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あれから2年。「外出自粛」のアナウンスに、今だからこそ問いたい事。
皆さんこんにちは!
現在友人と3人で「焼き菓子工房マーニー」という小さなネット販売のお菓子屋さんを運営しております、陰地加奈子(おんじかなこ)と申します。
最近、確定申告の手続きが終わりまして、”自称”だった社名(事業所名)が、やっと公式なものになりました。
今日は、そんなうちの社名「i Miss(アイミス)」に込めた想いについて、お話ししたいと思います。
#「i Miss」とは?
簡潔にいえば、何かを大切に愛おしく想う「感情」をあらわす表現です。
私は、「i Miss」という社名に、「大切な人を想う気持ち」の意味を込めました。
私たちのお菓子を、「大切な人と一緒に」楽しんで欲しい。もしくは「大切な人を想って」買って欲しい。
そんな想いが込められています。
そのように名付けた背景のひとつには、高校時代の出来事があります。
私は、高校2年の初夏に母を癌で亡くしました。
母は、急な余命宣告を受けても、最期まで強かったのですが、
一方私自身の心はとても弱っていました。
お別れをした後も、"失った感覚"は消えず、どこか世界と自分が乖離しているような気持ちでしたが、
そんな私を救ったのは、他でもない、母と過ごした幸せな記憶です。
母が私の母で良かったし、私が高校2年生になるまで生きていてくれて良かった。そう、思えました。
その時私は、「人はいつ死ぬかわからない」という当たり前の事実を目の当たりにして、
いかに何でもない毎日が大切かを実感しました。
#再びの別れ
それから時は経ち、私は大学に行き、テニスサークルに入り、信じられないくらい楽しい日々を過ごします。
そんな楽しかった大学も途中で辞め、自分の夢を追いかけてケーキ屋に入り、いくつかの店舗を転々としていた、その矢先のことでした。
今から約2年前のある日、私は仕事が終わって少し休憩していました。
急に大学時代同じテニスサークルだった友人から、電話がありました。
「いきなりごめんな」
「実は、、、〇〇が、亡くなってん」
原因は、"定かでは無い" と、言われました。
同じサークルの1人の友人の、突然の訃報でした。
そして、その数ヶ月後、同サークルの先輩が亡くなってしまったという連絡が耳に入ってきました。
今度は事故死との事でした。
友人は、大学時代、カラオケボックス「ジャンカラ」でオールをしたり、時には山登りをしたり、一緒に馬鹿なことも沢山した、仲間の内の1人でした。
「かなこ久しぶり」と笑ってくれたあれは、いつの事だったでしょう。
彼が最後に何を思ったのか、彼に一体何があったのか、
私たちと一緒にいた時間はどのように捉えていたのか、もう思い出しもしなかったのか、、。
考えても考えても、答えはありません。
先輩は、私がサークルに入るきっかけを作ってくれた先輩のうちの1人でした。テニスを教えるのが上手で、常に周りを明るくさせる天才でした。
一方酔っ払うとタチが悪い事で有名で、酔ってる時の先輩とは関わった回数は少なかったです。
でも、最後に会った飲み会では、先輩は覚えていないでしょうが、私との思い出(間違えている)を話し、ハグをしてきました。
それが、私にとっての先輩との最後になりました。
正直その友人とも、先輩とも、しばらくは会っていませんでした。
「もっと自分にできる事があったんじゃないか」
「もっとちゃんと会っておけば良かった、話せば良かった」
後悔が止まりませんでした。
母を亡くした時、大切な人との時間を大切にしようと心に誓ったはずなのに。
急な知らせの前で、私は完全に無力でした。
いつも近くにいる人だけが、大切な人じゃない。
きっと、「いなくなって寂しい」と思える人はすべて、自分にとって「大切な人」なんだと、
改めて今ここで、胸に刻んでおきたいと、思います。
#最後に
今、社会全体で「不要不急」は "悪" とされ、
気軽に好きな人と飲みに行ったり、会ってお話したりすることが、許されないような世の中になってしまいました。
でも
-あなたは、本当にそれで大丈夫ですか?
-あなたにとって今、大切な人は、誰ですか?
-あなたにとって今、大切なことは、何ですか?
、、、
いつ誰がどうなるかなんて誰にも分からない。
でも、だから、どうかできるだけ、絶望的な後悔だけはしませんように。
あなたも、わたしも。
*
「誰かとその大切な人との幸せな時間」を支えたい。
私が実店舗を持ちたい理由は、昔からやっぱりブレずにそのままなのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
あなたにとっての「大切な人」のことを思い出して下さった方、
「がんばれよ」と少しでも応援していただける方、
、、、、
スキ、フォロー、良ければ拡散も、ぜひお願いします。
毎度毎度、申し訳ございません。
前回のnoteは、ありがたい事に皆さんの応援のおかげで「29,584人」の方のタイムラインに乗り「898人」もの方に目を通していただき、
見ての通りたくさんの「スキ」と「いいね」をいただくことができました。
そして、Twitterとnoteで、合わせて45人以上の方がフォローをして下さいました。
また、多くの方からのメッセージには、胸がいっぱいなりました。
本当に本当に、ありがとうございます。
でも、夢を実現させるためには、まだまだ頑張りたいです。
また皆さまのお力を貸していただけると、とっても嬉しいです。
それでは!今日もぐっすり眠れますように。
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