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黛灰さんのこと
ずっと追っていたわけじゃなくて、偶然見つけた切り抜き動画から、声の低い人だなとか、一言が面白いなとかそんな感じで初めて登録したVtuberだった。私の心がちょっと弱っていた時期もあって、過去の長いマインクラフトのアーカイブを漁るように見ていた。不思議と落ち着く配信と言葉選び。普段は明るく楽しいゲーム実況を見ていたからすごく新鮮だった。そこからにじさんじにつながって面白いことしている人がたくさんいるんだと、みたいものばかり見ている私の視界がちょっとだけ広がるきっかけだった。
配信の他に黛灰の物語があって途中まで調べて私は見るのをやめてしまった。なんだかついていけそうになかったから。現実とバーチャル、どこで生き続けるのかの選択肢を見ている側に委ねるところがどうしても納得いかなかった。物語を隅から隅まで見ていたら納得できたのだろうか。(見ている側も巻きこむ体験型の物語というのはすごい面白いなと思った)とにかく私はTwitterのアンケートには投票しなかったし、ずっと自分のことは自分で選択してくれと思っていた。
最近は別のライバーをみたりK-POPみたりしていてこんなにさびしい気持ちになるとは思っていなかった。黛灰さんがにじさんじの活動終了を自分で選択して選んだことが嬉しかった。辞めてほしかった訳では決してなくて、彼らが生きている意志がないなら意味がないと思うから。私の中でのVtuber界での実家のようなチャンネルだったなと思う。さみしくなるな。元気でいてくれたらいいな。挨拶のどーも、も好きだったけど終わるときのお疲れさま、またね、も好きだったな。
始まりがあれば終わりがあるというのはそのとおりで、黛灰さんの3年間の物語と活動をちょっとでも楽しめたことが本当にありがたいなと思う。
どこかで生きていく黛灰さんの選択に幸多からんことを。
お疲れさま、またね。
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