もまた然り)
そして最終的に、

ようこそ沼へ←

ってピラミッド(?)の底の部分、まずは知ってもらう=認知が無いと、どんだけうちは強いんですー!有名な選手・日本代表も居てますー!日本で1番地元で愛されてるんですー!歴史もありますー!ラグビーおもろいんですー!

って言うた所で、しゃーないんですよね。
知らんねんもん。
知られなきゃ、興味を持たれる事も無いですから。

※このピラミッドも、随所随所で越えるべき壁がありますけど(小声)←

私も含めて、ファンが出来る事って応援は当然なんですが、その一環でまずはやらしい話「お金を落とす」(←常々Twitterで言うてて、ラグビーファンは他競技に比べてもここが決定的に弱い。静岡の山谷社長が「個人単価は他競技に比べても高い」ってコメントされてたけど、その絶対数が少ない。この話は後日別にしましょう)。

あとはアレや。
「情報は拡散する」
ですね。

さっき言うたアルゴリズムの話も含めて、デフォで時系列じゃ無くてトップツイートが表示されたりアレな仕様になってだいぶ経過したTwitterですが、Instagram等と比較しても、情報の速報性と拡散力は上なんですよ(Instagramも時系列で表示されませんが、Twitterは右上の✨マーク押したら時系列に切り替えは出来るので)。

で、Twitterでも最近特に言うてるんですが、

「チーム公式等の情報系の呟きは、「いいね」じゃ無くて「リツイート」(両方が望ましいかもですけど)」

です。
また言うてる事が矛盾しちゃうけど←、せめてSNSをやってる方だけでもいいから、見てもらう確率を少しでも上げる手立ては、やっぱり「拡散」なんですよ。
ほんまにたまたまなんですが、私の相互フォロワーの方が学生時代にラグビーをやっておられて、チームの公式情報を拡散してたら同期の子が三重ホンダヒートでプレーしてるの知って貰えた(みたいな)んですよ。分からんもんなんです。

これまたTwitterの仕様のデフォでトップツイート表示にしてると「○○さんがいいねしました」とかで表示される機会があるにはありますが、ご自身のツイートのアナリティクスを見たら分かりますが、いいねだけされた物よりリツイートされた物の方が、インプレッション(見られた)数が多いです(そらそうよ)。

余談ですが、埼玉パナソニックワイルドナイツ公式が先月辺りから、かなりの割合で情報系のツイートを@返信可ツイート(いわゆる「クソリプ対応」ツイート。ツイートしたアカウントがフォローしてるアカウントからしかリプ出来ない)に切り替えてて、最初よっぽどクソリプが来るのかな?人気チームは大変やなぁ、と思ってましたが、

「情報を拡散して欲しい」

って意味が込められてるんかな?と推測で思ってます。

何故か。

リプがTwitterで「1番拡散に寄与しないから」です。

拡散力は
リプ<<<<<いいね<<<引用リツイート<リツイート
です(ワイ調べ)。

特にクソリプは、何のメリットも受ける側はありません(断言)。
「クソリプを封じても、(クソ)引用リツイートがある」と言う意見も見ましたが←、クソ引用リツイートはまだ情報が拡散される力があるだけ「マシ」です。リプと比べても、する方は少ないですが。

※そもそも、ラグビーに限らず公式アカウントのツイートに付くリプ・引用リツイートって高確率でクソなんですけどね(Twitter廃人(三重県在住・46歳)談←こらっ!)。

発言に責任を感じたので、三重ホンダヒートの公式ツイートをクソ引用しときました←


※三重ホンダヒートの公式の中の人、すいません←

毎度の事ながら脱線しましたが←、一人でも多くの方に知って貰って、一人でも多くの方に試合を観てもらえれば、ってのはチームを問わず、ファンの皆さんも思ってる事やと思います。

ファン一人が出来る事って限られてますからね。
どのチームも、広報の皆さんが頑張ってはるのは見てると思います。

競技は違いますが、横浜Fマリノス等の運営で実績を残して来られてる、現J3・カターレ富山の左伴社長のツイート。

富山の選手の言葉。
これもまた、競技を問わずこういう活動を行う選手・スタッフの方の総意でしょう。
最後まで矛盾しますが←、広報活動や掲示物を見掛けたら、「見たよー!」「参加したよー!っ」て報告をSNS上で行うのも、ファンが出来る手助けですよね。知って貰えるきっかけでもあるのは元より、きっと喜んで貰えるから。



頑張ってるのは選手だけじゃ無いんですよ。
だからファンもひと押しして欲しい、と言う願いも込めて。


追記・このnoteを書いた後も11/23(水・祝)に本田技研工業のお膝元でもある三重県鈴鹿市のイオンモール鈴鹿でイベントが行われて、大盛況でした。

そして、


三重ホンダヒートの選手・スタッフの皆さんの広報活動もあって、開幕戦の無料招待枠、見事に埋まりました。開始1週間程ちゃいましたっけね?良かったです。

あとは一人でも多く、続けて観に来る方が増えれば。

沼にはまる方が出て来れば←

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